2026年10月21日

ChatGPT Slidesとは?リアルタイム共同編集とPowerPoint書き出しを解説

ChatGPT Slides(チャットジーピーティー・スライズ)は、OpenAIがChatGPT内で提供しているスライド作成機能で、資料の作成から共同編集、プレゼン、書き出しまでをChatGPTの中で完結できるようにするものです。今回、リアルタイムでの共同作業とスライド上での直接編集ができるようになりました。

室谷室谷代表取締役
ChatGPT Slides、ついに「作るだけの機能」から「みんなで仕上げる機能」になったんですよね。OpenAIが公式に発表していて、デッキを共有して同時編集、コメントまでChatGPT内でできるようになりました。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
単にスライドが作れるという話じゃないんですよ。資料づくりって、作った後のレビューと修正の往復が本体じゃないですか。

そこがChatGPTに戻ってきたのが今回のポイントです。

ChatGPT Slidesとは?今回何が新しくなったのか

ChatGPT Slidesで今回追加された主な機能
リアルタイム共同作業
デッキを共有し、編集権限を持つ人が同時に編集できる
コメント
共有コメントで変更点を議論し、協力者を@メンションできる
スライド上での直接編集
テキスト、グラフ、画像、図形、表をその場で編集できる
AIへの修正依頼
要素を選んで「Request edits」、またはプロンプトバーから変更を指示できる
発表と書き出し
ChatGPT内でプレゼン、またはPowerPoint/PDF/Google Slidesへエクスポート
室谷室谷代表取締役
まず前提を揃えると、ChatGPT SlidesはOpenAIが提供しているChatGPT内のスライド作成機能です。会話の中で依頼すると、編集可能なプレゼンテーションを作ってくれる。

これまでは一人で生成してファイルとして書き出す性格が強かったんですよね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
そこに今回、大きく3つが足されました。1つ目がリアルタイム共同作業、2つ目がスライド上での直接編集、3つ目がChatGPTやdotへのメンションによる修正依頼です。

整理するとこうです。
  • リアルタイム共同作業:デッキを共有し、編集権限を持つ人が同時に編集できる
  • コメント:共有コメントで変更点を議論し、協力者を@メンションできる
  • スライド上での直接編集:テキスト、グラフ、画像、図形、表をその場で編集できる
  • AIへの修正依頼:要素を選んで「Request edits」、またはプロンプトバーから変更を指示できる
  • 発表と書き出し:ChatGPT内でプレゼン、またはPowerPoint/PDF/Google Slidesへエクスポート
室谷室谷代表取締役
地味に効くのが「要素を選んでRequest edits」なんですよ。スライド全体を作り直すんじゃなくて、この図だけ、この文言だけを直せる。

実務だとそこが一番多いんですよね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
講座でも受講生さんが「全部作り直されるのが怖い」と言うんですよ。要素単位で指示できるなら、レビューの心理的なハードルが下がりますね。

ChatGPT Slidesでできること——共同編集・コメント・スライド上での直接編集

ChatGPT Slidesでできること
共同編集(単位はデッキ)
デッキを共有すると編集アクセスを持つ人が同じデッキを同時に編集できる
共有コメントと@メンション
コメントは共有コメントとしてデッキに紐づいて残り、協力者を@メンションして議論できる
コメント対応をAIに委任
ChatGPTや常時稼働型AIエージェントdotに@メンションし、指摘の反映を任せられる
コメント専用アクセスは未対応
閲覧だけ・コメントだけの人を分けて招待する使い方は提供開始時点ではできない
スライド上での直接編集
テキスト、画像、図形、表、グラフをプレゼンテーション上で直接編集できる
フォントは環境で変わる
Webはブラウザで利用可能なフォント、デスクトップはPCのシステムフォントを使用。最終確認は共有前・発表前に
室谷室谷代表取締役
共同編集の単位は「デッキ」です。プレゼンテーションをチームメイトに共有すると、編集アクセスを持つ人が同じデッキを同時に編集できる。

