Claude Code /initコマンド完全ガイド【2026年最新】:CLAUDE.mdの自動生成・新インタラクティブモード・活用ベストプラクティスまで徹底解説
室谷今回はClaude Codeの
/initコマンドの話をしましょう。.AI(ドットエーアイ)コミュニティでもよく聞かれるんですが、「/initって使った方がいいの?」って声が意外と多いんですよね。
テキトー教師ですよね。講座で受講生さんに「Claude Codeを入れたら次は何をすればいいですか?」って聞かれると、まず「
/initを走らせてください」って答えてるんですけど、その後「で、何が起きたんですか?」ってなる人がほとんどで(笑)。
室谷そう、
今回はそこを徹底的に掘り下げたいと思います。
/initって最初から重要なんですよ。でも何をやってるのか見えにくいから「なんかファイルが生成されたな」で終わる人が多い・・・。今回はそこを徹底的に掘り下げたいと思います。
テキトー教師整理すると、この記事で話すのは4つのポイントです。
/initが何をやっているか、生成されるCLAUDE.mdをどう活用するか、2026年に追加されたインタラクティブな新initモード、そして実際の使い方のベストプラクティスですね。
室谷この
/initコマンド、単純に見えてClaude Codeを使いこなす上での土台になるんで、ここをちゃんと理解してるかどうかで後の体験がだいぶ変わります。/initコマンドとは?何をしているのか

室谷まず基本から確認しましょう。
/initはClaude Codeのセッション中に実行するスラッシュコマンドで、プロジェクト用のCLAUDE.mdファイルを自動生成してくれます。
テキトー教師具体的に何をやっているかというと、Claudeがコードベースを自動スキャンして、ビルドコマンド、テスト手順、プロジェクトの慣習を発見してCLAUDE.mdに書き起こしてくれるんですよ。人間が手で書くよりずっと精度が高い。
室谷MYUUUでも新しいプロジェクトを立ち上げる時は必ず最初に
/initを走らせるようにしています。エンジニアがCLAUDE.mdを0から書こうとすると時間がかかるし、見落としも出てくるんですよね。
テキトー教師受講生さんからよく聞くのが「CLAUDE.mdって何を書けばいいか分からない」という声なんですが、
/initで自動生成してからそれをベースに修正する方が格段に楽ですね。/initコマンドの使い方
室谷使い方は超シンプルです。Claude Codeのセッションを開始して、対話画面で
/initと打つだけ。
テキトー教師もしくは、コマンドラインの起動オプションとして
claude --initかclaude --init-onlyを使う方法もあります。--init-onlyは初期化フックを実行してすぐ終了するオプションで、CI/CDパイプラインで使うことが多いですね。以下のコマンドのどれかを使います。
# セッション内で実行
/init
# 起動時に初期化して対話モードを開始
claude --init
# 初期化だけして終了(対話モードに入らない)
claude --init-only
室谷--init-onlyはスクリプトで使う場面が多いですね。「新しいリポジトリをセットアップしたら自動的にCLAUDE.mdを生成する」みたいな自動化に組み込めます。
テキトー教師講座では基本的に
/initから教えてますね。セッション内でいつでも実行できるし、既存のCLAUDE.mdがある場合は上書きせずに改善提案をしてくれるので安心です。/initで生成されるもの
室谷/initを実行すると何が生成されるか、公式ドキュメントで確認された内容を整理しましょう。
テキトー教師まとめるとこうなります。
| 生成物 | 内容 |
|---|---|
CLAUDE.md または .claude/CLAUDE.md | ビルドコマンド、テスト手順、プロジェクト慣習 |
CLAUDE.local.md | .gitignoreに追加される個人用設定ファイル |
室谷ポイントは「既存のCLAUDE.mdがある場合は上書きしない」ということですね。既存ファイルがあれば、改善案を提示するだけで実際の書き換えは人間が判断します。
テキトー教師これ、最初に知らないで「もう一回
/initして更新しよう」とやると、既存の設定が消えるんじゃないかって心配する人がいるんですが、そうならないので安心してほしいですね。/initが生成するCLAUDE.mdの中身
室谷/initで生成されたCLAUDE.mdって、実際どんな内容になるか見てみましょう。コードベースの言語やフレームワークによって変わってきますが、典型的な構成はこんな感じです。
