室谷代表取締役Cognitionの自律型コーディングエージェント「Devin」に、なかなか攻めた機能が入りましたね。Devinが自分自身の子セッションを起動して、それがさらに子を起動できる……要はDevinの木構造が何階層にも伸びるという話です。
テキトー教師DotAI 認定講師これ、単に「並列化できるようになりました」という話じゃないんですよ。子Devinがさらに自分の子Devinを起動できる点が新しい。
つまり親が全部の作業を切り出さなくても、枝の先でさらに分割が起きる。
つまり親が全部の作業を切り出さなくても、枝の先でさらに分割が起きる。
室谷代表取締役発表元はCognitionです。公式の投稿では「1つのタスクが数階層の深さのDevinの木に分岐する」と説明されていて、逐次処理は全パートの合計時間がかかるけど、こうやって分割すればだいたい一番遅いパートと同じくらいで済む、と。
テキトー教師DotAI 認定講師この「一番遅いパートと同程度」という表現が本質ですよね。講座でもよく言うんですが、並列化の効果って足し算が引き算になるというより、合計時間が最大値に近づくという話で。
室谷代表取締役で、タスクの大きさが先送りの理由にならなくなる、と。大きいタスクは大きい木になるだけ、という主張ですね。
ここから先は公式ドキュメントの内容が中心になります。
ここから先は公式ドキュメントの内容が中心になります。
Devinの「Managed Devins」とは?何が発表されたか
まとめ
Managed Devinsとは何か
- CognitionのDevinが大きなタスクを分解し、並列で動く子Devinのチームに委任する仕組み
- 各子セッションは独立したVM上で動作する
- 親セッションがコーディネーターとなり、作業範囲の決定・進捗監視・コンフリクト解消・結果の集約を担う
- 発表年は資料に明記がなく断定不可。公式ドキュメント「Advanced Capabilities」に記載が追加されたことは確認できる
- Devinの実行面(クラウドセッション/CLI/デスクトップ)を問わず、すべてのDevinセッションで利用可能。特別なセットアップは不要
- 権限は既存の「Use Devin Sessions」を使用。既定のorg_memberとorg_adminロールに含まれ、組織メンバーはデフォルトでアクセス可能
- 制限したい場合は該当権限を外したカスタムロールを作成し、特定ユーザーに割り当てる
テキトー教師DotAI 認定講師まず定義から整理しましょう。Managed Devins(マネージドDevin)は、CognitionのDevinが大きなタスクを分解し、並列で動く子Devinのチームに委任する仕組みです。
各子セッションは独立したVM上で動きます。
各子セッションは独立したVM上で動きます。
室谷代表取締役発表時期についてですが、今回の資料には発表年が明記されていないんですよね。ですので「いつから」を断定するのは避けます。
公式ドキュメントの「Advanced Capabilities」に記載が追加された、というのが確認できる事実です。
公式ドキュメントの「Advanced Capabilities」に記載が追加された、というのが確認できる事実です。
テキトー教師DotAI 認定講師コーディネーターになるのは親セッションです。コーディネーターが作業の範囲を決めて、進捗を監視して、コンフリクトを解消して、結果をまとめる。
ここまでが役割として明記されています。
ここまでが役割として明記されています。
室谷代表取締役ちなみにDevin自身はクラウドセッション、CLI、デスクトップといった複数の実行面が用意されているんですが、Managed Devinsは「すべてのDevinセッションで使える。ただ頼めばいい」と書かれています。
特別なセットアップが要るタイプの機能ではないんですね。
特別なセットアップが要るタイプの機能ではないんですね。
テキトー教師DotAI 認定講師権限も既存機能と共通で、Managed Devinsは「Use Devin Sessions」権限を使います。既定の
org_memberとorg_adminロールに含まれているので、組織のメンバーはデフォルトでアクセスできる、と。
室谷代表取締役ここは実務的に大きいですよね。新しい権限を配る手間がない。
制限したい場合は該当権限を外したカスタムロールを作って特定ユーザーに割り当てる、という設計になっています。
制限したい場合は該当権限を外したカスタムロールを作って特定ユーザーに割り当てる、という設計になっています。
Managed Devinsでできること——タスクがDevinの木構造に分岐する仕組み
Managed Devinsでできること
タスクを分解して並列委任
大きなタスクを分解し、並列で動くManaged Devinsのチームに委任する
子セッションは独立VMで実行
各子セッションは独立したVM上で実行され、独自のターミナル・ブラウザ・開発環境を持つ
コーディネーターの役割
作業範囲の確定・進捗監視・コンフリクト解消・結果の統合を担う
木構造が多段階に深くなる
子Devinがさらに自分の子Devinを起動できる
子セッションの起動制御
特定のプロンプト・playbook・タグ・ACU上限つきで起動する
実行中の子への追加指示
実行中の子に追加指示や確認を送る
終了・入力待ちで自動的に起こされる
子が終わったか入力待ちになったら自動で起こされる。ポーリング不要
ACU消費の監視