コメントは共有コメントとして残り、協力者を@メンションして議論できます。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
ここで面白いのが、コメントへの対応をAIに振れるところです。フィードバックをChatGPTに@メンションして更新させる、あるいは自分のdotに@メンションする。

dotはユーザーに代わって作業する常時稼働型のAIエージェントですから、指摘を拾って反映する流れを人が全部やらなくていいわけです。
室谷室谷代表取締役
MYUUUでも資料レビューって、指摘が散らばるのが一番しんどいんですよ。コメントがデッキに紐づいて残って、それをAIに渡せるのは大きいですね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
ただし、コメント専用アクセスは提供開始時点では未対応だと公式に明記されています。閲覧だけの人、コメントだけの人を分けて招待する使い方は、現時点ではできないと考えておいたほうがいいです。
室谷室谷代表取締役
直接編集の範囲も公式に書かれていて、テキスト、画像、図形、表、グラフをプレゼンテーション上で直接編集できる。Webではブラウザで利用可能なフォントがフォントピッカーに出て、デスクトップで作る場合はPCにインストールされたシステムフォントを使えると。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
フォントの挙動は地味に大事ですよ。同じデッキをWebで開くかデスクトップで開くかで見え方が変わり得るので、最終確認は共有前・発表前に必ず、というのが公式の指示でもあります。

ChatGPT Slidesの使い方・始め方——会話や共有ファイルから作成する手順

ChatGPT Slidesの始め方(2ルート)
  1. 01
    WorkでChatGPTに依頼
    スライド・プレゼンテーション・デッキを依頼し、トピック・想定する聴衆・扱う素材を伝える
  2. 02
    会話かソースファイルを用意
    既存の会話を使うか、ソースファイルを添付する
  3. 03
    Spaceで開く
    ChatGPTが編集可能なプレゼンテーションを作成し、Spaceで開ける
  4. 04
    Spaceから始める場合
    「Create」→「Slide」を選び、白紙かテンプレートから始める
  5. 05
    テンプレートを活用
    例となるデッキをChatGPTに共有し、スタイルとレイアウトの指針にする
室谷室谷代表取締役
始め方は2ルートあります。1つはWorkでChatGPTに依頼するルート。

もう1つはSpaceから作るルートです。公式の手順はこうなっています。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
順番に整理しましょう。
  1. WorkでChatGPTにスライド・プレゼンテーション・デッキを依頼する。トピック、想定する聴衆、扱う素材を伝える
  2. 既存の会話を使うか、ソースファイルを添付する
  3. ChatGPTが編集可能なプレゼンテーションを作成し、Spaceで開ける
  4. Spaceから始める場合は「Create」→「Slide」を選び、白紙かテンプレートから始める
  5. テンプレートを使う場合は、例となるデッキをChatGPTに共有してスタイルとレイアウトの指針にする
室谷室谷代表取締役
公式スレッドでは「create ChatGPT slides」と依頼する形が案内されていて、会話からでも共有したファイルからでも始められるんですよね。ゼロから書くより、議事録やメモを渡すほうが現実的です。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
公式ページにはプロンプト例も載っています。「このノートから6枚のプロジェクト更新スライドを作成し、進捗・リスク・次のステップを扱い、my project updateテンプレートをスタイルとレイアウトの指針にする」という形ですね。

トピックだけでなく、聴衆と素材と型を渡すのがコツです。
室谷室谷代表取締役
テンプレートは自分で作ることもできます。template-creatorで再利用可能な型として保存して、チームのPluginsに入れて共有する。

これは組織で使うなら効いてきますね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
資料作成の依頼って、実は「何を変えないか」を伝えるのが難しいんですよ。公式のドキュメントでも、変えてほしくない点と編集してほしい場所を具体的に伝えることが推奨されています。
室谷室谷代表取締役
既存デッキを参照させる使い方も書かれていますね。レイアウト、タイポグラフィ、色、ロゴ、セクション構造を保ち、現在の内容と承認済みの数値は維持して、合わない点は指摘する。

この指示の形はそのまま使えます。

PowerPoint・Google SlidesへのエクスポートとChatGPT内プレゼン

室谷室谷代表取締役
仕上げたデッキはChatGPT内でそのままプレゼンできます。そしてWebではPowerPoint、PDF、Google Slidesにエクスポートできる。

PowerPointは.pptxとして編集を続けるため、PDFは閲覧用のコピーを共有するため、Google SlidesはGoogleスライドで作業を続けるためです。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
ここは検索でも多いところですよね。ChatGPTで作ったスライドを既存の業務フローに載せられるか。

答えは、公式にはこの3形式への書き出しが案内されています。
室谷室谷代表取締役
ただし公式が繰り返し書いているのが、書き出したファイルを開いて内容と書式を確認してから使うこと。エクスポートはゴールじゃなくて検品ポイントなんですよ。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
あと、PowerPointやKeynoteがPCにインストールされていれば、そのアプリで開くこともできます。macOSではFinderでファイルを表示できると。

