室谷代表取締役OpenAIがChatGPTで「チームタスク」を発表しましたね。定期的なエンジニアリング業務を自動化できる機能で、たとえば毎週金曜に「何が出荷されて、何がブロックしているか」をまとめる、といった使い方が想定されています。
テキトー教師DotAI 認定講師単にタスクを自動化する話じゃないんですよ。ポイントは「タスクの所有権を個人ではなくチームに置く」ところで、そこがこれまでのスケジュールタスクとの決定的な違いなんです。
室谷代表取締役そこですよね。作成者が休暇や異動でいなくなると止まってしまう属人化の問題を、共有所有で解こうとしている・・・と。
ChatGPTの「チームタスク」とは?何が発表されたのか
個人タスクとチームタスクの違い
個人タスク
- 個人アカウントに紐づく
- 作成者がいないと誰も触れない
- メンバー各自が個人アカウントを接続する必要がある
チームタスク
- チーム単位で共有・運用できる定期タスク
- クラウド上でチームのサービスアカウントとして実行
- 権限のある同僚が結果を確認し次の指示を更新できる
- ワークスペース管理者が承認した接続をチームで再利用可能
- 管理者承認の接続のみで統制が効きやすい
室谷代表取締役まず定義から整理しておくと、チームタスクはOpenAIがChatGPTで発表した、チーム単位で共有・運用できる定期タスクの仕組みです。タスクはクラウド上でチームのサービスアカウントとして実行され、権限のある同僚が結果を確認し、次の指示を更新できる。
テキトー教師DotAI 認定講師公式のアナウンスでも「チームメイトが結果をレビューして、次のアップデートで扱う内容を変えられる。だから自分一人でメンテナンスしなくていい」という言い方をしています。
これが今回の発表の核ですね。
これが今回の発表の核ですね。
室谷代表取締役個人のアカウントに紐づくタスクだと、作成者がいないと誰も触れない。でもチームタスクなら、チームに所属していて権限がある人が見て、直して、回し続けられる。
運用の継続性が変わるんですよね。
運用の継続性が変わるんですよね。
テキトー教師DotAI 認定講師しかもワークスペース管理者が承認した接続をチームで再利用できるので、メンバー各自が個人アカウントを接続する必要がない。ここも地味に大きいです。
室谷代表取締役セキュリティ的にも、管理者が承認した接続だけを使う形になるので、統制が効きやすい。MYUUUでも「誰かの個人アカウント依存で回っている自動化」は事故のもとになりやすいので、この設計は腑に落ちます。
テキトー教師DotAI 認定講師前提として、チームタスクはChatGPT BusinessとEnterpriseのワークスペースで利用可能です。どの機能やアクションを使えるかはワークスペースの権限で決まります。
チームタスクでできること——毎週の定例レポート作成をチームで自動化
チームタスクでできること(公式ヘルプのユースケース)
日次カスタマーチェンジダイジェスト
承認済みの情報源から作成
週次プロジェクトアップデート
進捗・ブロッカー・次のステップ・参照リンクを添えて承認済みのSlackチャンネルに投稿
会議のアジェンダとブリーフィング
選んだドキュメントと最近の更新から用意
定期的なリサーチブリーフ
選んだ情報源から作成
室谷代表取締役公式ヘルプでは具体的なユースケースがいくつか挙げられています。整理するとこうです。
- 承認済みの情報源から日次のカスタマーチェンジダイジェストを作る
- 進捗・ブロッカー・次のステップ・参照リンクを添えて、週次のプロジェクトアップデートを承認済みのSlackチャンネルに投稿する
- 選んだドキュメントと最近の更新から、会議のアジェンダとブリーフィングを用意する
- 選んだ情報源から定期的なリサーチブリーフを作る
テキトー教師DotAI 認定講師講座で受講生さんに「定例レポートが毎週つらい」と相談されることが多いんですけど、まさにそこが狙い撃ちされています。週次アップデートをSlackに投稿するところまで含めてタスクに書けるわけですから。
室谷代表取締役しかも出力のフォーマットまで指示に書ける。「進捗・ブロッカー・次のステップ、各アップデートに参照リンクを付ける」みたいに指定しておけば、毎回同じ形で出てくる。
テキトー教師DotAI 認定講師公式の例でも「これらのプロジェクトドキュメントを使って、進捗・ブロッカー・次のステップを含む週次アップデートの下書きを作る。各アップデートに参照リンクを含める」という指示が紹介されています。
室谷代表取締役実行したあとに「Previous runs」から結果を見て、必要ならEditで指示を直して、また回して確認する。この改善ループをチームで回せるのが実務的ですよね。
テキトー教師DotAI 認定講師SlackやMicrosoft Teamsから始めることもできます。組織で@ChatGPTが有効になっていれば、どのチームが所有するタスクか、いつ実行するかを指定してセットアップを依頼できる。
