Cline Desktopとは?エディタ不要で動くAIコーディングエージェント
Cline Desktopの主な特徴
エディタ不要のネイティブアプリ
オープンソースのClineエージェントをネイティブデスクトップアプリ化。ワークスペースを指定するとワークスペース名とgitブランチが表示され、VS Codeを開かずにコードを読み・編集・実行
ANY PROVIDER
自前のAPIキーでAnthropic、OpenAI、Gemini、open-weightモデル、ローカルエンドポイントなどにネイティブ接続。プロジェクト途中でもモデル切替可能
QUEUED MESSAGES
エージェントが作業している間もフォローアップのメッセージを打ち込んでキューに積める
FORK & EDIT
過去のメッセージを編集するとセッションが分岐し、ワークスペースがそのチェックポイントまで巻き戻る
SESSION HISTORY
デスクトップアプリ・CLI・拡張機能・スケジュール実行のセッションを横断して管理できる
室谷代表取締役Clineがネイティブデスクトップアプリ「Cline Desktop」のv0.0.49を発表しました。エディタを開かずにワークスペースを指定して、エージェントと対話しながらコードを読み書き・実行できるアプリなんですよね。
テキトー教師DotAI 認定講師そうなんですよ。Cline Desktopは、Clineが提供するオープンソースのAIコーディングエージェントをネイティブデスクトップアプリとして再構築したもので、公式ページでは「The Cline coding agent as a native desktop app. No editor required」と説明されています。
ワークスペースを指定すると、ワークスペース名とgitブランチが表示され、VS Codeのウィンドウを開かずにエージェントがコードを読み、編集し、実行します。
ワークスペースを指定すると、ワークスペース名とgitブランチが表示され、VS Codeのウィンドウを開かずにエージェントがコードを読み、編集し、実行します。
室谷代表取締役位置づけとしては、これまでIDE拡張・CLI・SDKで提供されてきたClineのエージェント体験を、エディタの外に持ってきた形ですね。同じオープンソースのClineエージェントを、デスクトップアプリとして単体で動かせる、と。
テキトー教師DotAI 認定講師公式ページでは「STANDALONE APP」「ANY PROVIDER」という2つの柱が示されていて、自前のAPIキーを持ち込めばAnthropic、OpenAI、Gemini、open-weightモデル、ローカルエンドポイントなどにネイティブ接続でき、プロジェクトの途中でもモデルを切り替えられるとあります。
室谷代表取締役さらに、エージェントが作業している間もフォローアップのメッセージを打ち込んでキューに積める「QUEUED MESSAGES」、過去のメッセージを編集するとセッションが分岐してワークスペースがそのチェックポイントまで巻き戻る「FORK & EDIT」、デスクトップアプリ・CLI・拡張機能・スケジュール実行のセッションを横断して管理できる「SESSION HISTORY」も公式ページに記載されています。
テキトー教師DotAI 認定講師今回のv0.0.49は、そうした土台の上に開発の現場で欲しかった機能を5つ足したアップデート、という位置づけですね。
Cline Desktop v0.0.49で追加された5つの新機能
Cline Desktop v0.0.49で追加された5つの新機能
ローカルモデルの導入・管理
OllamaまたはLM Studio経由でインストール・管理でき、ハードウェアを検出して最適なローカルモデルを推奨する
PRステータスの一覧表示
セッションヘッダー右上でCI状況・タイトル・マージ状況・行数・各チェックを確認できる
キーバインド設定
Settings → Keybindingsから、新規セッションやセッション検索などのショートカットを記録できる
統合ターミナル
プロジェクトフォルダで開くターミナルを内蔵し、Ctrl+`で切り替えられる
変更レビュー
直近ターンの変更確認、git差分のレビュー、ファイル閲覧をチャット内で完結できる
室谷代表取締役では、今回の発表内容を整理しましょう。Clineの公式スレッドで挙げられている新機能は5点です。
テキトー教師DotAI 認定講師整理するとこうです。
- ローカルモデルの導入・管理:OllamaまたはLM Studio経由でインストール・管理でき、ハードウェアを検出して最適なローカルモデルを推奨する
- PRステータスの一覧表示:セッションヘッダー右上でCI状況・タイトル・マージ状況・行数・各チェックを確認できる
- キーバインド設定:Settings → Keybindingsから、新規セッションやセッション検索などのショートカットを記録できる
