Claude Codeの並列実行・並列処理完全ガイド【2026年最新】:サブエージェント・Agent Teams・git worktreeで開発速度を3倍にする方法
室谷今回は並列実行の話をしましょう。Claude Codeを1つ起動して順番に作業している人、まだ多いと思うんですよね。
でも本当に生産性が上がるのは「複数のClaude Codeを同時に走らせる」ことで、MYUUUではそれが当たり前になってます。
でも本当に生産性が上がるのは「複数のClaude Codeを同時に走らせる」ことで、MYUUUではそれが当たり前になってます。
テキトー教師.AI(ドットエーアイ)のコミュニティでも「Claude Codeの並列ってどうやるの?」という質問、最近本当に増えてきましたね。並列という言葉自体は知っているけど、サブエージェントとAgent Teamsの違いが分からない、git worktreeって何?という声が多い印象です。
室谷この記事では3つのアプローチを整理します。サブエージェントの並列実行、Agent Teams、そしてgit worktreeを使った並列開発。
それぞれどのシーンで使うかを明確にしていきますよ。
それぞれどのシーンで使うかを明確にしていきますよ。
テキトー教師読み終わったら「自分のプロジェクトでは何をどのタイミングで並列化すればいいか」が分かる状態を目指しましょう。前回はを解説しましたが、今回はそこから一歩進んで「並列処理」というテーマで深掘りします。
Claude Codeの並列実行とは何か

室谷まず前提を整理しましょう。Claude Codeで「並列実行する」とはどういうことか。
テキトー教師一番シンプルな説明をすると、「複数のAIが同時に別々のタスクを処理する状態」ですよね。人間で言えば、1人が全部やるのではなく、チームで手分けしてやる感じです。
室谷これ、Anthropicの開発チームが実際にやっていることなんですよね。公式ドキュメントで「Parallel Workflows(並列ワークフロー)が一番の生産性向上につながる」と明言しています。
開発チームの人が「3〜5個のgit worktreeを同時起動して、それぞれでClaude Codeを並列実行している」と・・・
開発チームの人が「3〜5個のgit worktreeを同時起動して、それぞれでClaude Codeを並列実行している」と・・・
テキトー教師それで待ち時間がゼロになるわけですよね。1つのClaude Codeが処理している間に別のタスクを進めておける。
実はこれ、講座でコンテキスト管理の話をするときに必ず一緒に教えるんですけど、コンテキストウィンドウを節約するという意味でも並列実行は重要なんですよ。
実はこれ、講座でコンテキスト管理の話をするときに必ず一緒に教えるんですけど、コンテキストウィンドウを節約するという意味でも並列実行は重要なんですよ。
室谷そうなんですよ。並列実行のメリットを整理すると、こういうことです。
- 速度向上: 独立したタスクを同時進行させるため、合計作業時間が短縮される
- コンテキスト節約: 各エージェントが独自のコンテキストウィンドウを持つため、メインの会話が汚染されない
- 品質向上: 複数の視点から同じコードをレビューしたり、異なる仮説を同時に検証できる
テキトー教師ここが重要で、コンテキスト管理と並列実行はセットで考えるべきなんですよ。「なぜ並列化するのか」の答えの半分はコンテキストウィンドウの節約です。
室谷並列実行には3つのアプローチがあります。まず全体像を把握してから、それぞれの詳細に入りましょう。
| アプローチ | 仕組み | 向いているシーン |
|---|---|---|
| サブエージェント(並列) | 1セッション内で複数のサブエージェントが並列処理 | 独立した調査・テスト実行・コード生成 |
| Agent Teams | 複数のClaude Codeセッションがチームとして協調 | エージェント同士の議論・クロスレイヤー開発 |
| git worktree + 複数起動 | 別々のworktreeで別々のClaude Codeを起動 | 大規模な並行開発・ブランチ間の独立した作業 |
テキトー教師コミュニティのメンバーさんがよく混乱するのがこの3つの使い分けです。「全部並列なのに何が違うの?」という疑問ですが、整理するとこういう構造です。
サブエージェントは「1つのClaude Codeの中で」並列処理する。Agent Teamsは「複数のClaude Codeセッションを」チームとして動かす。
worktreeは「Gitレベルで」並行開発する基盤を作る。
