Cognitionは2026年10月28日、セキュリティ企業Corridorを買収すると発表しました。Corridorは「AIネイティブチームのためのセキュリティレイヤー」を掲げる企業で、共同創業者のJack Cable氏とAshwin Ramaswami氏がCognitionに加わり、Devin Securityを次の段階へ引き上げるとしています。
室谷代表取締役CognitionがCorridorを買収するという発表がありました。Devinを提供するCognitionが、セキュリティ企業を取り込むという話なんですよね。
これは単なる人材獲得の話ではなく、Devin Securityの位置づけが大きく変わる可能性があります。
これは単なる人材獲得の話ではなく、Devin Securityの位置づけが大きく変わる可能性があります。
テキトー教師DotAI 認定講師そうですね。公式の発表を読むと「Corridor is joining Cognition」という表現で、Corridorの共同創業者2人がCognitionに入り、Devin Securityを次のレベルに引き上げるという話になっています。
単にツールを買ったという話じゃないんですよ。
単にツールを買ったという話じゃないんですよ。
CognitionがCorridor買収を発表、Devin Security強化へ
まとめ
CognitionによるCorridor買収の要点
- Cognitionが2026年10月28日にCorridorの買収を発表
- Corridor共同創業者のJack Cable氏とAshwin Ramaswami氏がCognitionに加わる
- 買収の主眼はDevin Securityを次の段階へ引き上げること
- 買収金額や条件は現時点で未公表
- Corridorの2人はCognitionのRussell Kaplan氏(President)、Alex Stamos氏(CSO)、Steven Hao氏(CTO)と協働
- Alex Stamos氏とは「once again」=再び一緒に働く関係
室谷代表取締役まず事実関係を整理しましょう。Cognitionが2026年10月28日にCorridorの買収を発表しました。
Corridorの共同創業者であるJack Cable氏とAshwin Ramaswami氏がCognitionに加わり、Devin Securityを次の段階へ引き上げる、というのが公式のメッセージです。
Corridorの共同創業者であるJack Cable氏とAshwin Ramaswami氏がCognitionに加わり、Devin Securityを次の段階へ引き上げる、というのが公式のメッセージです。
テキトー教師DotAI 認定講師発表の主語はあくまでCognitionです。Xの投稿でも「Today, Cognition is acquiring @corridor.」とあり、CognitionがCorridorを買収するという構図ですね。
買収金額や条件については、現時点では明らかにされていません。
買収金額や条件については、現時点では明らかにされていません。
室谷代表取締役ここは大事で、金額やスキームが発表されていない以上、憶測で書くわけにはいきません。ただ、誰が誰を取り込むのかという構図と、その狙いについては公式がかなり明確に語っています。
テキトー教師DotAI 認定講師公式ブログでは、Corridorの2人が「We'll be taking Devin Security to the next level」と述べています。つまり買収の主眼はDevin Securityの強化にある、と。
ここが今回のニュースの中心です。
ここが今回のニュースの中心です。
室谷代表取締役そしてCognition側の顔ぶれも興味深いんですよね。Corridorの2人が、CognitionのPresidentであるRussell Kaplan氏と、CSOのAlex Stamos氏、CTOのSteven Hao氏と組むことを楽しみにしていると書かれています。
特にAlex Stamos氏とは「once again」、つまり再び一緒に働くという表現になっています。
特にAlex Stamos氏とは「once again」、つまり再び一緒に働くという表現になっています。
テキトー教師DotAI 認定講師そこはCorridor側の声明のニュアンスですが、セキュリティの専門家同士が再集結するという文脈が読み取れます。組織としての厚みが増す話ですね。
Corridorとは?AIネイティブチーム向けセキュリティ企業の概要
