Runway App Studioは、Runwayが2026年に発表した、作りたいクリエイティブアプリを言葉で説明するだけでノーコードで構築できる仕組みです。生成したアプリはRunwayの画像・動画・音声モデルと自社のBrand Kitsを組み合わせて動き、自分だけでなくチーム全体で使えます。
室谷 代表取締役 Runwayが「App Studio」を発表したんですよね。作りたいアプリを言葉で説明するだけで作れる、と。 これは単なる新機能というより、制作の進め方そのものが変わる話だと思ってます。
テキトー教師 DotAI 認定講師 そうなんですよ。公式スレッドでも「Build the creative app you wish existed, just by describing it」と、説明するだけでアプリが作れる点が最初に来ています。 コード不要で、RunwayのモデルとBrand Kitsで動く、と。
室谷 代表取締役 「ほしかったアプリを自分で作る」という言い方が象徴的ですよね。現場で「この工程だけ毎回同じことやってるな」という部分を、アプリとして固定化できるわけですから。
AgentとApp Studioの役割の違い
プロンプト・モデルチェーン・ブランド設定をパッケージ化 何度も実行できるツールにする 既存Runway Appsの移行先
テキトー教師 DotAI 認定講師 まず定義を整理しておくと、App Studioはプロンプト・モデルの連鎖・ブランド設定をパッケージ化して、誰でも繰り返し実行できるツールにする仕組みです。単発の生成で終わらせず、再利用可能なアプリとして梱包するのがポイントなんですよ。
室谷 代表取締役 なるほど。単発のプロンプトだと、その場の職人芸で終わっちゃうんですよね。 MYUUUでも「この人がいないと回らない」みたいな工程が必ずあって、そこを仕組みに落とすのはずっと課題でした。
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式FAQでは、Agentは単発生成向け、App Studioはプロンプト・モデルチェーン・ブランド設定をパッケージ化して何度も実行できるツールにする、と役割が分けられています。
室谷 代表取締役 既存の「Runway Apps」はどうなったんですか?
テキトー教師 DotAI 認定講師 そこも公式FAQに書かれていて、既存のRunway AppsはApp Studio内に移行済みで、そのまま使い続けることも、自分のバージョンに作り変えることもできるそうです。移行に手動作業は不要とされています。
室谷 代表取締役 移行が自動で済むのは現場としてはありがたいですよね。いきなりツールが別物になると、チームの運用が止まっちゃうので。
App Studioの3ステップ
01 Describe it
アプリが何をすべきかを言葉で伝える。App Studioがコードを書き、テストし、デプロイまで行う。コード・APIキー・ホスティングの管理は不要
02 Shape it
自然言語で調整し、いつでもロールバックできる。改善後は以降の出力がその改善に従う(過去の出力には遡及しない)
03 Share it
非公開のまま/チームメイトと共有/公開リンクの発行の3通りから選べる
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式ページの「How it works」は3ステップで整理されています。まず「Describe it」で、アプリが何をすべきかを言葉で伝える。 するとApp Studioがコードを書き、テストし、デプロイまで行う。コードもAPIキーもホスティングの管理も不要、という流れです。
室谷 代表取締役 コードもAPIキーもホスティングも要らない、というのは、非エンジニアのクリエイターにとってはかなり大きいですよね。これまでだと、ちょっとしたツール化の時点でエンジニアの助けが必要でしたから。
テキトー教師 DotAI 認定講師 2つ目が「Shape it」で、自然言語で調整し、いつでもロールバックできる。アプリを改善すると、それ以降の出力がすべてその改善に従うようになる、と説明されています。
室谷 代表取締役 ロールバックできるのが地味に効きますよね。現場だと「前のほうが良かった」が普通にありますから。 改善が過去の出力に遡って適用されるわけではない点も、運用上は理解しておく必要があります。
テキトー教師 DotAI 認定講師 3つ目が「Share it」で、非公開のままにする、チームメイトと共有する、公開リンクを発行する、の3通りが選べます。