- 統合ターミナル:プロジェクトフォルダで開くターミナルを内蔵し、Ctrl+`で切り替えられる
- 変更レビュー:直近ターンの変更確認、git差分のレビュー、ファイル閲覧をチャット内で完結できる
室谷代表取締役5つとも「チャットの外に出なくていい」方向に振り切っているのが面白いですよね。PRを見るためにブラウザに移る、差分を見るためにgitクライアントを開く、ターミナルを別ウィンドウで立ち上げる、という往復を減らす発想です。
テキトー教師DotAI 認定講師単に機能を足したという話じゃなくて、デスクトップアプリとして「開発の1画面」をどこまで成立させるか、という設計思想が見えるアップデートなんですよ。
Ollama・LM Studio連携でローカルモデルを導入・管理する仕組み
ローカルモデル導入:従来手順 vs Cline Desktop
従来の手順(公式ドキュメント)
- Ollama/LM Studio/Atomic Chatなどローカルランタイムを別途インストール
- サーバーを起動
- Clineの設定でプロバイダを選択
- Base URLを入力(Ollama例:http://localhost:11434)
- モデルをドロップダウンから選択
Cline DesktopのLocal Modelsページ
- ハードウェアに合ったモデルを推奨
- ダウンロードを実施
- セットアップまで実施
- 設定はSettings → Provider → Localから
室谷代表取締役5つのうち一番インパクトが大きいのが、ローカルモデル対応だと思います。Clineの公式スレッドでは、OllamaまたはLM Studio経由でローカルモデルをインストール・管理でき、Clineがハードウェアをチェックして利用可能な最適なローカルモデルを推奨すると説明されています。
設定はSettings → Provider → Localから、とのことです。
設定はSettings → Provider → Localから、とのことです。
テキトー教師DotAI 認定講師これ、従来の手間に比べるとかなり違うんですよ。公式ドキュメントのローカルモデルのページでは、これまではOllamaやLM Studio、Atomic Chatといったローカルランタイムを別途インストールし、サーバーを起動し、Clineの設定でプロバイダを選び、Base URL(Ollamaなら例として[http://localhost:11434)を入れて、モデルをドロップダウンから選ぶ、という手順が必要でした。
](http://localhost:11434%EF%BC%89%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%80%81%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%92%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E9%81%B8%E3%81%B6%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%89%8B%E9%A0%86%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82)
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室谷代表取締役それがCline DesktopのLocal Modelsページでは、ハードウェアに合ったモデルを推奨し、ダウンロードしてセットアップまでやってくれる、と公式ドキュメントに書かれているわけですね。
テキトー教師DotAI 認定講師ハードウェア要件の目安も公式ドキュメントに整理されていて、RAM 16〜32GBなら小型・量子化モデル、32〜64GBなら中規模のコーディングモデル、64GB以上なら大規模モデルやより広いコンテキストウィンドウ、という区分けが示されています。
室谷代表取締役ローカル推論を選ぶ動機は、API課金を避けたい、データを外に出したくない、という2点が大きいですよね。MYUUUでも、クライアントのコードを扱う場面では「どこまで外部に送るか」は必ず論点になりますし。
テキトー教師DotAI 認定講師公式ドキュメントでは、ローカル推論向けの推奨設定として「Use Compact Prompt」を有効にすること、タスクを小さく保つこと、コンテキストが大きくなりすぎたら新しいタスクを始めること、が案内されています。講座でも受講生さんに「ローカルモデルはコンテキストの扱いが肝」と伝えているところなので、この案内はそのまま実践のコツになります。
室谷代表取締役PRステータス・統合ターミナル・変更レビューで開発がチャット内で完結