ここは環境依存なので、自分の環境で一度試しておくのが確実です。
室谷室谷代表取締役
混同しやすいのがChatGPT for PowerPointです。これはMicrosoft PowerPointの中のサイドバーで動く別製品で、Microsoft Marketplaceからアドインとして入れるものなんですよね。

Slidesとは別物として整理したほうがいいです。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
そうですね。PowerPointの中で開いているファイルを直したいならアドイン、ChatGPT内でデッキを作って共同編集したいならSlides。

用途で分かれます。アドイン側はFreeからEnterpriseまで幅広く提供されていて、FreeとGoは利用量が限定されるという違いもあります。
室谷室谷代表取締役
ちなみにChatGPTのチャット履歴の持ち出し方はChatGPTのエクスポート完全ガイドで詳しく解説しているので、資料の素材をまとめて渡したいときはそちらも参考になります。

料金と提供範囲——使えるプラン、日本での利用、Windows 10での注意点

室谷室谷代表取締役
ここが実務で一番大事なんですけど、SlidesはChatGPT Pro、Business、Enterpriseプランで、Spaceアクセス付きのアカウントが対象です。公式には「適格なアカウントにロールアウト中で、まだ表示されない場合はアカウントで利用できない可能性がある」と書かれています。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
つまり、PlusやFreeで今すぐ使えるという案内ではないということですね。ChatGPTの料金はFreeが0ドル、Goが月8ドル、Plusが月20ドル、Proが月100ドルからと公式の料金ページにあります。

Slidesの対象はPro以上で、Spaceアクセスが条件です。
室谷室谷代表取締役
日本での利用可否について、公式ページに国別の制限は書かれていません。ただしロールアウト中なので、アカウントによって表示時期が違うというのが正確なところです。

現時点で日本向けの個別アナウンスは明らかにされていません。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
Windowsの注意点も見逃せないんですよ。必要なMXCコンポーネントがないWindows端末では、デスクトップアプリでのローカルなAIスライド作成・編集は共同編集型SlidesではなくPowerPoint(.pptx)ファイルを使う形になります。

Windows 10はこのコンポーネントに対応しておらず、Windows 11でもアップデートが必要だったり、組織側で有効化が必要だったりする場合があります。
室谷室谷代表取締役
その場合はクラウドモードか、Web版のChatGPTで共同編集型Slidesを作成・編集する。Windows 10を使っているチームは、ここを先に確認しておかないと「機能が見えない」で詰まるんですよね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
プランごとの違いを整理するとこうです。
項目内容
Slidesの対象プランPro、Business、Enterprise(Spaceアクセス付き)
提供状況適格なアカウントへロールアウト中
コメント専用アクセス提供開始時点では未対応
書き出し形式(Web)PowerPoint、PDF、Google Slides
Windows 10必要コンポーネント非対応。Webかクラウドモードを利用
ChatGPT for PowerPoint別製品。Free〜Enterpriseで提供、Free/Goは利用量限定
室谷室谷代表取締役
プランごとの位置づけはChatGPT Goとは?でも整理していますが、Slides目的ならPro以上が前提になるので、まずそこを押さえておきましょう。

リアルタイム共同編集で資料づくりはどう変わるか——狙いと残る制約

室谷室谷代表取締役
OpenAIの発表の書き出しが「デッキを仕上げ、全員を同じページに乗せる」なんですよ。これが狙いそのもので、資料作成は一人で完結しないという前提に立っているんですよね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
資料づくりの工程を分解すると、素材集め、構成、生成、レビュー、修正、発表準備です。これまで生成だけがChatGPTで、レビューと修正はチャットやメールに散らばっていた。

今回そこが同じ場所に寄ったわけです。
室谷室谷代表取締役
実務的には、コメントをAIに渡して反映させる流れが一番インパクトありますよね。指摘を人が拾って手で直す作業が減る。

ただし、AIの出力は間違うことがあるので、共有前・発表前にテキスト、図表、レイアウトを確認する。これは公式が明記している前提です。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
残る制約もはっきりしています。コメント専用アクセスは提供開始時点で未対応。

テンプレートへの完全準拠や高度な図形・グラフ編集、スライド管理の編集は手作業の調整が残りうる。公式ドキュメントも、テンプレート一致や高度なチャート・図形・書式・スライド管理の編集には手動の作り込みが必要になり得ると書いています。
室谷室谷代表取締役
あと、大きな変更をする前にデッキを複製しておくこと。これは公式のドキュメントにも書かれている運用の知恵なんですよね。

