2026年8月6日

OpenAI、ChatGPT広告にプロダクトカルーセルを導入

室谷室谷代表取締役
今回はOpenAIがChatGPT広告に「プロダクトカルーセル」を導入したというニュースです。ユーザーの会話の下に表示される広告枠に、複数商品が横に並ぶ形で表示されるようになりました。

これまでChatGPT広告といえば「1社・1商品」だけだったので、かなり大きな変化ですよね。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
そうですね。ChatGPT広告自体が始まったのが約5ヶ月前。

当初は見出し・説明文・画像・リンクで構成されるシンプルな単一広告だけでした。そこから約3ヶ月前に、小売業者が商品カタログから一括で「プロダクトフィード」型キャンペーンを作れる自動化機能が追加されて、今回のカルーセル表示につながった流れです。

OpenAI、ChatGPT広告に「プロダクトカルーセル」を導入――何が変わるのか

ChatGPT広告の運用変化:従来 vs プロダクトカルーセル
従来の広告運用
  • 広告主が商品ごとに広告ユニットを作成し入稿
  • 商品情報の管理や更新は広告主側で実施
  • 商品数が多いと運用の手間が増大
プロダクトカルーセル
  • OpenAIが小売業者のプロダクトフィードから商品情報を取得
  • 複数の商品を1つの広告枠に自動で配置
  • 広告主の入稿・運用の手間を削減
  • 表示位置は従来と同じ(ユーザーの会話下部)
  • 広告であることが明示される
室谷室谷代表取締役
つまり、広告の「見た目」が変わっただけでなく、裏側の運用構造も変わりつつあるということですね。従来は広告主が商品ごとに広告ユニットを作って入稿する必要がありました。

しかし今回のカルーセルでは、OpenAI側が小売業者のプロダクトフィードから商品情報を取得して、複数の商品を一つの広告枠に自動で並べます。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
単に「複数表示できるようになりました」という話ではなく、広告主の手間を省くための自動化がさらに進んだ、と捉えるのが正しいですね。Digidayの報道では、カルーセル形式はスクリーンショットでも確認されており、表示位置は従来と同じくユーザーの会話の下部です。

広告であることも明示されます。

従来のChatGPT広告は「1社1商品」だった――新フォーマットの仕組みを解説

従来のChatGPT広告と新フォーマットの比較
従来のChatGPT広告
  • 1広告枠=広告主1社・商品1点
  • 商品ごとにバナーを作成
  • プロダクトフィードのような自動生成はなし
新フォーマット
  • 1広告枠に複数商品を横並び表示
  • プロダクトフィード型運用
  • 商品名・価格・画像・URLを構造化データで用意
  • OpenAIプラットフォームが自動生成
  • 現時点では1小売業者の商品のみ
  • 将来的にはもっと多くの選択肢を想定
室谷室谷代表取締役
これまでのChatGPT広告は、1つの広告枠に対して広告主1社・商品1点だけでした。今回の新フォーマットでは、一つの広告枠に複数の商品が横並びで表示される。

現時点では「1小売業者の商品だけ」が対象ですが、その仕組み自体はもっと多くの選択肢を想定して作られていると報じられています。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
ポイントは「プロダクトフィード」型の運用ですね。小売業者が商品名・価格・画像・URLなどを構造化したデータ群をあらかじめ用意しておけば、OpenAIのプラットフォームがそれを読み取って広告を自動生成する。

商品ごとにバナーを作る従来型の広告とは、発想がかなり異なります。実際、約3ヶ月前からこのフィード型キャンペーンの一括作成が可能になっていたので、今回のカルーセルはその延長線上にあるアップデートと言えます。

Googleショッピング広告との共通点と違い――自動化が進む広告運用

Googleショッピング広告 vs ChatGPT広告
Googleショッピング広告
  • 小売業者のフィードから商品情報を取得
  • プラットフォーム側が表示商品を決定
  • 検索などユーザーの「買いたい」という意思表示のタイミングで表示
ChatGPT広告
  • 小売業者のフィードから商品情報を取得
  • プラットフォーム側が表示商品を決定
  • 会話の文脈に応じて商品を提示
  • ユーザーの明示的な購買意図なしに表示される
室谷室谷代表取締役
この仕組み、どこかで見たことがあるなと思ったら、Googleショッピング広告ですね。Digidayの記事でも明示的に「Googleのショッピングフィードと似ている」と書かれています。

