iCloudメールとiCloudカレンダーは、OpenAIが発表したChatGPTのコネクテッドアプリ(プラグイン)で、ChatGPTの会話の中からメールの検索や受信箱の確認、カレンダー予定の確認・更新を依頼できるようにする仕組みです。Web・デスクトップ・iOSのすべてのChatGPTプランで提供され、ワークスペースのアプリ管理設定に従うとされています。
室谷代表取締役きましたね。OpenAIがChatGPTでiCloudメールとiCloudカレンダーにつなげるプラグインを出しました。
公式の投稿でも「Much requested(多くの要望があった)」と書かれていて、待っていた人多いんじゃないですか。
公式の投稿でも「Much requested(多くの要望があった)」と書かれていて、待っていた人多いんじゃないですか。
テキトー教師DotAI 認定講師そうですね。これまでChatGPTのコネクテッドアプリというとGoogle DriveやSlack、SharePoint、Microsoft Teams、Outlook、GitHub、Notion、Boxあたりが対象で、Apple製品を中心に使っている人はメールも予定も会話に持ち込めなかったんですよ。
そこが埋まった形です。
そこが埋まった形です。
室谷代表取締役まさに空白だったところですもんね。しかも発表元はOpenAIで、Xの投稿はその告知という位置づけです。
ChatGPTのiCloudメール・カレンダー連携とは?何が発表されたのか
ChatGPTのiCloud連携で発表された内容
2つの別プラグイン
iCloudメールとiCloudカレンダーは別々のプラグイン。両方使うには個別に接続が必要で、片方を接続してももう片方は認可されない
読み取り専用の連絡先参照
両プラグインとも読み取り専用の連絡先参照を含む。書き換えはできない
対象外のプラグイン
単体の連絡先プラグインとリマインダーのプラグインは今回の対象外
提供範囲
Web・デスクトップ・iOSのすべてのChatGPTプランで、ワークスペースのアプリ管理設定に従ってグローバルに展開中
テキトー教師DotAI 認定講師まず整理すると、今回発表されたのは「iCloudメール」と「iCloudカレンダー」という2つのプラグインです。これは別々のプラグインで、両方使うには個別に接続する必要があります。
片方を接続しても、もう片方は認可されません。
片方を接続しても、もう片方は認可されません。
室谷代表取締役そこ、地味に大事なんですよね。ひとつつないだら両方いけるでしょ、と思ってると片方しか使えない、という。
MYUUUでもツール連携はよく触るんですけど、この「別プラグイン」方式は権限を絞れる反面、設定の手間は増えます。
MYUUUでもツール連携はよく触るんですけど、この「別プラグイン」方式は権限を絞れる反面、設定の手間は増えます。
テキトー教師DotAI 認定講師あと両プラグインとも読み取り専用の連絡先参照を含みます。単体の連絡先プラグインとリマインダーのプラグインは今回の対象外です。
室谷代表取締役連絡先が「参照だけ」なのは安心材料ですね。書き換えられるわけじゃないので。
テキトー教師DotAI 認定講師提供範囲も公式に書かれていて、Web・デスクトップ・iOSのすべてのChatGPTプランで、ワークスペースのアプリ管理設定に従ってグローバルに展開中という表現になっています。
ChatGPT×iCloudでできること——メール検索・受信箱確認・予定の更新
ChatGPT×iCloudでできること
メール
- あのメールを見つけて(検索)
- 受信箱をキャッチアップして(受信箱確認)
カレンダー
- 次は何があるか確認して(予定の確認)
- カレンダーの予定を更新して(予定の更新)
室谷代表取締役で、実際に何ができるかですよ。公式の投稿では「あのメールを見つけて」「受信箱をキャッチアップして」「次は何があるか確認して」「カレンダーの予定を更新して」と依頼できる、と書かれています。
テキトー教師DotAI 認定講師大きく分けると、メール側は検索と受信箱の確認、カレンダー側は予定の確認と更新ですね。ChatGPTは情報を読んだり操作したりする前に承認を求めることがあります。
室谷代表取締役この「承認を求めることがある」というのが実務だと効いてきます。勝手に予定を書き換えられたら困るので。
権限の設定次第で、どこまで確認を挟むかを変えられる仕組みになっています。