テキトー教師TypeScriptプロジェクトだと、こういう内容が自動生成されることが多いですね。
# Project Overview
Next.js + TypeScript + Supabase を使ったWebアプリ
## Build Commands
- `npm run dev` - 開発サーバー起動
- `npm run build` - プロダクションビルド
- `npm run test` - テスト実行
- `npm run lint` - ESLintチェック
## Code Style
- TypeScript strict mode 有効
- ESLint + Prettier 使用
- コンポーネントは src/components/ に配置
- ページは src/pages/ または app/ に配置
## Testing
- Jest + React Testing Library
- テストファイルは __tests__/ ディレクトリに配置
室谷これがClaudeが自分でコードベースをスキャンして書いてくれるんですよね。
package.json、.eslintrc、tsconfig.jsonあたりを読んで自動推測します。
テキトー教師受講生さんに「CLAUDE.mdを手で全部書いてます」という人がたまにいるんですが、
/initを知ってからは「これ最初から使えばよかった」って声が多いですね。効果的なCLAUDE.mdの書き方
室谷ただ、
/initで自動生成したCLAUDE.mdをそのまま使うんじゃなくて、そこからカスタマイズするのが本当の使い方です。公式ドキュメントにも書かれているんですが、「Claudeが自動では発見できない情報を追加する」のが重要です。
テキトー教師具体的に言うと、「このAPIを直接呼ぶな」「このファイルは変更禁止」「コメントは英語で書く」みたいなチームルールはClaude自身はスキャンしても分からないですよね。
室谷MYUUUでは
/init後に必ず追記するセクションがあって、「禁止事項」「デプロイ手順」「外部サービスの接続情報」みたいな人間しか知らない情報を加えています。
テキトー教師公式ドキュメントが示しているCLAUDE.md作成のベストプラクティスをまとめるとこうなります。
| 原則 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 1ファイルあたり200行以内を目標にする |
| 構造 | Markdownヘッダーと箇条書きで整理する |
| 具体性 | 「コードを整理する」より「APIハンドラーはsrc/api/handlers/に置く」と書く |
| 一貫性 | 矛盾するルールを入れない。定期的に見直す |
室谷200行以内っていうのは意外と厳しくて・・・。でもCLAUDE.mdはセッション開始時にコンテキストウィンドウに読み込まれるので、長すぎると重要な指示が埋もれるんですよね。
テキトー教師そうなんです。冗長なCLAUDE.mdにしてしまうと、Claudeが指示を見落としやすくなる。
200行という制限を意識して、「本当に必要な情報だけ」に絞る訓練だと思っています。
200行という制限を意識して、「本当に必要な情報だけ」に絞る訓練だと思っています。
CLAUDE.mdの配置場所と読み込み順序

テキトー教師ここで少し深掘りしたいんですが、CLAUDE.mdってどこに置くかでスコープが変わるんですよ。これ、講座でも結構ハマる人が多いポイントで。
室谷そうなんですよね。「チームで共有するルール」と「自分だけのルール」を分けて管理できるのがCLAUDE.mdの強みです。
テキトー教師配置場所とスコープをまとめるとこうなります。
| 配置場所 | スコープ | Gitで共有 |
|---|---|---|
./CLAUDE.md または ./.claude/CLAUDE.md | プロジェクト全体(チーム共有) | される |
./CLAUDE.local.md | プロジェクト内の個人用 | されない(.gitignore) |
~/.claude/CLAUDE.md | 全プロジェクト共通の個人設定 | されない |
/Library/Application Support/ClaudeCode/CLAUDE.md(Mac) | 組織全体(IT管理) | 管理者が配布 |
室谷MYUUUでは
./CLAUDE.mdにチームルールを書いてGit管理して、./CLAUDE.local.mdに各エンジニアの個人設定を書いてもらうスタイルにしています。CLAUDE.local.mdは自動で.gitignoreに追加されるんで、誤ってコミットする心配もないです。