室谷 代表取締役 この「共有の設計」が実は一番大事で。公式FAQには、アプリは共有するまで非公開、公開リンクもサインイン必須、リンク利用者は自身のクレジットで生成する、と書かれているんですよ。 クレジットの消費が利用者側に紐づく設計なのは、チーム運用を考えるとよくできてます。
テキトー教師 DotAI 認定講師 管理者側は、全アプリの利用状況とアクセスを把握できるとされています。無効化したモデルの設定も自動で引き継がれる、という記述もありました。
室谷 代表取締役 全社展開するときに「誰がどのアプリをどれだけ使ったか」が見えるのは、稟議を通す側としては必須なんですよね。
既製アプリ5種でできること
Character Swap
動画をアップロードして新しいキャラクターを与えると、シーンがその人物で展開される。元動画を画像またはプロンプトから新しいキャラクターで再キャストし、depth-mapガイド付きのキーフレームとSeedance 2.5を使う。
Style Out
ユニークなキャラクターのラインナップを作り、髪型・メイク・衣装をスタイリング。ルックが決まったら制作に使えるキャラクターシートに変える。
Precise Edit
画像にマークアップして注釈を付けた箇所だけをレタッチし、それ以外は手を付けない。
Product Shoot
商品写真1枚から新しい設定・スタイル・シーンで展開してキャンペーンに広げる。バッグでも香水でも車でも、商品画像をアップロードするとさまざまな設定とポーズでワンクリックで命を吹き込む。
Table Read
脚本を撮影前に聴くために、キャラクターごとに固有の声を割り当て、シーンが音としてどう展開するかを試せる。
テキトー教師 DotAI 認定講師 発表では5つの例が紹介されています。1つ目がCharacter Swapで、動画をアップロードして新しいキャラクターを与えると、シーンがその人物で展開される、というものです。
室谷 代表取締役 これは撮り直しのコストを根本から変えるやつですよね。公式ページでは、元動画を画像またはプロンプトから新しいキャラクターで再キャストし、depth-mapガイド付きのキーフレームとSeedance 2.5を使う、と説明されています。
テキトー教師 DotAI 認定講師 2つ目がStyle Outです。ユニークなキャラクターのラインナップを作り、髪型・メイク・衣装をスタイリングする。 ルックが決まったら、それぞれを制作に使えるキャラクターシートに変える、という流れですね。
室谷 代表取締役 キャラクター設定を先に固めてから本番に入れるのは、映像制作では定番の工程ですけど、それをアプリとして固定化できるのは強いです。
テキトー教師 DotAI 認定講師 3つ目がPrecise Editです。画像にマークアップして、注釈を付けた箇所だけをレタッチする。 それ以外は手を付けない、というものですね。
室谷 代表取締役 「指定したところ以外は触らない」というのは、現場だと一番怖いところなんですよ。全部作り直されると、修正のたびに別物になっちゃうので。
テキトー教師 DotAI 認定講師 4つ目がProduct Shootです。商品写真1枚から、新しい設定・スタイル・シーンで展開してキャンペーンに広げる、というものです。 公式のアプリページでは、バッグでも香水でも車でも、商品画像をアップロードするとさまざまな設定とポーズでワンクリックで命を吹き込む、と説明されています。
室谷 代表取締役 物撮り1枚から展開できるのは、ECや広告の現場だと分かりやすい価値ですよね。商品ごと、市場ごとに撮り直すのではなく、アセットを適応させていく発想です。
テキトー教師 DotAI 認定講師 5つ目がTable Readです。脚本を撮影前に聴くために、キャラクターごとに固有の声を割り当てて、シーンが音としてどう展開するかを試せる、というものです。
室谷 代表取締役 読み合わせを撮影前に自動でやれるのは、脚本段階の手戻りを減らせますよね。音声まで含めてモデルが揃っているからこそ成立するアプリだと思います。
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式ページの「Available Apps」には、Character Swap、Precise Edit、Product Photos、Style Outの4つが並んでいて、その下の「Explore other apps」には、Remove from Video、Reshoot Product、Upscale Video、Add Dialogue、Change Image Style、Add Performance、Change Backdrop、Change Time of Day、Relight Sceneといったアプリも紹介されています。