ACU消費を監視する
子のスリープ・終了
詰まった子や不要になった子をスリープさせたり終了させたりする
リマインダーのスケジュール
長時間動く子の様子を見るためのリマインダーを自分にスケジュールする
テキトー教師DotAI 認定講師できることを整理するとこうです。
- 大きなタスクを分解し、並列で動くManaged Devinsのチームに委任する
- 各子セッションは独立したVM上で実行される
- コーディネーターが作業範囲の確定・進捗監視・コンフリクト解消・結果の統合を担う
- 子Devinがさらに自分の子Devinを起動でき、木が多段階に深くなる
室谷代表取締役各子セッションが独立VMというのがポイントで。独自のターミナル、ブラウザ、開発環境を持つので、互いの作業がぶつかりにくい。
テキトー教師DotAI 認定講師コーディネーター側の操作も細かいんですよ。子セッションを特定のプロンプト・playbook・タグ・ACU上限つきで起動する。
実行中の子に追加指示や確認を送る。子が終わったか入力待ちになったら自動で起こされる。
ACU消費を監視する。詰まった子や不要になった子をスリープさせたり終了させたりする。
長時間動く子の様子を見るためのリマインダーを自分にスケジュールする。
実行中の子に追加指示や確認を送る。子が終わったか入力待ちになったら自動で起こされる。
ACU消費を監視する。詰まった子や不要になった子をスリープさせたり終了させたりする。
長時間動く子の様子を見るためのリマインダーを自分にスケジュールする。
室谷代表取締役「子が終わったら自動で起こされる。だからポーリングしないし、あなたが確認を促す必要もない」という記述、これ地味に効きますよね。
MYUUUでもエージェントを回していて一番しんどいのが、終わったかどうかの見張りなんですよ。
MYUUUでもエージェントを回していて一番しんどいのが、終わったかどうかの見張りなんですよ。
テキトー教師DotAI 認定講師そこをコーディネーターが引き受ける。人間は木の根っこだけ見ていればいい、という建て付けです。
室谷代表取締役公式の例が分かりやすくて。「レガシーなRESTクライアントを使っているファイルを全部洗い出して、コンフリクトしない独立した作業パッケージにグループ分けして、パッケージごとに並列Devinセッションを起動してGraphQLに移行して。
各セッションには『REST to GraphQL Migration』playbookを使って」と頼む。
各セッションには『REST to GraphQL Migration』playbookを使って」と頼む。
テキトー教師DotAI 認定講師もう一つの例はテストカバレッジですね。「カバレッジレポートを実行して、50%未満の8モジュールを見つけて、モジュールごとに並列Devinセッションを起動して、それぞれ別のPRを開いて」。
室谷代表取締役移行、一括テストカバレッジ、並列リサーチ。多数のファイル・モジュール・リポジトリにまたがる作業がまさにここ、と公式が書いています。
Managed Devinsの使い方・始め方——コーディネーターが子セッションを並列起動
Managed Devinsの始め方 2通り
Devinに任せる
- 意味があるときはDevinが自動で大きなタスクを分解
- Managed Devinsに委任
- 公式の説明
明示的に頼む
- 「モジュールごとにmanaged Devinを立ち上げて」
- 「このplaybookを全サービスで並列に走らせて」
- いずれもDevinがコーディネーターとして動く
テキトー教師DotAI 認定講師始め方は2通りです。1つはDevinに任せる。
公式には「意味があるときはDevinが自動で大きなタスクを分解してManaged Devinsに委任する」とあります。
公式には「意味があるときはDevinが自動で大きなタスクを分解してManaged Devinsに委任する」とあります。
室谷代表取締役もう1つは明示的に頼む。たとえば「モジュールごとにmanaged Devinを立ち上げて」とか「このplaybookを全サービスで並列に走らせて」といった指示ですね。
テキトー教師DotAI 認定講師どちらの場合もDevinがコーディネーターとして動く、というのが公式の説明です。
室谷代表取締役ここで注意点があって。公式には「既定では子セッションを確認なしで起動する」と書かれているんですよ。
起動前に各バッチを確認したい場合は、設定のPreferencesで「Auto-approve child sessions」をオフにする。
起動前に各バッチを確認したい場合は、設定のPreferencesで「Auto-approve child sessions」をオフにする。
テキトー教師DotAI 認定講師これは受講生さんがハマりやすいところで。気づいたら子セッションがどんどん立っていた、とならないように、最初はオフにして挙動を見るのが安全ですね。
室谷代表取締役あと、公式の『When to Use Devin』には目安として「3時間以下で終わるタスクはDevinがこなせる。それ以上は小さなセッションに分割する」と案内されていたんですよ。
これまでは人間が分割する必要があった。
これまでは人間が分割する必要があった。
テキトー教師DotAI 認定講師その分割の手間をDevin側に寄せる方向の機能、という位置づけができますね。
室谷代表取締役料金・提供範囲——どのプランで使える?日本でいつから使える?