テキトー教師~/.claude/CLAUDE.mdはユーザーレベルで全プロジェクトに適用されるので、「コメントは常に日本語で書く」「絶対にforceプッシュしない」みたいな個人の鉄板ルールを入れておくのがおすすめです。
室谷読み込み順序も面白くて・・・。Claude Codeは現在の作業ディレクトリから親ディレクトリに向かってCLAUDE.mdを探しながら全部読み込むんですよ。
モノレポで複数プロジェクトある場合は特に意識したいポイントです。
モノレポで複数プロジェクトある場合は特に意識したいポイントです。
CLAUDE.mdへのファイルインポート
テキトー教師あと地味に便利な機能として、
@パス/to/fileでCLAUDE.mdに他のファイルをインポートできます。
室谷これ、大きいプロジェクトで特に役立つんですよね。README.mdやpackage.jsonを直接参照させることで、CLAUDE.md自体は軽く保てる。
# プロジェクト概要
@README.md を参照してください。
# 依存パッケージ
@package.json
# Gitワークフロー
@docs/git-workflow.md
テキトー教師インポートは最大5段階のネストまで対応していて、インポートしたファイルがさらに別のファイルをインポートすることもできます。ただし深くなりすぎるとメンテが大変になるので、2〜3階層以内に収めることをおすすめしています。
室谷初めてインポート構文を使う際は、Claude Codeが「このファイルを読み込みますか?」と承認ダイアログを出してくれます。外部ファイルへの意図しないアクセスを防ぐセキュリティ機能ですね。
新initモード:CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1 で何が変わるか
室谷ここからが今一番ホットな話で・・・。2026年に入ってから
公式ドキュメントにも載ってるんですが、
/initに大きなアップデートが来てるんですよ。公式ドキュメントにも載ってるんですが、
CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1という環境変数を設定することで、インタラクティブな新しいinitフローが使えるようになります。
テキトー教師これ、従来の
/initとどう違うんですか?
室谷従来の
/initは「Claudeがコードベースを自動スキャンしてCLAUDE.mdを生成する」という1ステップの処理でした。でも新しいモードは全然違って、AIが「このプロジェクト何ですか?」「テストはどう実行しますか?」「触ってほしくないディレクトリはありますか?」ってインタビューしてくるんです。
テキトー教師それはデカい変化ですね。自動スキャンだと「Claudeが読み取れる情報」しか入らないけど、インタビュー形式だと人間の知識が反映されますよね。
室谷まさにそこなんですよ。前に僕が「CLAUDE.mdの正しい使い方」というネタを発信した時に指摘したんですが、大抵の人がCLAUDE.mdを最適化できていない最大の理由が「書くべき内容を把握できていない」なんですよね。
テキトー教師受講生さんもそうで。コードベースのスキャンだけだと、ビルドコマンドやテスト手順は自動で入るんですが、「このエンドポイントは本番環境に直接繋いでいるから絶対にデータを書き込まないで」みたいな暗黙のルールが入らない。
室谷その暗黙の知識を引き出してくれるのが新initモードの本質です。
新initの有効化方法と動作フロー
テキトー教師有効化はシンプルで、環境変数を1つ設定するだけです。
# 新initモードを有効化してClaude Codeを起動
CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1 claude
室谷この状態で
/initを実行すると、従来とは全く違う体験になります。公式ドキュメントによると、新initは3フェーズに分かれています。| フェーズ | 内容 |
|---|---|
| フェーズ1: 対話で要件収集 | 「何を作るか」「テストはどう走らせるか」「危険なディレクトリは?」などをインタビュー |
| フェーズ2: コードベース探索 | サブエージェントがコードベースを探索して、フェーズ1の回答で埋まらなかった部分を補完 |
| フェーズ3: 提案とレビュー | 生成予定のCLAUDE.md・スキル・フックを提案、確認後に書き込む |
テキトー教師フェーズ3の「書き込む前に提案を見せてくれる」っていうのが大事ですよね。従来だと勝手に生成されていたので、「あれ、こんな内容になってた」ってなることもありましたから。
室谷そう、ユーザーがレビューして承認してから初めてファイルが生成される設計になってる。これはかなり良い変更だと思います。