室谷 代表取締役 既製アプリがすでにかなり揃っているので、まずは触ってみて、自分のワークフローに合うものをリミックスするところから始めるのが現実的ですね。
テキトー教師 DotAI 認定講師 始め方は先ほどの3ステップに沿います。まずアプリに何をしてほしいかを言葉で説明する。 次に自然言語で調整し、必要ならロールバックする。最後に非公開・チーム共有・公開リンクのいずれかで共有する、という順番です。
室谷 代表取締役 公式ページには「Turn an Agent session or Workflow into an app in one click」とも書かれていて、AgentのセッションやWorkflowをワンクリックでアプリ化できるんですよ。ゼロから説明を書かなくても、すでに回している工程をそのままアプリにできる、と。
テキトー教師 DotAI 認定講師 これは見落とされがちですが大きいですね。現場でうまくいっているやり方を、そのまま梱包できるわけですから。
室谷 代表取締役 あと、アプリはBrand Kitsやリファレンスから引けるので、商品・市場・フォーマットごとにバリエーションを作ってもブランドから外れない、と説明されています。これはMYUUUでも欲しかったやつです。 毎回トンマナを人間が確認する工程が減りますから。
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式ページでは、広告・映画とプリビズ・3DとVFXのユースケースも挙げられています。広告では20の市場やSKUをまたいで商品やキャラクターを差し替えてもスポットを作り直さずに済む、映画とプリビズでは脚本から絵コンテ、そしてチームがレビューできるプリビズへ、3DとVFXではモデルやアニマティックを持ち込んでテクスチャリング・ライティング・レンズを加える、といった説明です。
室谷 代表取締役 20市場・SKUをまたいで差し替え、というのは広告運用の現実そのものですよね。Runway全体としても、Aleph 2.0やEdit Studio、DaVinci Resolveプラグイン、広告向けのRunway Adsなど、制作ワークフローへの統合を進めてきていて、App Studioはその延長線上にあるわけです。 Runwayの料金プランやGen-4.5の全体像は Runway AIとは?料金プランとGen-4.5の使い方、日本語対応まで解説 でも詳しく解説しています。
テキトー教師 DotAI 認定講師 ここは誤解が出やすいので整理しておきます。公式ページには「Included in every paid plan」とあり、構築・実行・ホスティングは既存のクレジットから消費され、追加のアドオンは不要とされています。
室谷 代表取締役 つまり有料プランなら追加課金なしで使える、と。料金ページを見ると、Standardが年払いで月12ドル(月払い15ドル)、625クレジット/月。 Proが年払いで月28ドル(月払い35ドル)、2250クレジット/月。Maxが年払いで月76ドル(月払い95ドル)、9500クレジット/月という構成で、Standard以上の各プランに「Build creative apps in App Studio」が新機能として並んでいます。
テキトー教師 DotAI 認定講師 無料プランは125クレジットの一回限りで、料金ページ上ではApp Studioの構築についての記載がありません。無料でどこまで使えるかは、現時点では明らかにされていません。
室谷 代表取締役 ここは「無料でも作れる」とは言い切れないので、注意して伝えたいところですね。あと、クレジットはStandardとProが月次でリセット、Maxは未使用分が1か月まで繰り越せる、追加購入分は失効しない、という違いもあります。 アプリをチームで回すと消費が読めなくなりがちなので、この差は見ておいたほうがいいです。
テキトー教師 DotAI 認定講師 日本からの利用可否について、公式に地域制限の記載は今回のソースには見当たりません。現時点では明らかにされていない、という扱いが正確ですね。
室谷 代表取締役 Runway自体はiPhone・Androidアプリも提供されていますし、ログインはGoogle・Apple・SSOにも対応しています。ただ、App Studioの構築がどのプラットフォームから可能かは、公式ページ上ではデスクトップのWebアプリ前提の記述が中心で、モバイルからの構築可否までは明記されていません。
テキトー教師 DotAI 認定講師 商用利用については、公式ページに明示的な可否の記述はありません。ここも現時点では明らかにされていない、と正直に書くのがよいと思います。