テキトー教師DotAI 認定講師料金面を整理します。公式の料金ページにはFree、Pro($20/月)、Max($200/月)、Teams($80/月+$40/月/フルシート)、Enterpriseが提示されています。
室谷代表取締役同時セッション数の上限がプランごとに違っていて、Proで最大10、MaxとTeamsは無制限と記載されています。Managed Devinsは子セッションを並列で立てる機能なので、ここは実用上かなり効いてきますね。
テキトー教師DotAI 認定講師ただし、Managed Devinsが「どのプランから使える」という個別の線引きは、今回の資料では明記されていません。高度な機能はすべてのDevinセッションで使える、というのがドキュメントの記載です。
室谷代表取締役日本でいつから使えるかについても、資料に地域別の提供開始情報はないので、現時点では明らかにされていません。ドキュメントは英語版が公開されている、という状態です。
テキトー教師DotAI 認定講師ACUという利用量の単位も押さえておきましょう。コーディネーターは子セッションのACU消費も監視できる。
子を起動するときにACU上限も指定できる。
子を起動するときにACU上限も指定できる。
室谷代表取締役並列で立てると消費も並列で増えるので、上限を子ごとに切れるのはありがたいですよね。公式の料金FAQでは、プロンプトのサイズを抑える、定型作業は小さいモデルに切り替える、といった節約の案内も出ています。
テキトー教師DotAI 認定講師プラン設計や課金の考え方は、ChatGPT Enterpriseとは?料金・できること・Businessプランとの違いを完全解説のような法人向けプランの記事と見比べると、組織で導入するときの論点が整理しやすいと思います。
従来のDevinと何が変わる?「分割の手間」がなくなる意味
テキトー教師DotAI 認定講師従来もDevinは大きなタスクを並列の子セッションに分解できた、と資料にあります。今回の差分は「子Devinがさらに自分の子Devinを起動できる」点です。
室谷代表取締役ここが木構造の肝で。親が全パッケージを切り出しきれなくても、枝の先でさらに分割が起きる。
だから「大きいタスクは大きい木になるだけ」という主張につながるわけです。
だから「大きいタスクは大きい木になるだけ」という主張につながるわけです。
テキトー教師DotAI 認定講師これまでの制約は、分割しきれない大規模作業でした。多数ファイル、複数モジュール、複数リポジトリにまたがる移行やテスト網羅。
これを人手で分割していた。
これを人手で分割していた。
室谷代表取締役それがDevin自身に委ねられる方向になる。3時間ルールで人間が切っていた作業を、Devinが木を伸ばして吸収するイメージですね。
テキトー教師DotAI 認定講師ただし、木が深くなればなるほど、コーディネーターの統合やコンフリクト解消の負荷は上がります。公式もコーディネーターの役割としてそこを明記している。
万能ではなく、構造化された委任だという理解が大事です。
万能ではなく、構造化された委任だという理解が大事です。
室谷代表取締役あと、子セッションは独立VMなので環境は分かれていますが、同じリポジトリを触るならコンフリクトは起きます。公式の例でも「コンフリクトしない独立した作業パッケージにグループ分けして」と指示する形になっています。
テキトー教師DotAI 認定講師任せきりではなく、独立した単位に切るよう指示する。ここは人間側の設計力が残るところですね。
Dynamic Workflowsとの使い分けとMCP経由での呼び出し
テキトー教師DotAI 認定講師公式ドキュメントには、Managed Devinsとは別にDynamic Workflowsという項目があります。fan-outとcombineのような構造化されたオーケストレーションを、記録・再開可能なスクリプトとして実行するものです。