室谷代表取締役残りの4つも、実際に使うと効いてくるものばかりです。まずPRステータス。
セッションヘッダーの右上で、CI状況・タイトル・マージ状況・行数・各チェックを一覧できると。
セッションヘッダーの右上で、CI状況・タイトル・マージ状況・行数・各チェックを一覧できると。
テキトー教師DotAI 認定講師エージェントにPRを出させたあと、確認のためにブラウザに移動する回数が減るのは大きいですね。CIが落ちているのか、マージ可能なのかがチャットの画面のまま分かるわけですから。
室谷代表取締役次がキーバインド設定。Settings → Keybindingsで、新規セッションやセッション検索などにショートカットを記録できる、と。
テキトー教師DotAI 認定講師これは地味ですが、毎日使う人ほど効くやつです。セッションを切り替える回数が多い人ほど、マウスに手を伸ばす時間が積み上がりますからね。
室谷代表取締役3つ目が統合ターミナル。プロジェクトフォルダで開くターミナルを内蔵していて、Ctrl+`で切り替えられると。
テキトー教師DotAI 認定講師エージェントが実行するコマンドと、自分が手で叩くコマンドが同じプロジェクトフォルダ上で完結するのは、確認の意味でも大事です。エージェントの作業を横で見ながら自分も動かせる、という状態になりますから。
室谷代表取締役最後が変更レビュー。直近ターンでClineが何を変えたか、gitの変更をレビューする、プロジェクト内の任意のファイルを開く、というのをチャットから離れずにできる、と。
テキトー教師DotAI 認定講師これは「エージェントに任せきりにしない」ための機能ですよね。何を変えたかをその場で確認できるので、レビューの習慣をチャットの中に持ち込める。
単に便利という話じゃなくて、任せる範囲と確認する範囲を設計しやすくなるんですよ。
単に便利という話じゃなくて、任せる範囲と確認する範囲を設計しやすくなるんですよ。
室谷代表取締役公式ページには、セッション履歴をデスクトップアプリ・CLI・拡張機能・スケジュール実行から横断して管理できる「SESSION HISTORY」も記載されています。複数の入口を使い分けている人ほど、このあたりが効いてきますね。
関連する話では、Cline Cloud Agentsとは?でクラウド側のエージェントについても解説しています。
関連する話では、Cline Cloud Agentsとは?でクラウド側のエージェントについても解説しています。
Cline Desktopの対応OSとダウンロード・始め方
室谷代表取締役対応OSですが、公式ページではBeta版としてmacOS、Windows、Linux向けに提供されていて、v0.0.49の配布物はmacOS(Apple Silicon & Intel)、Windows、Linux(.deb & .rpm、x86_64 & arm64)と記載されています。
テキトー教師DotAI 認定講師ダウンロードは公式ページの「Download for Mac」「Download for Windows」「Download for Linux」から行い、すべてのダウンロードはGitHubに置かれている、と公式ページにあります。
室谷代表取締役始め方は、アプリを入れてワークスペースを指定し、自前のAPIキーを持ち込むかClineアカウントでサインインする、という流れですね。公式ページにも「Bring your own API key or sign in with your Cline account」と書かれています。
テキトー教師DotAI 認定講師注意点として、公式ページにBetaであること、ビルドは頻繁に更新されること、「expect rough edges」と書かれています。業務で使うなら、いきなり全部を任せるのではなく、確認しながら範囲を広げるのが現実的です。
室谷代表取締役あと、現時点では明らかにされていない部分もあって、たとえば正式版の提供時期や、Betaがいつまで続くのかは公式の発表には書かれていません。そこは続報を待つしかないですね。
料金は無料?BYOKとClineアカウントの提供範囲
室谷代表取締役料金についても触れておきましょう。Clineの料金ページには、個人開発者にとってClineは無料で、AI推論の利用分だけを支払う、サブスクリプションなし、ベンダーロックインなし、と書かれています。
テキトー教師DotAI 認定講師整理するとこうです。
- 個人開発者は無料で、AI推論を利用ベースで支払う
- 自前のAPIキーを持ち込める(BYOK)
- Clineプロバイダーを利用することもできる
- サブスクリプションやシート料金はオープンソース版にはない
- チーム連携やエンタープライズ向けのセキュリティが必要な場合はEnterprise