新initがCLAUDE.md以外に生成するもの
室谷もう一つ重要なポイントが、新initはCLAUDE.mdだけじゃなくてスキルとフックも設定してくれることです。
テキトー教師スキルは
.claude/skills/に入れる「再利用可能な処理」で、フックは特定のアクションに自動で実行させるガードレールですね。
室谷従来の
/initだとCLAUDE.mdしか生成されなかったんですが、新initはClaude Codeの3つの主要機能をまとめて設定してくれます。- CLAUDE.md: プロジェクトの基本情報とルール
- スキル: 「コードレビュー」「テスト実行」「リリース手順」などの再利用可能な処理
- フック: コミット前のlint実行、禁止コマンドのブロックなどの自動ガードレール
テキトー教師これを全部手動で設定しようとすると、Claude Codeをそれなりに使い込んでいないと難しいんですよね。新initがあれば初日でも最適な環境を作れる。
室谷海外のエンジニアコミュニティでも「このアップデートでClaude Codeの導入障壁が下がる」って話題になってましたね。Anthropicの開発速度は本当に速くて・・・。
テキトー教師室谷さんがこのツイートで指摘していた「ほとんどの人がCLAUDE.mdを最適化できていない」という課題に、Anthropic自身が答えた形ですよね。
室谷まさにそれです。インタビュー形式でセットアップを誘導することで、スキルやフックのような「知ってないと使えない」機能も初日からちゃんと設定できるようになる。
.claude/rules/ ディレクトリでルールを構造化する

テキトー教師CLAUDE.mdの話がひと段落したところで、大規模プロジェクトでの応用編として
.claude/rules/ディレクトリの話をしましょう。
室谷これ、プロジェクトが大きくなってきた時にめちゃくちゃ便利なんですよ。CLAUDE.mdを1ファイルで管理しようとすると、どうしても200行制限に引っかかってくるんで。
テキトー教師整理すると、
.claude/rules/はCLAUDE.mdをトピック別・役割別に分割する仕組みです。各ファイルが対象とするファイルパターンを設定できて、そのファイルを操作する時だけコンテキストに読み込まれます。
室谷これが賢くて、「フロントエンドのコーディング規約」は
.tsxファイルを触る時だけ読み込まれて、「APIの設計原則」はsrc/api/配下を触る時だけ読み込まれる。常にコンテキストに全部入れておく必要がなくなります。
テキトー教師設定例を見てみましょう。
.claude/rules/ディレクトリにMarkdownファイルを置くだけです。.claude/
├── rules/
│ ├── frontend.md # Reactコンポーネントのルール(src/components/配下で読み込み)
│ ├── api-design.md # APIエンドポイントの設計原則(src/api/配下で読み込み)
│ ├── testing.md # テスト作成のルール(__tests__/配下で読み込み)
│ └── security.md # セキュリティ要件(全体で常時読み込み)
室谷testing.mdの先頭にパスのグロブパターンを書くと、そのパターンに一致するファイルを操作する時だけ読み込まれます。
テキトー教師公式ドキュメントには「タスク固有の指示にはルールではなくスキルを使う」とも書かれていて・・・。常にコンテキストに必要なものはrules、必要な時だけ呼び出すものはskillsって使い分けるのがポイントですね。
室谷MYUUUでは最近この構成に移行してて、CLAUDE.md自体は50行くらいに抑えて、詳細なルールは
rules/に分けています。体感ではClaudeの指示遵守率が上がった気がしますね。autoメモリとの組み合わせ
室谷/initの話をしていると「autoメモリ」との使い分けも気になるじゃないですか。
テキトー教師そうですね。Claude Codeにはメモリシステムが2つあって、CLAUDE.mdが「人間が書くもの」、autoメモリが「Claudeが自分で書くもの」という使い分けです。
室谷autoメモリはClaudeが使用中に学習したことを自動でメモしてくれる機能で、
.claude/memory/に保存されます。セッションをまたいで「あなたはTypeScriptのstrictモードを好む」「この関数はリファクタリング予定」みたいな情報が蓄積されていく。
テキトー教師CLAUDE.mdとautoメモリの違いを整理するとこうなります。
| 項目 | CLAUDE.md | autoメモリ |