サブエージェントは「1つのClaude Codeの中で」並列処理する。Agent Teamsは「複数のClaude Codeセッションを」チームとして動かす。
worktreeは「Gitレベルで」並行開発する基盤を作る。
室谷それぞれ組み合わせることもできるんですよね。worktreeで並行開発の基盤を作りながら、各worktreeの中でサブエージェントを使う、という構成が最強だと思ってます。
サブエージェントで並列実行する方法

テキトー教師まずサブエージェントの並列実行から見ていきましょう。Claude Codeでは、メインのClaude Codeが複数のサブエージェントを同時に起動できます。
室谷公式ドキュメントでの説明では、「独立した調査のために、複数のサブエージェントを同時に生成して並行して動かす」というパターンが紹介されています。
テキトー教師実際に使うとき、プロンプトは非常にシンプルですよね。たとえば認証・データベース・APIの3モジュールを並列で調査したい場合、こう書くだけです。
認証、データベース、APIモジュールを別々のサブエージェントで並列に調査してください
室谷自然言語で「別々のサブエージェントで並列に」と伝えるだけで、Claude Codeが適切に並列化してくれるんですよね。明示的に指定したい場合は
@でサブエージェントを指名する方法もあります。
テキトー教師サブエージェントはフォアグラウンドとバックグラウンドの2モードがあります。
室谷これ、意外と知らない人が多い。フォアグラウンドは「完了するまでメインの会話がブロックされる」モード。
バックグラウンドは「処理しながら別の作業を続けられる」モードです。
バックグラウンドは「処理しながら別の作業を続けられる」モードです。
テキトー教師バックグラウンド実行が並列処理の本質ですよね。バックグラウンドで走っているサブエージェントは、メインのClaude Codeに邪魔されずに独立して処理を続けます。
Ctrl+Bで任意のタスクをバックグラウンドに回すこともできる。
Ctrl+Bで任意のタスクをバックグラウンドに回すこともできる。
室谷バックグラウンド実行で気をつけることがあって・・・起動前にClaude Codeが「このツールの権限が必要です」と確認を取ってきます。これはバックグラウンドで走り出すとその後の確認ができなくなるから、事前にまとめて聞いておく仕組みです。
テキトー教師逆に言うと、起動後は完全に自律的に動くということですよね。そこがバックグラウンドの特性です。
もし権限が足りなくて止まったら、同じタスクをフォアグラウンドで再実行すればOKです。
もし権限が足りなくて止まったら、同じタスクをフォアグラウンドで再実行すればOKです。
並列サブエージェントの効果的なユースケース
室谷並列サブエージェントが真価を発揮するのはどんなシーンか。
テキトー教師コード調査は一番わかりやすい用途ですよね。大規模リファクタリング前に「認証・DB・API・フロントエンドをそれぞれ独立して調査してレポートして」と依頼すると、4つのサブエージェントが同時に動いて、最後にメインClaude Codeが統合するわけです。
室谷テスト実行も定番ですよね。テストスイートの実行結果ってめちゃくちゃ出力が多くて、それがメインのコンテキストに全部入ってくると一気にコンテキストが詰まる。
サブエージェントに実行させて「失敗したテストだけ報告して」とすれば、コンテキストを圧迫しない。
サブエージェントに実行させて「失敗したテストだけ報告して」とすれば、コンテキストを圧迫しない。
テキトー教師この「高ボリューム操作の分離」というパターン、公式ドキュメントでも特に強調されていますよね。テストの実行、ドキュメントの取得、ログファイルの処理・・・大量の出力を生む処理はサブエージェントに任せるのが正解です。
室谷もう一個、並列コードレビューも強力で。PRを3つの観点(セキュリティ・パフォーマンス・テストカバレッジ)で同時レビューさせる使い方です。
1人のレビュアーだと1つの問題に集中しがちですが、3つのサブエージェントが別々の視点で同時に見てくれる。
1人のレビュアーだと1つの問題に集中しがちですが、3つのサブエージェントが別々の視点で同時に見てくれる。
テキトー教師実際にこれをやると精度が上がるんですよね。それぞれの視点に特化したサブエージェントが、独立したコンテキストで深く見てくれるから。
コードレビューに特化したカスタムサブエージェントを作っておくのも効果的です。
コードレビューに特化したカスタムサブエージェントを作っておくのも効果的です。