ブランド側が個別の広告ユニットを作るのではなく、小売業者のフィードから商品情報を引っ張ってきて、どの商品を並べるかをプラットフォーム側が決める。この辺りは共通点です。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
一方で、ChatGPT広告ならではの違いもあると思います。それは「会話の文脈」です。

ユーザーがChatGPTとやり取りしている途中で商品が提示されるので、検索広告のようにユーザーが自ら「買いたい」と意思表示したタイミングとは少し性質が異なります。とはいえ、ショッピング広告の自動化トレンドの中で、Metaもカタログ広告で複数商品の表示を自動化していますし、Amazonもスポンサー広告で複数商品を並べています。

OpenAIも同じ方向に向かっている、というのが今回のポイントですね。

カルーセル表示はOpenAIが自動判断――広告主が押さえるべきポイント

室谷室谷代表取締役
ここが重要なのですが、現時点では広告主が「カルーセル形式にします」と選ぶことはできません。単一商品広告にするか、カルーセルにするかの判断はOpenAIの広告プラットフォーム側が自動で行います。

これは通常の広告配信においてOpenAIがどの広告を出すかを決めるのと同じ仕組みです。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
つまり広告主側は「プロダクトフィードを用意する」ことが最優先で、表示形式はあくまでOpenAI側に委ねる形です。あるアメリカの代理店幹部は、OpenAIがフィード型広告について広告主へのガイダンスを増やしていると話しています。

Q4のホリデーシーズンに向けて、ChatGPTの会話の中で商品を見つけてもらいやすくしたい、という意図があるようです。広告主としては、フィードの品質を高めておくことが今後ますます重要になりそうです。

今後の展望:複数社の商品が並ぶ未来とeコマースへの影響

室谷室谷代表取締役
将来的には、特定のキーワードや会話の流れに応じて複数社の商品が一つのカルーセルに並ぶ可能性も報じられています。「競合他社の商品が同じ枠に並ぶ」というのは、eコマースの広告では一般的な体験ですから、ChatGPTがその領域に入ってきた、という見方もできます。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
タイミングも重要な要素です。Q4は1年で最も広告費が動く時期です。

このタイミングで新フォーマットを投入することで、OpenAIへの広告予算の流入を促したい、という思惑があると記事では指摘されています。報道では、OpenAIの2026年の広告収入目標は25億ドル、2030年には1000億ドル超を目指すとされています。

その目標を考えても、Q4の成果がどれだけ出るかは大きな分岐点になるでしょう。ChatGPT広告の今後の動向、そして「チャットUIならではの広告体験」がどう作られていくのか、引き続き注目ですね。

FAQ:ChatGPT広告のカルーセルに関するよくある質問

室谷室谷代表取締役
最後に、よく聞かれそうなポイントを整理しておきましょう。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
そうですね。たとえば「広告主がカルーセルを選べるの?」という質問は多いはずです。

整理するとこうです。
  • 現時点では広告主が表示形式を選択することはできず、OpenAI側が単一表示かカルーセルかを自動判断します。
  • 表示される商品は、小売業者が提供するプロダクトフィードから引っ張られてきます。
  • 今のところ同一小売業者の商品のみが対象ですが、将来的には複数社の商品が並ぶ仕組みも構築済みです。
室谷室谷代表取締役
もう一つ、「通常の広告との違いは?」という点も押さえておきたいですね。従来のChatGPT広告は1社1商品、今回のカルーセルは1社複数商品という点が大きな違いです。

共通するのは、どちらもユーザーの会話の下部に表示され、広告であることが明示される点ですね。
テキトー教師テキトー教師.AI認定講師
そして、eコマース企業にとっては、商品ごとに広告を作る手間が省けるのが最大のメリットです。自動化がどこまで進むのか、また実際の配信結果がどうなるのかはまだ明らかにされていませんが、Q4の動きでいろいろと見えてきそうです。

ChatGPTの機能拡張についてはChatGPT長期記憶のすべてでも解説していますので、あわせてご覧ください。広告やプロンプトの注意点に関しては、ChatGPT警告の種類と対処法も参考になります。

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