|---|---|---|
| 誰が書く | 人間 | Claude自身 |
| 内容 | 指示・ルール・アーキテクチャ情報 | 学習した設定・発見した慣習・修正履歴 |
| 読み込みタイミング | 毎セッション冒頭 | 毎セッション冒頭(最初の200行または25KB) |
| スコープ | プロジェクト・ユーザー・組織 | 作業ディレクトリ単位 |
室谷/memoryコマンドでautoメモリの中身を確認・編集できるんですが、これがまたいい機能で・・・。Claudeが「覚えてほしくないこと」も覚えてしまうことがあるので、定期的なチェックがおすすめです。
テキトー教師/initでCLAUDE.mdの土台を作って、autoメモリがそこに蓄積されていく。この2つの組み合わせが長期的なClaude Codeとの作業体験を決めるんですよね。/initコマンドが何をスキャンしているか:内部動作を理解する
室谷ちょっと深掘りしたいんですが、
/initがコードベースをスキャンする際に何を見ているか、もう少し具体的に話しましょう。
テキトー教師これ、実際に動かすまで「何を読んでるんだろう?」ってブラックボックスに感じる人が多いですね。
室谷基本的には設定ファイル系を中心にスキャンしています。具体的にはこういったファイルを見ています。
| スキャン対象 | 取得する情報 |
|---|---|
package.json / Cargo.toml / pom.xml など | ビルドコマンド、テストコマンド、依存パッケージ |
.eslintrc / .prettierrc / tsconfig.json など | コードスタイル、TypeScript設定 |
Makefile / Dockerfile / docker-compose.yml など | ビルド手順、コンテナ構成 |
README.md | プロジェクト概要、セットアップ手順 |
| ディレクトリ構造 | プロジェクトの全体像、モジュール構成 |
テキトー教師package.jsonのscriptsセクションを読んで「npm run devで開発サーバーが起動する」「npm testでテストが走る」というのを自動抽出するわけですね。
室谷そうです。Pythonプロジェクトなら
pyproject.tomlやrequirements.txt、Golangならgo.modを読む、という感じで言語・フレームワークに応じて適切な設定ファイルを探してくれます。
テキトー教師受講生さんに「
/initの結果が微妙でした」と言われた時に確認するのが、package.jsonのscriptsがちゃんと書かれているかどうかです。scriptsが空だったり、コマンドが標準的でない名前になっていると、Claude自身も推測が難しいんですよね。
室谷つまり、Claudeが読み取れる設定ファイルがちゃんと整備されているほど、
/initの生成品質が上がるということですね。「CLAUDE.mdの品質はリポジトリの整理度を反映する」という側面があります。/initが苦手なパターン
テキトー教師逆に言うと、
/initが苦手なパターンもあります。
室谷設定ファイルが少ない・古いプロジェクト、コマンドをカスタムスクリプト化しているプロジェクト、外部の知識がないと分からないルールがあるプロジェクトですね。
テキトー教師こういう場合は
/initの自動生成に期待しすぎず、最初から人間が重要な情報を手動で追記することを前提にした方がいいです。
室谷逆に、よく整備されたモダンなTypeScript/JavaScriptプロジェクトは
/initの生成精度がかなり高いです。MYUUUのNext.jsプロジェクトで試した時は、テストコマンド、リントコマンド、デプロイ手順まで正確に取得してくれました。
テキトー教師「設定ファイルをちゃんと書く」というエンジニアリングのベストプラクティスが、AIとの連携品質にも直結するわけですね。
CLAUDE.mdを育てる:チームでのベストプラクティス
室谷/initで生成したCLAUDE.mdを、チームでどう育てていくかという話もしましょう。これ、実は長期的な使い勝手を大きく左右するところで・・・。
テキトー教師チームで使っていると、CLAUDE.mdのメンテナンスが後回しになりがちです。最初は良くても半年後に古い情報が残り続けているケースをよく見ます。
室谷MYUUUでやっていることをいくつか共有すると、まずCLAUDE.mdをGit管理して変更をプルリクエストで確認するようにしています。コードレビューと同じ感覚で。
テキトー教師プルリクエストでCLAUDE.mdの変更を見ると、「このルールなんで入ったんだろう?」みたいな疑問も解消されるし、チーム全体でCLAUDE.mdへの認識が合うようになりますよね。