カスタムサブエージェントで並列処理を最適化する
室谷カスタムサブエージェントを定義しておくと、並列実行の精度が上がります。
~/.claude/agents/または.claude/agents/にMarkdownファイルを置くだけです。
テキトー教師並列実行向けのカスタムサブエージェントを作るとき、systemプロンプトで「何の専門家か」を明確にするのがポイントですよね。セキュリティレビュアー、パフォーマンスチェッカー、テストカバレッジ確認者、みたいに分けて定義しておくと、Claude Codeが自動でそれを並列に使い分けてくれる。
室谷モデルの指定も重要です。調査系のサブエージェントはHaikuで十分なことが多いので、コスト最適化の観点からも設定しておくといい。
以下は並列リサーチ用のサブエージェント定義の例です。
---
name: researcher
description: コードベースの特定モジュールを調査し、分析レポートを返す読み取り専用エージェント
model: claude-haiku-4-5
tools:
deny:
- Write
- Edit
- Bash
---
あなたはコード調査の専門家です。指定されたモジュールを詳しく読み込み、
構造・依存関係・潜在的な問題点をレポートとして返してください。
ファイルの読み取りと検索のみ行い、一切変更は加えません。
テキトー教師toolsのdenyでWriteやEditを除外しているのが重要ですね。調査専門のエージェントが誤ってコードを書き換えることを防げる。
権限の最小化は並列実行では特に大切です。
権限の最小化は並列実行では特に大切です。
Agent Teamsで本格的な並列処理を実現する

室谷サブエージェントの次のレベルがAgent Teamsです。これ、2026年現在まだ実験的な機能で、デフォルトでは無効になっているんですよね。
テキトー教師有効にするには
settings.jsonに設定を追加するか、環境変数を設定します。{
"env": {
"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"
}
}
室谷これを設定するとClaude Codeがチームを編成できるようになります。1つのセッションがリード(チームリーダー)になって、複数のClaude Codeセッションをチームメンバーとして起動・管理する仕組みです。
テキトー教師サブエージェントとの一番の違いは「チームメンバー同士が直接通信できる」点ですよね。サブエージェントは「結果をメインClaude Codeに返す」だけですが、Agent Teamsは「メンバー同士が議論して、合意を形成できる」。
室谷これを利用するには、Claude Codeにやりたいことを自然言語で伝えるだけです。たとえばこういう感じです。
CLIツールを設計したい。エージェントチームを作って、
1人はUX視点、1人は技術アーキテクチャ視点、1人は悪魔の代弁者で
3方向から探索してほしい
テキトー教師これを実行すると、リードClaude Codeが3人のチームメンバーを起動して、それぞれが独立したコンテキストウィンドウの中で作業します。Shift+Downキーでメンバー間を移動して、直接指示を送ることもできる。
サブエージェントとAgent Teamsの使い分け
室谷ここが一番迷うポイントだと思うので、整理しましょう。
テキトー教師判断基準は「チームメンバーが互いに議論する必要があるか」の一点ですよね。コミュニティのメンバーさんに説明するとき、こう言うんです。
「結果だけほしいならサブエージェント、議論のプロセスが価値を持つならAgent Teams」と。
「結果だけほしいならサブエージェント、議論のプロセスが価値を持つならAgent Teams」と。
室谷具体的なシーンで言うと・・・コードレビューをセキュリティ・パフォーマンス・テストの3視点でやりたいなら、サブエージェントで十分です。3つが独立してレビューして、メインClaude Codeが統合すればいい。
テキトー教師でも「バグの根本原因を特定したい」という場合は、Agent Teamsが有効です。5人のエージェントが別々の仮説を立てて、互いにその仮説を論理的に攻撃し合って、生き残った仮説が真の原因に近い・・・という仕組みを作れる。
以下が使い分けの基準です。
| 比較軸 | サブエージェント | Agent Teams |
|---|---|---|
| コンテキスト | 結果のみメインに返す | 完全に独立 |
| 通信 | メインのみに報告 | チームメンバー同士が直接会話 |