まとめ
Corridorの概要
- 約2年前に創業
- 「AIネイティブチームのためのセキュリティレイヤー」と位置づけ
- 使命は「安全で自律的なソフトウェア開発の加速」
- セキュリティはニッチな関心事から最も差し迫った課題の一つになったと表現
- AI前提の開発現場に寄り添うレイヤーとして自社を定義(CognitionのDevinと噛み合う)
- 創業2人は世界の重要システムの脆弱性発見・修正のキャリアを持ち、ミッションを個人的なものと述べる
- AIエージェントがエンドツーエンドの攻撃チェーンを実行可能になったため防御側に新ツールが必要という問題意識
- 技術の詳細仕様は今回の公式発表では未公開で、Devin Securityを強化する方針が語られる段階
室谷代表取締役Corridorはどんな会社なのか、公式の説明を確認しておきましょう。約2年前に創業し、「AIネイティブチームのためのセキュリティレイヤー」と位置づけられています。
使命は「安全で自律的なソフトウェア開発の加速」です。
使命は「安全で自律的なソフトウェア開発の加速」です。
テキトー教師DotAI 認定講師ポイントは、Corridorが「セキュリティはニッチな関心事から、今や最も差し迫った課題の一つになった」と表現していることです。AIネイティブなチーム、つまりAIを使って開発することを前提にした組織に向けたセキュリティレイヤーだ、という立ち位置ですね。
室谷代表取締役従来のセキュリティ企業というより、AI前提の開発現場に寄り添うレイヤーとして自分たちを定義しているわけです。そこがCognitionのDevinと噛み合う理由でもあります。
テキトー教師DotAI 認定講師しかもCorridorの2人は「私たちにとってこのミッションは個人的なものだ」と書いていて、世界の重要なシステムの脆弱性を見つけて修正してきたキャリアだと述べています。AIエージェントがエンドツーエンドの攻撃チェーンを実行できるようになったから、防御側には新しいツールが必要だ、という問題意識ですね。
室谷代表取締役ここは後半でも触れますが、Corridorの技術そのものの詳細な仕様は、今回の公式発表では明らかにされていません。あくまで「セキュリティレイヤー」としての位置づけと、Devin Securityを強化するという方針が語られている段階です。
Devinとは?自律型AIソフトウェアエンジニアの基本
Devinの基本概要
自律型AIソフトウェアエンジニア
Cognitionが提供。クラウドまたはローカルで動作する
自前ブラウザでテスト実行
自分でブラウザを操作して確認し、PRがマージ可能になるまで作業を続ける
コードベースの理解と計画
コードベースを理解し、計画を立てる
コーディングとテスト
コーディングとテストを担う
レビュー
レビューまで範囲に含む
自動化と保守
自動化と保守も担う
仮想マシンを起動
Windows、Mac、Linuxの仮想マシンを必要に応じて立ち上げる
Slack/Teams連携
メンションするとスレッドを読んで動く
室谷代表取締役前提としてDevinが何をする製品なのかを押さえておきましょう。DevinはCognitionの自律型AIソフトウェアエンジニアで、クラウドまたはローカルで動作し、自前のブラウザでテストを実行し、PRがマージ可能になるまで作業を続けるものです。
テキトー教師DotAI 認定講師公式ページを見ると、コードベースの理解と計画、コーディングとテスト、レビュー、自動化と保守までを担うと説明されています。Windows、Mac、Linuxの仮想マシンを必要に応じて立ち上げて、自分でブラウザを操作して確認する、という動き方ですね。
室谷代表取締役実際にDevinがPRを出して、テストを通して、レビューまで回すという流れが製品ページで示されています。SlackやTeamsでメンションするとスレッドを読んで動く、といった統合も書かれていますね。
テキトー教師DotAI 認定講師ここで大事なのは、Devinが「コードを書く」だけでなく「レビューする」「自動化する」「保守する」ところまで範囲を広げていることです。だからこそセキュリティが製品の一部として重要になってくるんですよ。
室谷代表取締役そのセキュリティ側の機能群がDevin Securityというわけですね。今回の買収は、この部分を外部の専門チームごと取り込む話だと整理できます。
買収でDevin Securityはどう強化されるのか