権限の設定次第で、どこまで確認を挟むかを変えられる仕組みになっています。
テキトー教師DotAI 認定講師会話の中では「@」でアプリを指定するか、「+」メニューから選べます。インターフェースによっては「More」の下に追加の選択肢が置かれる場合もあります。
室谷代表取締役使い方のイメージとしては、まずプラグインを入れて、アカウントをつないで、あとは普通に会話で頼むだけ、と。この辺りのアプリ連携の基本はChatGPTアプリ連携ガイドでも整理しているので、初めての人はそちらと合わせて読むと分かりやすいです。
テキトー教師DotAI 認定講師講座でも受講生さんから「メールの要約をChatGPTにやらせたい」という声は多いんですよ。ただし今回できるのは、あくまでiCloudメールの情報を会話に持ち込むところ。
送信や削除といった操作の可否は、アプリの機能とワークスペースの操作制御に依存すると公式に書かれています。
送信や削除といった操作の可否は、アプリの機能とワークスペースの操作制御に依存すると公式に書かれています。
iCloudメール/カレンダーの接続方法・使い方——アプリ用パスワードが必要
iCloudメール/カレンダー接続の手順
- 01設定 > Plugins を開くiCloudメールまたはiCloudカレンダーのプラグインを選ぶ
- 02「Install plugin」を選択これで接続フローが始まる場合もある
- 03「Connect」を選ぶセットアップの流れを進める
- 04メールアドレスを入力メールは@icloud.com/@me.com/@mac.comで終わるiCloudメールアドレス。カレンダーはiCloudメールアドレスと異なる場合がある「主要なAppleアカウントのメールアドレス」
- 05アプリ用パスワードを入力通常のAppleパスワードは使えない。Apple側の手順に従って発行したアプリ用パスワードを接続フォームに入力
テキトー教師DotAI 認定講師ここが今回いちばんつまずきやすいところです。接続にはAppleの「アプリ用パスワード」が必要です。
通常のAppleパスワードは使えませんし、会話にパスワードを貼り付けるのも不可とされています。
通常のAppleパスワードは使えませんし、会話にパスワードを貼り付けるのも不可とされています。
室谷代表取締役これ、ちゃんと書いてあるんですけど見落とす人いそうですね。「パスワードをChatGPTに教えて」とチャットで送るのはダメ、と。
テキトー教師DotAI 認定講師手順を整理するとこうです。
- 設定 > Plugins を開き、iCloudメールまたはiCloudカレンダーのプラグインを選ぶ
- 表示されれば「Install plugin」を選択(これで接続フローが始まる場合もある)
- 促されたら「Connect」を選び、セットアップの流れを進める
- 接続フォームに、メールなら@icloud.com/@me.com/@mac.comで終わるiCloudメールアドレスを入力
- カレンダーなら、iCloudメールアドレスとは異なる場合がある「主要なAppleアカウントのメールアドレス」を入力
- Appleのアプリ用パスワードを接続フォームに入力する
室谷代表取締役メールとカレンダーで入れるアドレスが違う可能性がある、というのは知らないと詰みますよね。カレンダー側はAppleアカウントの主要メールアドレス、と。
テキトー教師DotAI 認定講師アプリ用パスワードはApple側の手順に従って発行します。再接続のときも有効なアプリ用パスワードが必要です。
Apple側でパスワードを失効させた場合や、メインのAppleパスワードを変更・リセットした場合は、新しいアプリ用パスワードを作り直す必要があります。
Apple側でパスワードを失効させた場合や、メインのAppleパスワードを変更・リセットした場合は、新しいアプリ用パスワードを作り直す必要があります。
室谷代表取締役ここ、運用でハマるポイントです。Appleのパスワードを変えたら連携が切れる、と。
定期的にパスワードを変えている人は覚えておいたほうがいいです。
定期的にパスワードを変えている人は覚えておいたほうがいいです。
テキトー教師DotAI 認定講師あと、片方を再接続しても、もう片方は自動で更新されません。iCloudメールを再接続してもカレンダー側はそのまま、という扱いです。
室谷代表取締役別プラグインだから当たり前といえば当たり前なんですけど、実際にトラブったときは「両方の状態を別々に確認する」のが鉄則ですね。