| 調整 | メインが全て管理 | 共有タスクリストで自律調整 |
| 向いているシーン | 結果だけが重要な集中タスク | 議論・協議が必要な複雑作業 |
| トークンコスト | 低い(結果が要約されて戻る) | 高い(各メンバーが独立インスタンス) |
室谷トークンコストの差は結構大きいんですよね。Agent Teamsは各メンバーが独立したClaude Codeセッションなので、コストはメンバー数だけ倍になる。
MYUUUでは普段の調査タスクにはサブエージェントを使って、複雑な設計判断のときだけAgent Teamsを使う、みたいに使い分けてます。
MYUUUでは普段の調査タスクにはサブエージェントを使って、複雑な設計判断のときだけAgent Teamsを使う、みたいに使い分けてます。
テキトー教師Agent Teamsの現時点での制限も把握しておくべきですよね。実験的な機能なので、セッション再開がうまくいかないことがあったり、チームメンバーがタスク完了をマークし忘れたり・・・
室谷それでも「競合する仮説を並列で検証する」というユースケースは他では代替できないので、使いこなせると強力です。
Agent Teamsのベストプラクティス
テキトー教師Agent Teamsを使うとき、いくつかのポイントが効果の差につながりますよね。公式ドキュメントにも詳しく書かれています。
室谷チームサイズは3〜5人が推奨です。これ、感覚的にも合ってます。
MYUUUでも4〜5人でやると、調整のオーバーヘッドとパラレル処理のメリットがちょうどバランスする感じです。
MYUUUでも4〜5人でやると、調整のオーバーヘッドとパラレル処理のメリットがちょうどバランスする感じです。
テキトー教師タスクの粒度も大事で、「1つのタスクが1関数や1ファイル程度の粒度」がベストとされています。タスクが大きすぎると、メンバーが長時間チェックインなしで動いて、無駄な処理が発生するリスクがある。
室谷あとはファイルの競合に気をつけること。複数のメンバーが同じファイルを同時に変更すると当然コンフリクトが起きます。
メンバーごとに担当ファイルを明確に分けるのが重要です。
メンバーごとに担当ファイルを明確に分けるのが重要です。
テキトー教師各メンバーには十分なコンテキストを渡してあげないといけない。これ、やりがちなミスで、「リードのセッションの会話履歴はメンバーに引き継がれない」ということを知らずに、情報不足のまま起動してしまうんですよね。
室谷そう。メンバーを起動するときのプロンプトに「このプロジェクトのこのモジュールをこういう観点でレビューしてください。
アプリはJWT認証でhttpOnlyクッキーを使っています」みたいに、背景情報を具体的に書いておく必要があります。
アプリはJWT認証でhttpOnlyクッキーを使っています」みたいに、背景情報を具体的に書いておく必要があります。
git worktreeを使った並列開発
テキトー教師では最後の手法、git worktreeを使った並列開発を見ていきましょう。これが一番インパクトの大きいアプローチだと思います。
室谷これ、本当に生産性が変わりますよ。git worktreeは「同じリポジトリを複数のディレクトリに同時チェックアウトできる」Gitの機能です。
通常のブランチ切り替えと違って、複数のブランチが同時に別々のディレクトリで存在できる。
通常のブランチ切り替えと違って、複数のブランチが同時に別々のディレクトリで存在できる。
テキトー教師Claude Codeとの組み合わせで何ができるかというと、各worktreeでClaude Codeを別々に起動することで、「複数のタスクを完全に独立したClaude Codeインスタンスで並列処理する」ことが実現できます。
室谷さっきのツイートで少し触れましたが、Anthropicの開発チームが「一番の生産性向上」と断言しているのがこのパターンです。
テキトー教師実際のセットアップは意外とシンプルですよね。まずworktreeを作ります。
# 新しいブランチでworktreeを作成
git worktree add ../project-feature-a feature/add-auth
git worktree add ../project-feature-b feature/refactor-api
git worktree add ../project-bugfix bugfix/fix-login
# それぞれのworktreeでClaude Codeを起動(別のターミナルで)
cd ../project-feature-a && claude