室谷代表取締役ではDevin Securityの現状を確認しましょう。Devinの製品ページには「Devin Security」というメニューがあり、脆弱性の発見と修正を目的とする機能群として位置づけられています。
テキトー教師DotAI 認定講師その中核が2026年7月1日に提供開始されたDevin Security Swarmです。並列エージェントの群れがコードベースを分担して調査し、ビジネスロジックの欠陥や連鎖的な認証バイパス、サービス間の攻撃経路を検出する、という仕組みですね。
室谷代表取締役発見したものを攻撃経路として構成し、隔離サンドボックスで実行時に悪用可能かを検証したうえで、修正PRを作る。ここまでやるのが特徴なんですよね。
テキトー教師DotAI 認定講師公式ブログでは、50件の実在脆弱性ベンチマークでDevin Securityが再現率72%・1回$90.23と報告されています。同じ資料内ではClaude Securityが68%・$131.87、Codex Securityが48%・$118.20、Cursor Securityが26%・$4.60という数字も示されています。
これはあくまでCognitionの資料内の比較なので、その前提で読む必要があります。
これはあくまでCognitionの資料内の比較なので、その前提で読む必要があります。
室谷代表取締役数字は出典元の評価であることを明確にしておきたいですね。そのうえで、Corridorの2人が加わることでDevin Securityが「次の段階」に進む、というのが今回の発表の核です。
具体的にどの機能がどう変わるかは、現時点では明らかにされていません。
具体的にどの機能がどう変わるかは、現時点では明らかにされていません。
テキトー教師DotAI 認定講師ただ、Corridorが「AIネイティブチームのためのセキュリティレイヤー」として蓄積してきた知見が、Devin Security Swarmのような製品に組み込まれていく、という方向性は読み取れます。セキュリティレイヤーの内製化を進める動きですね。
室谷代表取締役製品ページの「Recently shipped」を見ると、10月26日に「Devin Security 2.0: Built for the new threat landscape」という発表も出ています。買収発表の直前にセキュリティ関連のアップデートを重ねているわけで、Cognitionがこの領域を戦略的に押していることがわかります。
AIエージェント時代のセキュリティ課題とCorridor買収の狙い
室谷代表取締役ここが今回の一番面白いところなんですよね。なぜ今、セキュリティ企業の買収なのか。
Cognitionの資料には課題がかなり具体的に書かれています。
Cognitionの資料には課題がかなり具体的に書かれています。
テキトー教師DotAI 認定講師整理するとこうです。AIによるコード生成が加速すると、セキュリティチームに届く検出結果が膨大になり、一部のチームでは検出数が10〜100倍に増え、誤検知も多い。
従来のスキャナは規模のカバレッジはあるけれど、ビジネスロジックを推論できず、連鎖攻撃を発見できない。AIセキュリティツールもコードベース全体の推論が苦手で、悪用可能性の検証や修正の作成ができない、と。
従来のスキャナは規模のカバレッジはあるけれど、ビジネスロジックを推論できず、連鎖攻撃を発見できない。AIセキュリティツールもコードベース全体の推論が苦手で、悪用可能性の検証や修正の作成ができない、と。
室谷代表取締役つまり、コードを書くスピードが上がるほど、セキュリティ側の処理能力が追いつかなくなるという構造的な問題です。Devin Security Swarmはまさにそこを狙っていて、見つけるだけでなく、悪用可能かを検証して、修正PRまで出す。
テキトー教師DotAI 認定講師Corridorの声明でも「AIエージェントがエンドツーエンドの攻撃チェーンを実行できるようになり、防御側には新しいツールが必要だ」と述べています。攻撃側もAIで自動化される時代だから、防御側も同じレイヤーで戦う必要がある、という問題意識ですね。
室谷代表取締役さらに「企業は長年のセキュリティ負債に今取り組む必要がある」「今後6〜12か月がサイバーセキュリティ史上最も重要な期間になる」という強い表現も出てきます。これは危機感の表明ですが、同時にCognitionがこの領域に賭けていることの表れでもあります。
テキトー教師DotAI 認定講師講座で受講生さんと話していても、AIでコードを書く量が増えたのに、レビューやセキュリティ確認の体制が追いついていないという声はよく聞きます。まさにこの課題が現場で起きているわけです。