ただしチャットツールの会話はあくまで入口で、チームのアプリ接続が自動的に使えるわけではない点は注意です。
ただしチャットツールの会話はあくまで入口で、チームのアプリ接続が自動的に使えるわけではない点は注意です。
室谷代表取締役そこ、誤解しやすいですよね。個人のSlackアカウントでつないでいるから大丈夫、ではなくて、チームが使う接続を確認しないといけない。
チームタスクの使い方・設定手順(Settings > Teams → Scheduled > New Task)
チームタスクの作成手順(Settings > Teams → Scheduled > New Task)
- 01チームを作成・招待対象のEnterpriseワークスペースでSettings > Teamsからチームを作成し、チームメイトを招待してチームの接続を選ぶ
- 02タスクを所有させるチームを開く
- 03Scheduledで新規タスク開始チームのScheduledセクションで新しいタスクを開始する
- 04所有チーム確認・タスク名入力
- 05指示を記述使用する情報源、実施する作業、期待する結果を書く
- 06トリガーを選ぶタイミングまたはイベント条件を設定する
- 07PluginsとAdvancedを確認Modelを含む設定を確認する
- 08Createを選択
室谷代表取締役設定の流れは公式アナウンスとヘルプで示されています。まず対象のEnterpriseワークスペースで、Settings > Teamsからチームを作成し、チームメイトを招待して、そのチームの接続を選ぶ。
テキトー教師DotAI 認定講師そのあとScheduled > New Taskを開いて、チームを選択し、業務内容と実行タイミングを記述する、という順番ですね。公式ヘルプの「チームタスクの作成」では手順がもう少し細かく書かれています。
整理するとこうです。
整理するとこうです。
- タスクを所有させるチームを開く
- チームのScheduledセクションで新しいタスクを開始する
- 所有チームを確認し、タスク名を入力する
- 使用する情報源、実施する作業、期待する結果を指示に書く
- トリガーを選び、タイミングまたはイベント条件を設定する
- PluginsとAdvanced配下の設定(Modelを含む)を確認する
- Createを選択する
室谷代表取締役地味に大事なのが、モデルの選び方。自分のアカウントで使えるモデルが、チームのサービスアカウントでは使えないことがあると明記されています。
テキトー教師DotAI 認定講師あとタイムゾーンもタスクごとに保持されます。保存されたタイミングとタイムゾーンを確認してから作成・更新するように、と。
日本チームと海外チームが混在する場合は特に効いてきますね。
日本チームと海外チームが混在する場合は特に効いてきますね。
室谷代表取締役接続の準備も事前に必要です。ワークスペース管理者が承認済みの接続を設定して、チームが使えるようにしておく。
チームオーナーがその中から必要な接続を選ぶ。接続されたアカウントが情報源と投稿先にアクセスできるかを確認する。
チームオーナーがその中から必要な接続を選ぶ。接続されたアカウントが情報源と投稿先にアクセスできるかを確認する。
テキトー教師DotAI 認定講師プラグインを追加して、それが提供するツールと指示を確認するのも手順に入っています。プラグインの追加や共有と、アカウントの接続は別物なんですよ。
プラグインはツールやスキルを提供するもので、接続が実際のアクセスを担う。
プラグインはツールやスキルを提供するもので、接続が実際のアクセスを担う。
室谷代表取締役あと、アプリのサインインはタスク実行前に済ませておく必要があります。無人実行では新しいサインインを代わりに完了できないので、そこが詰まるとタスクが止まる。
テキトー教師DotAI 認定講師実行後はタスクの詳細を開いてRun nowで開始し、Previous runsから会話と結果を確認する。権限のある同僚はその会話で追加質問や結果の調整ができるけれど、将来の実行に使う指示を変えたいならEditでタスク自体を編集する、という区別も押さえておきたいです。
室谷代表取締役「今回の結果を直す」のか「次回以降の指示を直す」のか。この2つを混同すると、せっかく直したのに次回に反映されない、ということが起きますからね。
個人のスケジュールタスクとチームタスクの違い・使い分け
テキトー教師DotAI 認定講師ここが一番聞かれるところなので、表で整理しておきます。
| 観点 | 個人のスケジュールタスク | チームタスク |
|---|---|---|
| 所有 | 個人アカウント | チーム(クラウド上のチームのサービスアカウント) |
| 実行環境 | 個人の設定に依存 | クラウド上、チームの保存済み指示と接続を使用 |
| 作成者不在時 | 維持が難しい | 権限ある同僚が結果確認・指示更新できる |
| 接続 | 各自が個人アカウントを接続 | 管理者承認済みの接続をチームで再利用 |