cd ../project-feature-b && claude
cd ../project-bugfix && claude
室谷これで3つのClaude Codeが完全に独立して動きます。認証機能の実装・APIリファクタリング・バグ修正が同時進行して、全部終わったらマージする。
テキトー教師講座でこれを教えると「3つ同時に起動して大丈夫?」という反応が必ず返ってくるんですが(笑)、全然大丈夫なんですよね。それぞれが独立したworktreeで動いているので、コンフリクトはマージのときだけ考えればいい。
室谷待ち時間がゼロになるのが最大のメリットです。Claude Codeに大きなタスクを渡すと数分かかることがあるじゃないですか。
その間、もう1つのworktreeで別のClaude Codeに次のタスクを渡しておける。実質的に1日にこなせるタスク量が2〜3倍になります。
その間、もう1つのworktreeで別のClaude Codeに次のタスクを渡しておける。実質的に1日にこなせるタスク量が2〜3倍になります。
worktreeの管理コマンド
テキトー教師worktreeの基本コマンドも整理しておきましょう。
# worktree一覧を確認
git worktree list
# 作業完了後のworktree削除
git worktree remove ../project-feature-a
# prune(削除済みworktreeの参照をクリーンアップ)
git worktree prune
室谷注意点として、worktreeは同じブランチを2つのworktreeで同時にチェックアウトできないです。各worktreeは異なるブランチを持つ必要があります。
テキトー教師あとはworktreeを削除する前にそのworktreeのClaude Codeを終了させておく必要があります。まあ、当然といえば当然なんですが・・・
室谷MYUUUのプロジェクトだと、機能開発・バグ修正・コードレビュー準備の3つを常時並列で走らせる体制を取ってます。これが今は当たり前になってますね。
並列実行の実装パターン集
テキトー教師ここまでの内容を整理して、よく使われる具体的なパターンを紹介しましょう。
室谷実際の開発現場でどう使うか、MYUUUでやってるパターンを中心に紹介しますね。
パターン1:並列コードレビュー
室谷PRが来たときにサブエージェントで3つの視点から同時にレビューする方法です。セキュリティ・パフォーマンス・テストカバレッジを別々のサブエージェントに担当させます。
PR #142のコードレビューをしてください。
3つのサブエージェントを並列で起動してください:
- セキュリティ担当:脆弱性・入力検証・認証の問題を探す
- パフォーマンス担当:N+1クエリ・メモリリーク・ボトルネックを探す
- テスト担当:テストカバレッジの漏れ・エッジケースを探す
それぞれの結果を統合してレポートしてください
テキトー教師このプロンプト一発で3つのサブエージェントが並列で動いて、最後にまとめてくれる。コミュニティのメンバーさんが実際に使って「レビューの品質が全然違う」と言ってましたよね。
パターン2:仮説並列検証
室谷バグの原因が不明なとき、複数の仮説を同時に検証するパターンです。Agent Teamsを使います。
ユーザーがメッセージ送信後にアプリが落ちると報告している。
5人のエージェントチームを作って、それぞれ別の仮説で調査してほしい:
- メモリリーク
- 非同期処理のエラーハンドリング漏れ
- データベース接続タイムアウト
- 認証トークンの期限切れ
- フロントエンドのstate管理の問題
エージェント同士で互いの仮説を検証し合って、最終的な答えを出してほしい
テキトー教師これ、単純に「原因を調査して」と1つのClaude Codeに頼むより精度が高いんですよ。アンカリングバイアスがかかりにくい。
最初に見つかった仮説に引きずられずに、並列で独立した調査ができる。
最初に見つかった仮説に引きずられずに、並列で独立した調査ができる。
パターン3:大規模リファクタリングの並列実装
室谷これはgit worktreeが必須のパターンです。大規模なリファクタリングを複数のサブシステムで並列に実装します。
# 各サブシステムのworktreeを準備
git worktree add ../refactor-auth refactor/auth-module
git worktree add ../refactor-api refactor/api-module
git worktree add ../refactor-frontend refactor/frontend-module