室谷代表取締役MYUUUでも、AIエージェントにコードを書かせる流れと、それをどう安全に保つかという話はセットで出てきます。書く側の自動化が進むほど、守る側の自動化が要るんですよね。
開発者・企業のAIコーディング導入への影響と今後
室谷代表取締役では、この買収が開発者や企業のAIコーディング導入にどう影響するか。現時点で言えるのは、CognitionがDevin Securityを製品の中核に据えていく方向だということです。
テキトー教師DotAI 認定講師Devinの料金体系は2026年4月14日に刷新されていて、Free、Pro($20/月)、Max($200/月)、Teams(従量課金・最低$80/月)、Enterprise(カスタム)という構成になっています。Devin ReviewやDeepWiki、Ask Devinの一部も課金対象になりました。
室谷代表取締役セキュリティ機能が強化されると、企業がDevinを導入する際の判断材料も変わってきます。これまでは「コードをどれだけ速く書けるか」が中心でしたが、そこに「どれだけ安全に保てるか」が加わるわけです。
テキトー教師DotAI 認定講師特にEnterpriseでDevinを使う企業にとっては、セキュリティレイヤーが内製化されて強化されることは導入の後押しになりえます。一方で、具体的な新機能や提供時期、料金への影響は現時点では明らかにされていません。
室谷代表取締役そこは冷静に見る必要があります。買収発表が出た段階で、すぐに製品が変わるわけではありません。
Corridorの2人が加わって、これから何を作るかという段階です。
Corridorの2人が加わって、これから何を作るかという段階です。
テキトー教師DotAI 認定講師ただ、方向性としては「AIがコードを書く前提のセキュリティ」が製品に組み込まれていく流れは明確です。企業がAIコーディングを導入するとき、セキュリティを別工程として考えるのではなく、開発フローの中に組み込む発想が求められていきますね。
室谷代表取締役そういう意味では、開発者にとっては「AIに書かせて、AIにレビューさせて、AIに守らせる」という流れがどこまで現実になるかが焦点です。CognitionはDevin Security Swarmでその一端を示していて、Corridor買収でさらに加速させる狙いがある、と読めます。
テキトー教師DotAI 認定講師今後のロードマップについては、現時点では明らかにされていません。続報を待つしかない部分ですが、Cognitionがセキュリティを製品戦略の柱に置いたこと自体が、AIコーディングエージェント業界の方向性を示すシグナルだと思います。
よくある質問
室谷代表取締役最後に、よく聞かれそうな点を整理しておきましょう。
テキトー教師DotAI 認定講師まず「CognitionはCorridorを買収したのか」という点。はい、Cognitionが2026年10月28日にCorridorを買収すると発表しています。
買収金額や条件は現時点では明らかにされていません。
買収金額や条件は現時点では明らかにされていません。
室谷代表取締役「Corridorとはどんな会社か」については、約2年前に創業した、AIネイティブチームのためのセキュリティレイヤーを掲げる企業です。共同創業者のJack Cable氏とAshwin Ramaswami氏がCognitionに加わります。
テキトー教師DotAI 認定講師「Devin Securityはどう変わるのか」については、Corridorの2人がDevin Securityを次の段階へ引き上げると述べていますが、具体的な機能変更や提供時期は現時点では明らかにされていません。
室谷代表取締役「Devin Securityにはどんな機能があるのか」については、2026年7月1日提供開始のDevin Security Swarmがあり、並列エージェントがコードベースを調査し、悪用可能性を検証して修正PRを作成する仕組みです。
テキトー教師DotAI 認定講師「開発者への影響は」という点については、AIコーディングの自動化が進むほどセキュリティを開発フローに組み込む動きが強まる、という方向性が読み取れます。具体的な製品変化は今後の発表を待つ必要があります。
室谷代表取締役というわけで、今回はCognitionによるCorridor買収の速報でした。セキュリティを製品の中核に据える動きは、AIコーディングエージェントの次の競争軸を示しているように思います。
続報が出たらまた追いかけましょう。
続報が出たらまた追いかけましょう。