室谷代表取締役ローカルモデルを使う場合、推論は自分のマシンで走るので、その分のAPI課金は発生しない、という考え方になります。ただし、どのモデルをどのくらいの規模で動かすかはハードウェア次第なので、まずは公式が示すRAM別の目安を確認するのが順番ですね。
テキトー教師DotAI 認定講師ここは誤解されやすいので、講座でもよく聞かれるんですよ。「無料」というのはアプリとエージェントの利用が無料という意味で、クラウドのモデルを使えばその推論分はかかる。
BYOKなら自分のキーの契約次第、という切り分けです。
BYOKなら自分のキーの契約次第、という切り分けです。
室谷代表取締役Clineはオープンソースで、料金ページでも「ベンダーロックインはない」と明言されています。プロバイダを切り替えたり、セルフホストしたりも可能とされています。
このあたりの思想は、ローカルモデル対応とも一貫していますよね。
このあたりの思想は、ローカルモデル対応とも一貫していますよね。
テキトー教師DotAI 認定講師なお、Cline Desktop自体の料金体系について、公式ページ抜粋には個別の記載は見当たりません。現時点では明らかにされていない、という扱いが正確です。
よくある質問
室谷代表取締役最後に、よく聞かれそうな点を整理しておきます。
テキトー教師DotAI 認定講師まず、Cline DesktopはIDEなしで使えるのか。これは公式ページに「No editor required」と明記されています。
ワークスペースを開いてエージェントと対話する形で、VS Codeのウィンドウは不要です。
ワークスペースを開いてエージェントと対話する形で、VS Codeのウィンドウは不要です。
室谷代表取締役VS Code拡張版との違いは何か。同じオープンソースのClineエージェントを使い、デスクトップアプリ・CLI・拡張機能・スケジュール実行のセッションを1か所で管理できる点が公式ページに示されています。
エディタの中に住むか、外に住むか、という違いですね。
エディタの中に住むか、外に住むか、という違いですね。
テキトー教師DotAI 認定講師ローカルモデルはどう接続するのか。Cline DesktopではSettings → Provider → Localから、OllamaまたはLM Studio経由で導入・管理でき、ハードウェアに合わせたモデルを推奨してくれます。
手動で設定する場合は、プロバイダ選択・Base URL(Ollamaの例はhttp://localhost:11434)・モデル指定という手順が公式ドキュメントに載っています。
手動で設定する場合は、プロバイダ選択・Base URL(Ollamaの例はhttp://localhost:11434)・モデル指定という手順が公式ドキュメントに載っています。
室谷代表取締役料金は無料なのか。個人開発者は無料で、AI推論の利用分のみ課金、BYOKも可能、というのが料金ページの記載です。
ローカル推論ならその分のAPI課金は避けられます。
ローカル推論ならその分のAPI課金は避けられます。
テキトー教師DotAI 認定講師対応OSは。macOS(Apple Silicon & Intel)、Windows、Linux(.deb & .rpm、x86_64 & arm64)です。
Beta版として提供中で、ビルドは頻繁に更新されると公式ページにあります。
Beta版として提供中で、ビルドは頻繁に更新されると公式ページにあります。
室谷代表取締役オープンソースなのか。ClineはオープンソースのAIコーディングエージェントとして提供されていて、料金ページでもベンダーロックインがないことが明言されています。
リポジトリは公式ページからGitHubに案内されています。
リポジトリは公式ページからGitHubに案内されています。
テキトー教師DotAI 認定講師セキュリティやプライバシーは。ローカルモデルを使えば推論を自分のマシンで完結できる、という選択肢が公式に用意された、というのが今回のポイントです。
データの扱いの詳細は公式ドキュメントの該当ページを確認するのが確実ですね。
データの扱いの詳細は公式ドキュメントの該当ページを確認するのが確実ですね。
室谷代表取締役並列エージェントや定期タスクは。公式ページにはマルチエージェントのチームとスケジュール実行、cronでの定期自動化について記載があります。
Cline Desktop v0.0.49の発表で追加された5機能とは別の、土台の機能として案内されているものです。
Cline Desktop v0.0.49の発表で追加された5機能とは別の、土台の機能として案内されているものです。
テキトー教師DotAI 認定講師というわけで、今回のv0.0.49は「エディタの外に出ても、開発の確認作業までチャット内で完結させる」という方向をはっきり示したアップデートでした。Betaなので変化は速いですが、ローカルモデルを試したい人にはちょうどいいタイミングだと思います。
室谷代表取締役