使えるプランと環境——無料プランでも日本から使えるのか
室谷代表取締役プランの話も公式に書かれていて、すべてのChatGPTプランが対象です。Web、デスクトップ、iOSですね。
テキトー教師DotAI 認定講師無料プランも含まれる、というのが今回のポイントです。ただしアプリの利用可否は、プランだけでなく地域、ワークスペース、ロール、モデル、使っているインターフェースにも依存すると公式には書かれています。
室谷代表取締役つまり「全プラン対象」と「誰でも必ず使える」は微妙に違う、と。ビジネスやエンタープライズ、Eduのワークスペースでは管理者がアプリへのアクセスを変えられるので、職場のアカウントだと「Disabled by admin」と出ることもあります。
テキトー教師DotAI 認定講師その場合は管理者にプラグインの確認を依頼する流れです。管理者はAdmin Consoleから対象のChatGPTワークスペースを選び、Pluginsを開く、と。
室谷代表取締役日本から使えるかという点については、公式の表現は「グローバルに展開中」です。地域によって利用可否が変わり得るとは書かれていますが、日本が除外されるといった記述は今回の資料にはありません。
現時点で日本向けの個別の案内は明らかにされていない、というのが正確なところですね。
現時点で日本向けの個別の案内は明らかにされていない、というのが正確なところですね。
テキトー教師DotAI 認定講師あと見落としがちなのが、古いバージョンのiOSアプリだと「Plugins」ではなく「Apps」と表示される場合があるという点です。設定が見つからないときはアプリのバージョンも確認したほうがいいですよ。
データの扱いと権限設定——学習利用の条件と接続解除時の注意
テキトー教師DotAI 認定講師ここが一番大事なところです。まず、ChatGPT Business、Enterprise、Eduのお客様については、アプリ経由でアクセスした情報を既定ではモデル学習に使いません。
室谷代表取締役一方でFree、Plus、Go、Proは、「Improve the model for everyone」の設定がオンの場合、アプリ経由でアクセスした情報を学習に使う可能性がある、と。
テキトー教師DotAI 認定講師個人で使う人はここを意識しておく必要があります。設定はChatGPTのアカウント側で変えられます。
室谷代表取締役権限設定の選択肢も整理されていて、「常に確認」「読み取り許可」「低リスク操作の許可」「全操作の許可」などがある。ただし選べる範囲はアプリ、アカウント、ワークスペースの設定に依存します。
テキトー教師DotAI 認定講師大事なのは、アプリ権限を変えても、すでに接続済みのアクセス範囲が広がるわけではない、という点です。権限設定は「ChatGPTがいつ確認するか」を変えるもので、アプリに新しいアクセス権を与えるものではありません。
室谷代表取締役だから「全操作の許可」にすると、確認なしで操作が走るリスクがある。公式もリスクが高まる選択肢だと説明しています。
標準のアカウント全体・ワークスペース全体の設定では、この選択肢は出てこないとも書かれていました。
標準のアカウント全体・ワークスペース全体の設定では、この選択肢は出てこないとも書かれていました。
テキトー教師DotAI 認定講師解除の話も重要です。ChatGPT側で接続を解除しても、Apple側のアプリ用パスワードは失効しません。
Appleの管理画面で別途失効させる必要があります。
Appleの管理画面で別途失効させる必要があります。
室谷代表取締役これ、セキュリティ的にはかなり重要なポイントです。「ChatGPTから切ったから大丈夫」ではない、と。
あと、接続を解除しても既存の会話や保存ファイル、メモリーの要約などは自動で削除されません。そこも別途確認が必要です。
あと、接続を解除しても既存の会話や保存ファイル、メモリーの要約などは自動で削除されません。そこも別途確認が必要です。
テキトー教師DotAI 認定講師アプリをアンインストールすると、そのプラグイン経由でつないだすべてのアカウントが切断される場合もあります。警告を確認してから実行する形ですね。
室谷代表取締役プライバシー周りをまとめて確認したい人は、ChatGPT Healthとは?で扱っているようなデータの扱いの考え方も参考になります。ヘルスケア領域は特に厳しく設計されていますが、基本の考え方は共通する部分があります。