室谷あと、新しいプロジェクト慣習が決まった時にCLAUDE.mdへの反映を必須にしています。「コードレビューで毎回同じことを指摘されている」→「CLAUDE.mdに書いてClaudeに覚えさせる」という改善サイクルです。
テキトー教師それ、教えていて「なるほど」と思うんですが、CLAUDE.mdは「チームの暗黙知を文書化する場所」でもあるわけですよね。
室谷そう。「なぜかこうなってる」みたいな慣習も、CLAUDE.mdに書く過程で「そもそもなぜそうなってるんだっけ?」と整理するきっかけになる。
コードベース整理の効果もあります。
コードベース整理の効果もあります。
モノレポでのCLAUDE.md管理
テキトー教師モノレポの場合、CLAUDE.mdの管理が複雑になりますよね。
室谷モノレポは複数のチームが1つのリポジトリで作業しているケースが多くて、他チームのCLAUDE.mdが自分のコンテキストに混入することがあるんですよね。
テキトー教師これは
claudeMdExcludesという設定で、特定のCLAUDE.mdを除外できます。~/.claude/settings.jsonに設定を書くか、プロジェクトのsettings.jsonに書くか、という形ですね。
室谷モノレポでClaude Codeを使う場合は、ルートに全プロジェクト共通のCLAUDE.mdを置いて、各サブプロジェクトに専用のCLAUDE.mdを置くという階層構造がおすすめです。
テキトー教師そしてサブプロジェクトに入った時に他チームのCLAUDE.mdが不要であれば
claudeMdExcludesで除外する、という設計ですね。/initコマンドを使う前に知っておくべきこと
室谷最後に、
/initを使う前に知っておいてほしいことを整理しましょう。これ、最初に知らないで困るケースが結構あるので・・・。
テキトー教師まず大前提として、
/initはClaude Codeのセッション内で実行するスラッシュコマンドです。Claudeが起動していない状態では使えません。
室谷Claude Codeがインストールされていない方は、まずインストールが必要です。に従ってください。
テキトー教師Pro、Max、Team、Enterpriseプランのいずれかのサブスクリプション、またはAnthropic ConsoleのAPIアクセスが必要です。Freeプランでは利用できません。
室谷あと、
/initはプロジェクトのルートディレクトリで実行することが重要です。サブディレクトリで実行してしまうと、スキャン範囲が限定されてしまいます。
テキトー教師実行前のチェックリストをまとめると以下の通りです。
- Claude Codeがインストールされているか確認(
claude --version) - 対象プロジェクトのルートディレクトリで実行しているか確認
package.jsonなどの設定ファイルがある程度整備されているか確認- Git管理されているか確認(CLAUDE.mdをバージョン管理するため)
室谷claude --versionで確認して古いバージョンなら、claude updateでアップデートしてから実行することをおすすめします。特にCLAUDE_CODE_NEW_INIT=1の新initモードは比較的新しい機能なので、バージョンが古いと使えない可能性があります。
テキトー教師2026年現在、Claude Codeのアップデートは非常に頻繁に行われています。定期的な
claude updateを習慣にするのが、最新機能を使いこなす一番の近道ですね。/initをCI/CDに組み込む実践ガイド
室谷じゃあ次は実際の活用パターンの話をしましょう。
/initって対話的に使うだけじゃなくて、CI/CDやセットアップスクリプトに組み込む使い方もあります。
テキトー教師claude --init-onlyを使う場面ですよね。対話モードを開かずに初期化処理だけを実行して終了するオプション。
室谷例えば「新しいプロジェクトをGitHubから
git cloneした後にCLAUDE.mdを自動生成する」みたいなセットアップスクリプトが作れます。#!/bin/bash
# 新しいプロジェクトのセットアップスクリプト
# リポジトリをクローン
git clone $REPO_URL
cd $PROJECT_NAME
# 依存パッケージをインストール
npm install
# Claude Codeの初期化(対話なしで実行)
claude --init-only
echo "セットアップ完了。CLAUDE.mdが生成されました"
テキトー教師これ、チームで新メンバーがオンボーディングする時にも使えますね。「リポジトリをクローンしてこのスクリプトを走らせれば、あとはClaudeが全部セットアップしてくれる」みたいな体験を作れる。