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式FAQの違いの説明をもう一度整理すると、Agentは単発生成のためのもの。App Studioはプロンプト・モデルチェーン・ブランド設定をパッケージ化して、誰でも何度も実行できるツールにするもの。 これが核心です。
室谷 代表取締役 一般的なアプリビルダーとの違いも公式FAQにあって、すべてのアプリにはRunwayの画像・動画・音声モデルと、チームのRunwayアカウントとクレジットが最初から付いてくるので、つなぐものもホストするものもない、と。ここが一番の差別化なんですよね。
テキトー教師 DotAI 認定講師 つまり、モデルを自分でAPIでつないで、ホスティングを用意して、認証を付けて……という工程がまるごと不要になる、という話です。
室谷 代表取締役 しかも、Agentで試してうまくいった流れをワンクリックでアプリ化できる。単発の試行から、チームの資産への移行がシームレスなんですよ。
テキトー教師 DotAI 認定講師 公式ページにはKPFのAndy Christoforou氏のコメントも掲載されていて、App Studioでチームの働き方に合わせたAIツールを自分たちで作れるので、一部の専門家だけでなくすべてのデザイナーが自分たちの環境の中で使える、という趣旨の発言が紹介されています。
室谷 代表取締役 この「専門家だけでなく全員が使える」というのが、まさにApp Studioの本質ですよね。属人化を仕組みに変える、という。
テキトー教師 DotAI 認定講師 講座でも受講生さんから「同じ作業を毎回やっている」という声をよく聞くんですよ。単に時短の話じゃなくて、工程を資産化する話として捉えると、App Studioの位置づけがすごくクリアになります。
室谷 代表取締役 そうなんですよね。ツールを覚える時代から、ツールを自分で用意する時代に移りつつある。 まずは既製アプリを触って、自分の工程を一つアプリにしてみる。そこから始めるのがいいと思います。
Q. Runway App Studioとは何ですか?
A. Runwayが発表した、作りたいクリエイティブアプリを言葉で説明するだけでノーコードで構築できる仕組みです。生成したアプリはRunwayの画像・動画・音声モデルと自社のBrand Kitsを組み合わせて動作し、自分だけでなくチーム全体で使えます。
Q. 料金はかかりますか?無料で使えますか?
A. 公式ページでは、構築・実行・ホスティングは既存のクレジットから消費され、追加アドオンは不要とされています。App Studioの構築はStandard以上の有料プランに含まれると記載されています。無料プランは125クレジットの一回限りで、無料プランでのApp Studio構築については記載がなく、現時点では明らかにされていません。
Q. 日本から利用できますか?
A. 今回の公式情報には地域制限の記載がなく、日本からの利用可否は現時点では明らかにされていません。
Q. コードが書けなくてもアプリを作れますか?
A. はい。公式ではコード不要で、コード・APIキー・ホスティングの管理は不要と説明されています。アプリの説明を書くと、App Studioがコードを書き、テストし、デプロイまで行います。
Q. 作ったアプリは他の人に使ってもらえますか?
A. 非公開のままにする、チームメイトと共有する、公開リンクを発行する、の3通りが選べます。アプリは共有するまで非公開で、公開リンクもサインインが必須、リンク利用者は自身のクレジットで生成します。
Q. 既存のRunway Appsはどうなりますか?
A. App Studio内に移行済みで、手動作業は不要とされています。これまで通り使い続けることも、自分のバージョンに作り変えることもできます。
Q. AgentやWorkflowsとの違いは何ですか?
A. Agentは単発生成向けで、App Studioはプロンプト・モデルチェーン・ブランド設定をパッケージ化し、誰でも繰り返し実行できるツールにする点が異なります。AgentのセッションやWorkflowはワンクリックでアプリ化できます。
Q. どんな既製アプリがありますか?
A. Character Swap、Style Out、Precise Edit、Product Shoot、Table Readの5つが発表で紹介されています。公式ページのAvailable AppsにはCharacter Swap、Precise Edit、Product Photos、Style Outが並び、ほかにもRemove from VideoやReshoot Product、Upscale Video、Add Dialogueなどが紹介されています。