Google・Outlook連携との違いと、iCloudが加わった意味
テキトー教師DotAI 認定講師これまでのラインナップを並べると、Google Drive、Slack、SharePoint、Microsoft Teams、Outlook、GitHub、Notion、Boxなどでした。ここにiCloudが加わった、というのが今回の位置づけです。
室谷代表取締役Google系やMicrosoft系、Slackなど主要な業務サービスはすでにカバーされていた。そこに空白があったのがApple製品中心のユーザーだった、と。
テキトー教師DotAI 認定講師ただし今回のiCloud連携は、AppleがiOS 18以降で提供しているApple Intelligenceの一部としてSiriからChatGPTを使う連携とは別の仕組みです。あちらはApple側の導線、こちらはOpenAIのコネクテッドアプリです。
室谷代表取締役ここ混同しやすいので、記事としても分けて書いておきたいところですね。Siri経由のChatGPTと、ChatGPTの設定からつなぐiCloudプラグインは、入り口も権限の考え方も違います。
テキトー教師DotAI 認定講師
室谷代表取締役あと、複数アカウントの扱いもアプリによって対応が違います。iCloudの場合、メールとカレンダーで別々に接続する必要があるので、まずは片方から試して、動作を確認してからもう片方をつなぐ、という進め方が安全だと思います。
テキトー教師DotAI 認定講師講座でも、いきなり全部つなぐのではなく、まず一つつないで権限と動作を確認する、という順番を勧めています。特に業務で使う場合は、ワークスペースの管理者設定も絡むので慎重に、と。
室谷代表取締役今回の発表は「Much requested」という言葉に象徴されるように、要望に応えた追加という性格が強いですね。大きな機能転換というより、ChatGPTの会話に持ち込める情報源が一つ増えた、という理解が正確です。
よくある質問
テキトー教師DotAI 認定講師では、よく聞かれる点を整理しておきます。
室谷代表取締役まず、iCloudメールとカレンダーは両方まとめてつながるのか、という点。これは別々のプラグインなので、両方使うには個別に接続が必要です。
片方の接続がもう片方を認可することはありません。
片方の接続がもう片方を認可することはありません。
テキトー教師DotAI 認定講師接続にAPIキーは必要か、という質問もありますが、今回使うのはAppleのアプリ用パスワードです。通常のAppleパスワードや、会話へのパスワード貼り付けは不可とされています。
室谷代表取締役無料プランでも使えるのか。これはすべてのChatGPTプランが対象と公式に書かれています。
ただし地域やワークスペースなどの条件で利用可否が変わる場合があります。
ただし地域やワークスペースなどの条件で利用可否が変わる場合があります。
テキトー教師DotAI 認定講師学習に使われるのか、という点は、Business/Enterprise/Eduは既定で使われず、Free/Plus/Go/Proは「Improve the model for everyone」がオンの場合に使われ得る、という整理です。
室谷代表取締役接続を切ったらApple側も自動で無効になるのか。これはならず、Appleの管理画面で別途失効させる必要があります。
テキトー教師DotAI 認定講師連絡先やリマインダーも使えるのか。連絡先は両プラグインに読み取り専用の参照が含まれますが、単体の連絡先プラグインとリマインダーのプラグインは今回の対象外です。
室谷代表取締役日本でいつから使えるのか、という点については、公式はグローバルに展開中という表現で、日本向けの個別の開始日は現時点では明らかにされていません。設定画面にプラグインが表示されるかどうかが実質的な判断材料になりそうです。
テキトー教師DotAI 認定講師既存の会話やメモリーは接続解除で消えるのか、という点もよく聞かれますが、自動では削除されません。必要に応じて個別に確認・整理する必要があります。
室谷代表取締役というわけで、待たれていたiCloud対応ではありますが、別プラグイン・アプリ用パスワード・学習利用の条件・解除時の失効、この4点を押さえておけば実務でつまずきにくいと思います。まずは片方から、慎重につないでみてください。