戻せる状態を作っておく、これに尽きます。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
講座で受講生さんに伝えているのも同じで、AIに任せる範囲と人が確認する範囲を最初に決める。Slidesは共同編集で人が入る前提の設計なので、そこは相性がいいですね。
室谷室谷代表取締役
資料の素材をChatGPTに渡す流れを作るなら、APIとの使い分けも知っておくと幅が広がります。ChatGPT PlusとAPIの違いも参考にしてください。

よくある質問

室谷室谷代表取締役
ここからは、検索でよく聞かれる点を公式情報ベースで整理していきますね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
まず基本からいきましょう。

ChatGPT Slidesは無料で使えますか?

テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
公式にはPro、Business、EnterpriseプランでSpaceアクセス付きのアカウントが対象とされています。FreeやPlusでの提供についての案内は、今回の公式情報にはありません。

現時点では明らかにされていない、というのが正確なところです。

日本で使えますか?

室谷室谷代表取締役
公式ページに国別の制限は書かれていませんが、適格なアカウントへ順次ロールアウト中とされています。自分のアカウントに表示されない場合は、まだ利用できない可能性があるという案内です。

日本向けの個別発表は現時点では明らかにされていません。

チームで同時に編集できますか?

テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
はい。プレゼンテーションをチームメイトに共有すると、編集アクセスを持つ人が同じデッキを同時に編集できます。

共有コメントで議論し、協力者を@メンションできます。ただしコメント専用アクセスは提供開始時点では未対応です。

コメントだけできる閲覧者を招待できますか?

室谷室谷代表取締役
提供開始時点ではコメント専用アクセスは未対応と公式に明記されています。閲覧専用やコメント専用の招待を分けたい場合は、現状はできない前提で運用を考える必要があります。

PowerPointやGoogleスライドに書き出せますか?

テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
WebではPowerPoint、PDF、Google Slidesへのエクスポートが案内されています。PowerPointは.pptxとして編集を続けるため、PDFは閲覧用のコピー、Google SlidesはGoogleスライドで作業を続けるためです。

書き出したファイルは開いて内容と書式を確認してから使いましょう。

既存の資料やファイルからスライドを作れますか?

室谷室谷代表取締役
はい。Workの会話で既存の会話を使ったり、ソースファイルを添付したりできます。

Spaceから始める場合は白紙かテンプレートを選べます。例となるデッキを共有してスタイルとレイアウトの指針にすることもできます。

ChatGPT内でプレゼンできますか?

テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
できます。ChatGPTから直接プレゼンするか、PowerPointやGoogle Slidesなどに書き出して続けるかを選べます。

プロンプトのコツはありますか?

室谷室谷代表取締役
公式が示しているのは、トピックだけでなく聴衆と素材を伝えること、変えてほしくない点と編集してほしい場所を具体的に伝えること、大きな編集の前にはまず計画を出させることです。要素を選んでRequest editsを使うと、狙った箇所だけ直せます。

Windows 10でも使えますか?

テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
Windows 10は必要なMXCコンポーネントに対応しておらず、デスクトップアプリの共同編集型Slidesは使えません。Webのクラウドモードか、Web版のChatGPTで作成・編集する形になります。

Windows 11でもアップデートや組織側の有効化が必要な場合があります。

ChatGPT for PowerPointとは何が違うんですか?

室谷室谷代表取締役
ChatGPT for PowerPointはMicrosoft PowerPoint内のサイドバーで動く別製品で、Microsoft Marketplaceからアドインとして追加します。FreeからEnterpriseまで提供され、FreeとGoは利用量が限定されます。

ChatGPT内でデッキを作って共同編集するならSlides、開いているPowerPointファイルを直すならアドイン、と使い分けるのが分かりやすいですね。
テキトー教師テキトー教師DotAI 認定講師
最後にひとつ。生成されたスライドの品質やデザインの実力については、公式がテンプレート準拠や高度な編集に手作業の調整が残りうるとしている以上、過信は禁物です。

まずは小さめのデッキで試して、自組織のテンプレートと運用に合うかを見るのが現実的だと思います。
室谷室谷代表取締役
そうですね。作る・直す・見せるが同じ場所に来たのは間違いなく前進なので、まずは手元の資料で一度回してみるのがいいと思います。

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