| 継承される情報 | 個人の記憶やカスタム指示など | 作成者の個人メモリ・カスタム指示・チャット履歴は自動継承されない |
| 利用可能プラン | 対象プランで利用可 | Business / Enterprise |
室谷代表取締役この表の最後の行、地味に重要で。チームタスクは作成者の個人の保存メモリやCustom Instructions、チャット履歴を自動では引き継がないんですよ。
テキトー教師DotAI 認定講師だから指示に情報源・出力形式・レビュー基準をきちんと書き込む必要がある。逆に言えば、属人的な前提を指示に落とし込む良い機会になります。
室谷代表取締役あと、Spaceをチームと共有しても、その中身が全部毎回の実行に使われるわけではない、というのも明記されています。共有したから大丈夫、ではないと。
テキトー教師DotAI 認定講師使い分けの基準はシンプルで、複数人が継続的に関わる仕事ならチームタスク、自分だけのリマインダーや個人の調査なら個人タスク。ただ個人タスクの上限とチームタスクの支出管理は別物なので、そこは管理者の設定を見る必要があります。
室谷代表取締役個人タスクの上限はプランごとに決まっていて、FreeとGoが3、Plusが5、BusinessとEduが10、ProとEnterpriseが15です。これは個人のスケジュールタスクの話で、共有ワークの支出上限を決めるものではない、と公式ヘルプにあります。
テキトー教師DotAI 認定講師チームタスクが向くユースケースと押さえておきたい制約
室谷代表取締役向くのは、繰り返し発生して、しかも複数人が管理に関わる仕事。公式が挙げているのは日次のカスタマーチェンジダイジェスト、週次のプロジェクトアップデート、会議アジェンダの準備、定期的なリサーチブリーフでした。
テキトー教師DotAI 認定講師逆に向かないのは、単発の調べものや、自分しか関わらない作業ですね。あとは実行の仕組みを理解しておかないと期待を裏切ります。
室谷代表取締役制約を整理するとこうです。
- スケジュール実行は、無料プランだと1日1回まで。有料プランでは毎時1回までの繰り返しと正確な配信時刻に対応
- イベントトリガー型はFree/Goでは作成できず、FedRAMPワークスペースでも利用不可
- イベントトリガー型は全体で1時間あたり30回、1日あたり720回まで
- スケジュールタスクは音声チャットとGPTsをサポートしない
- アクティブタスク数はプラン依存(Free/Go 3、Plus 5、Business/Edu 10、Pro/Enterprise 15)
- 非アクティブなタスクは自動で一時停止することがある
テキトー教師DotAI 認定講師イベントトリガー型はWebhookベースで、Gmailの新着メール、Slackの新規メッセージ、GitHubのプルリクエスト活動などに対応します。Slackは監視するチャンネルに@ChatGPTを追加しておく必要があります。
室谷代表取締役承認が必要なアクションだとタスクが一時停止するのも覚えておきたい。メッセージ送信や外部データの変更が該当します。
止まったときはScheduledで一時停止や承認待ちを確認する。
止まったときはScheduledで一時停止や承認待ちを確認する。
テキトー教師DotAI 認定講師ヘルスケア向けのワークスペースでは、イベントトリガー型は既定でオフで、BAAの対象外。保護された健康情報(PHI)の送信・保存・処理には使わないこと、と明記されています。
室谷代表取締役あと地味な落とし穴で、タスクに紐づくチャットを削除するとタスクは一時停止するけれど、共有リンクは削除されない。リンク経由のアクセスを止めたいなら別途リンクを削除する必要があります。
テキトー教師DotAI 認定講師共有リンクにはタスクのタイトル・指示・スケジュール・元のタイムゾーンのスナップショットが含まれます。作成者名やチャット履歴、過去の実行結果、保存メモリ、カスタム指示、添付ファイル、接続アプリのデータや認証情報は含まれません。
室谷代表取締役だからリンクを開ける人は指示の全文を読める。機密情報やパスワード、口座番号などをタイトルや指示に書かないように、と公式も注意しています。
テキトー教師DotAI 認定講師実行が「完了」になっていても、それは未来の実行予定がないという意味で、個々の実行が仕事を成功させた証明ではない。送信やファイル更新を伴うタスクは、再実行の前に過去の実行履歴を確認する。
ここは運用ルールにしておきたいですね。
ここは運用ルールにしておきたいですね。
室谷代表取締役ちなみにCodexのautomationsはChatGPTとは別系統で動作すると説明されています。混同しないように、というのはChatGPT AIとは?モデル・機能・AI検出ツール・エージェントまで完全解説あたりでも触れているので、あわせて読むと整理しやすいです。
料金・提供範囲——Business/Enterprise向け、日本で使えるか
室谷代表取締役提供範囲はChatGPT BusinessとEnterpriseのワークスペースです。ワークスペースの権限によって使える機能やアクションが決まります。