室谷代表取締役使い分けの基準も書かれていて、オーケストレーション自体に構造がある場合——広いfan-outにcombineステップがある、あるいは前の結果から次のステージのプロンプトを組み立てる——はDynamic Workflowsを頼む。単純な並列化はManaged Devins、という整理ですね。
テキトー教師DotAI 認定講師もう一つ、これらの高度な機能はDevin MCPサーバー経由でも呼び出せます。任意のDevinセッションやMCP互換のAIエージェントから直接アクセスできる、と。
室谷代表取締役MCP経由だとセッション管理もAPI的にできる。プロンプト・playbook・タグ・ACU上限つきでセッションを作る、タグやplaybook、実行者、期間で検索する、イベントのタイムラインを覗く、実行中のセッションにメッセージを送る、終了・アーカイブする。
テキトー教師DotAI 認定講師並列で立ち上げた後、1回の呼び出しで全部の完了を待てる、というのも書かれています。個別にポーリングしなくていい。
室谷代表取締役ここらへんのエージェントの組み合わせ方は、Difyとは?読み方・できること・料金・始め方を完全解説【2026年最新】で触れているようなワークフロー設計の考え方とも通じます。MCPで外部から叩けるようになると、既存の業務フローに組み込みやすくなりますからね。
テキトー教師DotAI 認定講師権限の整理も同じ表にまとまっています。Managed Devinsとセッション分析が「Use Devin Sessions」、playbookの作成・改善が「Manage Playbooks」、ナレッジ管理が「Manage Knowledge」、スケジュール管理が「Manage Schedules」。
室谷代表取締役すべて既定の
org_memberとorg_adminに含まれているので、組織メンバーはデフォルトで使える。制限したいときはカスタムロール、という設計です。よくある質問
テキトー教師DotAI 認定講師ここからは、よく聞かれるポイントを公式情報ベースで整理します。
室谷代表取締役まず「Managed Devinsとは何か」を一言で。Devinが大きなタスクを分解し、独立したVMで並列に動く子Devinのチームに委任する仕組みで、子Devinがさらに子Devinを起動できるため、タスクが多段階の木構造に分岐します。
テキトー教師DotAI 認定講師「いつから使えるのか」ですが、発表時期や地域別の提供開始は今回の資料に明記されていません。現時点では明らかにされていない、というのが正確なところです。
室谷代表取締役「どのプランで使えるのか」も、プラン別の線引きは資料に記載がありません。高度な機能はすべてのDevinセッションで使える、という記載と、同時セッション数がProで最大10、Max・Teamsで無制限という記載が確認できる範囲です。
テキトー教師DotAI 認定講師「各子セッションは独立しているのか」については、はい、独立したVM上で動き、独自のターミナル・ブラウザ・開発環境を持ちます。
室谷代表取締役「勝手に子セッションが立つのが心配」という場合は、設定のPreferencesでAuto-approve child sessionsをオフにすれば、起動前にバッチを確認できます。
テキトー教師DotAI 認定講師「Dynamic Workflowsとの違いは」については、単純な並列化はManaged Devins、fan-outにcombineを伴うような構造化されたオーケストレーションはDynamic Workflows、という使い分けが公式に示されています。
室谷代表取締役「MCP経由でも使えるのか」は、はい。Devin MCPサーバー経由で、任意のDevinセッションやMCP互換エージェントから呼び出せます。
テキトー教師DotAI 認定講師まとめると、今回の発表は「Devinが自分の子を多段階に増やせるようになった」という一歩で、タスクの大きさを理由に先送りしなくてよくなる、という主張なんですよね。
室谷代表取締役ただ、木を伸ばすほど統合とコンフリクト解消が効いてくるので、独立した作業単位に切る指示は人間側に残ります。そこを設計できるかどうかが、使いこなしの分かれ目になりそうですね。