室谷そう。おそらくそういうユースケースを想定して
--init-onlyが用意されているんだと思います。AGENTS.mdとの共存
テキトー教師チームによっては他のAIコーディングエージェントも使っていて、
AGENTS.mdがあるリポジトリも増えてきました。
室谷Claude Codeが読むのはCLAUDE.mdなんですが、AGENTS.mdがある場合はCLAUDE.mdからインポートできます。
# CLAUDE.md
@AGENTS.md
## Claude Code固有の追記
src/billing/ 配下の変更はplanモードを使ってください。
テキトー教師これで両方のエージェントが同じ指示を読みつつ、Claude Code固有の設定も追加できる。チームで複数のAIツールを使い分けている場合の実用的な解決策ですね。
室谷モノレポで他チームのCLAUDE.mdが混入してしまう問題も解決できて、
claudeMdExcludesで特定のCLAUDE.mdを除外する設定もあります。/initコマンドを使う際のよくある失敗と対策
テキトー教師実際に
/initを使ってみた時によくある失敗パターンについて話しましょう。受講生さんから相談を受けることが多いので。
室谷あるあるパターンを共有しますか。
テキトー教師まず一番多いのが「生成されたCLAUDE.mdに何も追記しない」ケースです。
/initが生成したものそのままで使い続けると、Claudeが自動では発見できない暗黙のルールが反映されていない状態になります。
室谷/initはあくまでスタート地点ですよね。そこから「うちのチームでは〇〇を禁止している」「このディレクトリのコードは特に慎重に扱う」みたいな情報を追加していくのが本来の使い方です。
テキトー教師2番目によくあるのが「CLAUDE.mdが長くなりすぎる」問題です。最初は良くてもどんどん追記していって、気づいたら300行超えてたみたいな(笑)。
室谷それはClaudeの指示遵守率に直接影響するんで注意したいですね。200行を超えてきたら
.claude/rules/への分割を検討するタイミングです。
テキトー教師3番目は「矛盾するルールを入れてしまう」ケース。特にチームで複数人がCLAUDE.mdを更新していると、知らないうちに前のルールと矛盾した記述が入ることがあります。
室谷これはコードレビューと同じで、CLAUDE.mdへの変更もプルリクエストで確認する習慣をつけると防げます。MYUUUではCLAUDE.mdの変更は必ずレビュープロセスを通しています。
テキトー教師よくある失敗と対策をまとめると以下のようになります。
| 失敗パターン | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 自動生成のまま使い続ける | 暗黙のルールが反映されない | /init後に必ず追記セッションを設ける |
| CLAUDE.mdが長くなりすぎる | 指示遵守率が下がる | 200行超えたらrules/に分割する |
| 矛盾するルールを入れる | Claudeが一方を無視することがある | 変更はプルリクエストでレビューする |
| 個人設定をチームファイルに書く | 全員に不要なルールが適用される | 個人設定はCLAUDE.local.mdに書く |
室谷この表の4番目もよくあるんですよね。「自分の好みのコードスタイル」をプロジェクトのCLAUDE.mdに書いてしまって、チーム全体に適用されちゃうケース。
テキトー教師CLAUDE.local.mdの使い方を最初から教えておくと、後々の混乱が減りますね。/init後のCLAUDE.md改善:CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1が正式リリースされる前にできること
室谷新initモードが正式リリースされるまでの間も、既存の
/initを活用してCLAUDE.mdを良くしていく方法はあります。
テキトー教師定期的に
/initを再実行するのが一番手軽ですね。プロジェクトが進化するにつれて、コードベースの構造も変わっていくので。
室谷公式ドキュメントにある通り、既存のCLAUDE.mdがあれば上書きせずに改善提案をしてくれるので、定期的な
/initはリスクなく実行できます。
テキトー教師あと、
/initと直接関係ないですが、/memoryコマンドでautoメモリを定期的に棚卸しするのもおすすめです。
室谷autoメモリに「Claudeが覚えてほしくない余分な情報」が蓄積されていることがあって・・・。それを消すだけでも動作が改善することがあります。