テキトー教師DotAI 認定講師Enterpriseの管理者はロールベースの制御で、誰がチームを作れるか、誰がチームタスクを作成・更新できるかを管理できます。統制の観点ではここが肝ですね。
室谷代表取締役料金については、公式ヘルプにチームタスク固有の追加料金の記載はありません。支出はワークスペース管理者が管理する、という整理になっています。
使用量や支出上限のエラーが出た場合は、メッセージを記録して管理者にワークスペース設定の確認を依頼する。
使用量や支出上限のエラーが出た場合は、メッセージを記録して管理者にワークスペース設定の確認を依頼する。
テキトー教師DotAI 認定講師日本で使えるかについては、資料に国別の可否の記載がないので断定はできません。Business/Enterpriseのワークスペースであれば対象で、設定と権限に依存する、という言い方が正確です。
室谷代表取締役発表年についても、今回の資料には発表日の記載がないので、年を特定せず「OpenAIが発表した」と書くのが正確ですね。
テキトー教師DotAI 認定講師ワークスペースの種類や権限まわりはChatGPT Eduとは?料金・機能・導入大学・Plusとの違いを完全解説のような記事も参考になります。Eduワークスペースもスケジュールタスクの対象として言及されていますからね。
室谷代表取締役導入を検討するなら、まず管理者が承認済みの接続を整えて、チームを作って、小さな定例タスクから回してみる。そこで指示の書き方とレビューの回し方を固めてから広げるのが現実的だと思います。
よくある質問
室谷代表取締役最後に、よく聞かれる点を公式ヘルプの範囲で整理しておきます。
テキトー教師DotAI 認定講師まず、誰が使えるのか。スケジュールタスクとその共有は対象のFree、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduのユーザーと、対象のヘルスケア向けワークスペースのユーザーが利用できます。
ただしアカウントとワークスペースの設定に依存します。チームタスク自体はBusinessとEnterpriseのワークスペースが対象です。
ただしアカウントとワークスペースの設定に依存します。チームタスク自体はBusinessとEnterpriseのワークスペースが対象です。
室谷代表取締役イベントトリガー型はWorkと、対象のPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduアカウント、または対象のヘルスケア向けワークスペースが必要で、FreeとGoでは作成できず、FedRAMPワークスペースでも使えません。
テキトー教師DotAI 認定講師Scheduledページはデスクトップアプリにあるのか。アプリとバージョン、アカウントに依存します。
表示されない場合はWeb版を使う。イベントトリガー型はWebか対応モバイルアプリで作成・共有・更新でき、デスクトップアプリは既存タスクの表示はできてもトリガー条件の作成・編集には対応していません。
表示されない場合はWeb版を使う。イベントトリガー型はWebか対応モバイルアプリで作成・共有・更新でき、デスクトップアプリは既存タスクの表示はできてもトリガー条件の作成・編集には対応していません。
室谷代表取締役タスクが一時停止するのはなぜか。非アクティブ、追加のアクションが必要、紐づくチャットがアーカイブまたは削除された、といった理由が挙げられています。
Scheduledから再開・編集・削除できます。
Scheduledから再開・編集・削除できます。
テキトー教師DotAI 認定講師モニタリングタスクとは何か。変更をチェックして関連する更新があったときに通知を送るもので、過去の実行の情報を使え、定義した終了条件を満たすと停止します。
室谷代表取締役スケジュールタスクとCodex automationsの違いは。スケジュールタスクはChatGPT内で動き、リマインダーや定期的な作業、日次アップデート、モニタリングを扱えます。
Codex automationsはCodex内で動く、という切り分けです。
Codex automationsはCodex内で動く、という切り分けです。
テキトー教師DotAI 認定講師接続アプリの権限はどう扱われるか。接続されたアプリは付与された権限に基づいて情報を読んだりアクションを実行したりします。
個人アカウントのユーザーは自分で権限を管理し、ワークスペース管理者はアプリの可用性や永続的な権限、許可されるアクションを制御できます。
個人アカウントのユーザーは自分で権限を管理し、ワークスペース管理者はアプリの可用性や永続的な権限、許可されるアクションを制御できます。
室谷代表取締役まとめると、チームタスクは「属人化しがちな定例業務を、チームの共有資産に変える」ための仕組み。導入のハードルは接続と権限の設計なので、そこを管理者と一緒に整えるのが最初の一歩ですね。