テキトー教師それぞれのworktreeで「このモジュールをリファクタリングして」と指示を出して、3つが並列で動く。完了したら順番にマージしていく。
これで普通に1つずつやるより3倍速く終わります。
これで普通に1つずつやるより3倍速く終わります。
室谷ただし、各モジュールが完全に独立していることが前提です。互いに依存しているコードを並列でリファクタリングすると、マージのときに地獄になる(笑)
テキトー教師依存関係を事前に整理して「ここは並列にできる、ここは順番にやる」と設計してからやるのが重要ですよね。
パターン4:claude code サブエージェント並列で大量データを処理
室谷大量のファイルを処理するときも並列が有効です。たとえば100個のCSVファイルをそれぞれ解析してレポートを作る場合、サブエージェントに分割して並列処理させる。
テキトー教師この場合、各サブエージェントに担当ファイルのリストを渡して、処理結果だけをメインコンテキストに返させる設計が大切です。全部のファイルの処理結果をメインコンテキストに流し込むと、すぐコンテキストが詰まります。
室谷「詳細はサブエージェントのコンテキストの中に置いて、メインには要約だけ返す」というアーキテクチャが並列実行の基本思想です。
並列処理のコスト管理と注意点
テキトー教師並列実行は強力ですが、コストの話もきちんとしておかないといけないですよね。トークンの消費量が単純に倍になる部分があります。
室谷そう、これは正直に言っておくべきで・・・Agent Teamsは特にコストが高い。各メンバーが独立したClaude Codeセッションなので、メンバー数だけトークン消費が増えます。
MYUUUでも「このタスクはAgent Teamsを使う価値があるか」を毎回判断してます。
MYUUUでも「このタスクはAgent Teamsを使う価値があるか」を毎回判断してます。
テキトー教師判断基準としては「並列化による時間短縮・品質向上が、追加コストを上回るか」ですよね。30分かかるタスクが10分になるなら、たとえコストが2倍になっても十分ペイします。
室谷コスト最適化の基本は「サブエージェントにHaikuを使う」です。調査や読み取り専用の処理はHaikuで十分なので、カスタムサブエージェントにmodelを指定してコストを下げられる。
テキトー教師もう一つ気をつけることがあって、サブエージェントの結果が大きすぎると、それがメインコンテキストを圧迫します。サブエージェントを使う意味が半減するので、「要約だけ返す」というプロンプト設計が重要です。
室谷あとは権限管理ですね。並列で動いているエージェントが意図しないファイルを書き換えたり、意図しないコマンドを実行したりするリスクがある。
だから調査専用のサブエージェントはWriteやEditを無効にしておくのが鉄則です。
だから調査専用のサブエージェントはWriteやEditを無効にしておくのが鉄則です。
テキトー教師Agent Teamsでも、リスクの高いタスクは「プラン承認が必要」モードで起動できます。メンバーが計画を立てたら、リードが承認してから実装に進む仕組みです。
テスト環境では承認なしで、本番に影響するコードは承認が必要、みたいな使い分けができます。
テスト環境では承認なしで、本番に影響するコードは承認が必要、みたいな使い分けができます。
並列実行を始めるための最初のステップ
室谷「何から試せばいいか」という質問が来そうなので、まとめましょう。
テキトー教師まず一番簡単なのは「サブエージェントのバックグラウンド実行」から試すことです。今やっているタスクの中に「時間がかかるが他の作業に依存しない処理」があれば、「バックグラウンドで実行して」と付け加えるだけで始められる。
室谷次のステップが「複数のサブエージェントを並列起動する」です。コードベースの3つのモジュールを同時に調査させる、テストを並列で実行させる、みたいな用途が入門として最適です。
テキトー教師そしてある程度慣れたら「git worktreeと組み合わせる」に進む。worktreeの設定は5分もあればできるので、試してみると生産性の違いがすぐ実感できます。
室谷Agent Teamsは最後です。コストもかかるし設定も必要なので、まずはサブエージェントとworktreeで並列実行に慣れてから使い始めるのがいいと思ってます。
よくある質問
テキトー教師ここでよく出る疑問にまとめて答えましょう。
室谷コミュニティやMYUUUのチームからよく出てくるものをピックアップしました。
Q: 何個のClaude Codeを同時に起動してもいいですか?