テキトー教師CLAUDE.mdとautoメモリを定期的にメンテナンスする。これが長期的にClaude Codeを使いこなすための鍵だと思います。
室谷そういえば、先日Anthropicの流出コードの分析から「CLAUDE.mdは毎ターンシステムプロンプトとして再注入される」という仕様が判明したんですよね。
テキトー教師それはつまり、CLAUDE.mdの文字数が多いほど1会話あたりのトークン消費量が増えるということですね。プロンプトキャッシュで実コストは軽減されるとはいえ、コンパクトなCLAUDE.mdの方が経済的です。
室谷だから「短く、でも具体的に」というバランスが重要なんですよね。200行以内という公式ガイドラインも、この仕様を踏まえた推奨値だと理解できます。
よくある質問(FAQ)
テキトー教師ここでよく聞かれる質問をまとめて答えましょう。
室谷まず一番多いのは「
/initで生成されるファイルはプロジェクトルートのCLAUDE.mdですか、.claude/CLAUDE.mdですか?」という質問ですね。
テキトー教師これは公式ドキュメントによると「
./CLAUDE.mdまたは./.claude/CLAUDE.mdのどちらか」で、既存のファイル構成に合わせて生成されます。既存のCLAUDE.mdがなければデフォルトでは./CLAUDE.mdに生成されることが多いですね。
室谷次に「
既存のCLAUDE.mdがある場合は上書きせず改善提案をするので、何度実行しても安全です。
/initは何回実行しても大丈夫ですか?」という質問。これは「はい、大丈夫です」ですね。既存のCLAUDE.mdがある場合は上書きせず改善提案をするので、何度実行しても安全です。
テキトー教師「CLAUDE.mdを削除して
プロジェクトの構成が大幅に変わった時は一旦削除して再生成するのも手ですが、普段は既存のCLAUDE.mdに
/initをやり直した方がいいですか?」という質問もよくあります。これは状況次第ですね。プロジェクトの構成が大幅に変わった時は一旦削除して再生成するのも手ですが、普段は既存のCLAUDE.mdに
/initの改善提案を取り込む方が良いです。
室谷「
CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1の新initはいつ正式リリースされますか?」という質問も多いんですが、これは現時点ではプレビュー機能扱いです。公式ドキュメントには記載がありますが、正式リリースのタイムラインは公表されていないので・・・。
テキトー教師「
/initを実行したらエラーが出ました」というトラブルも受講生さんから聞くことがあるんですが、多くの場合はClaude Codeのバージョンが古いことが原因です。claude updateで最新バージョンにしてから再試行することをおすすめします。まとめ
室谷改めて今日の話を整理しましょう。
/initコマンドはClaude Codeのプロジェクト設定の土台を作るコマンドで、「使うかどうか悩む」ものじゃなくて、プロジェクト開始時に必ず実行するものです。
テキトー教師ポイントをまとめると以下の4つです。
/initは出発点: コードベースをスキャンしてCLAUDE.mdを自動生成するが、その後のカスタマイズが本番- 配置場所でスコープが変わる: チーム共有は
./CLAUDE.md、個人設定はCLAUDE.local.md、全プロジェクト共通は~/.claude/CLAUDE.md - 大規模プロジェクトは
rules/で分割: 200行制限を意識して、トピック別・役割別に構造化する CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1が将来の標準: インタビュー形式でCLAUDE.md・スキル・フックをまとめて設定できる新モード
室谷今すぐできることとしては、まず今使っているプロジェクトで
/initを実行してみてください。既存のCLAUDE.mdがあっても改善提案をもらえるので、新しい発見があるはずです。
テキトー教師そして
CLAUDE_CODE_NEW_INIT=1の新initモードも、プレビューとして使えるので試してみる価値がありますよ。CLAUDE.md、スキル、フックをまとめてセットアップする体験は、従来と全然違います。
室谷Claude Codeの使いこなしって、実は
/initから始まってるんですよね。「インストールして使い始めたけど微妙」という人の多くが、このセットアップステップを飛ばしているケースが多い・・・。
テキトー教師まずは
/init、そしてCLAUDE.mdの育て方を意識するところから始めるのが、Claude Code習得の最短ルートですね。