テキトー教師Anthropicが推奨するAgent Teamsの人数は3〜5人です。サブエージェントについては上限の明確な記述はないですが、増やしすぎると調整のオーバーヘッドが増えて、返ってくる結果のコンテキストがメインを圧迫するリスクがあります。
室谷MYUUUでは実際に4〜5が一番生産性が高いと感じてます。それ以上は管理が大変になってくる。
Q: 並列実行中にファイルの競合が起きたらどうすればいいですか?
室谷サブエージェントの場合、同一ファイルを複数のサブエージェントが同時に編集しないよう、担当ファイルを明確に分けることが大切です。git worktreeを使えば各ブランチが独立しているので、同じファイルを触っていてもマージのときだけ対処すればいい。
テキトー教師Agent Teamsのドキュメントでも「ファイル競合を避ける」がベストプラクティスとして明記されています。メンバーごとに担当範囲を最初のプロンプトで明示することが重要です。
Q: サブエージェントとAgent Teams、どっちを使えばいいか迷います
テキトー教師「チームメンバーが互いの結果を踏まえて作業を進める必要があるか」で判断するのが一番シンプルです。「それぞれ独立してやればいい」ならサブエージェント、「議論しながら進める必要がある」ならAgent Teamsです。
室谷迷ったらサブエージェントで始めて、「もっとメンバー同士に議論させたい」と思ったらAgent Teamsに移行するのが現実的な進め方だと思います。
Q: claude code 並列化はProプランでもできますか?
室谷ProプランでもAgent TeamsやサブエージェントのバックグラウンドはClaude Code内の機能なので利用できます。ただし並列実行はトークン消費が増えるので、Proプランの制限に当たりやすくなります。
ヘビーに使うならMax 5x以上のプランを検討する価値があります。
ヘビーに使うならMax 5x以上のプランを検討する価値があります。
テキトー教師講座で受講生さんに伝えているのは「まずProで試してみて、並列実行を使い込み始めたら上位プランへ」という進め方です。
まとめ
室谷今回はClaude Codeの並列実行・並列処理のアプローチを3つ紹介しました。3つのアプローチをおさらいすると・・・
テキトー教師サブエージェントの並列実行は「1つのセッション内で複数のエージェントを同時に動かす」シンプルな方法。Agent Teamsは「複数のClaude Codeセッションをチームとして協調させる」高度な方法。
git worktreeは「Gitレベルで並行開発の基盤を作る」インフラ的な手法です。
git worktreeは「Gitレベルで並行開発の基盤を作る」インフラ的な手法です。
室谷最初は「サブエージェントのバックグラウンド実行」から試すのが一番入りやすい。そこから少しずつ並列化の範囲を広げていくのがMYUUUでも実際にやってきた進め方です。
テキトー教師特にgit worktreeとの組み合わせは、一度体験すると戻れなくなりますよね。待ち時間ゼロで複数タスクが同時に進む感覚は、開発体験を根本から変えます。
室谷Claude Codeのエコシステムは並列実行の方向に向かっていると思っています。Agent Teamsも今は実験的ですが、正式機能になったときには大きな変化が来ると思ってます。
ぜひ今のうちに使い慣れておいてください。
ぜひ今のうちに使い慣れておいてください。
テキトー教師.AIのコミュニティでも実際に試した感想や質問をどんどん投稿してもらえると、みんなが参考になりますよね。ぜひやってみてください。
