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Claude Code BedrockでAmazon Bedrock接続完全ガイド【2026年最新】:設定・料金・コスト最適化まで徹底解説

室谷東吾
監修者室谷東吾(@0x__tom

株式会社MYUUU 代表取締役 / 日本最大級AIコミュニティ「.AI」創設者(累計2,000名超)/ セプテーニ・ホールディングス(電通グループ)と資本業務提携 / 著書「お金を使わず、AIを働かせる『Dify』活用」(ぱる出版、3刷)/ Xフォロワー約2万人

テキトー教師
監修者テキトー教師(@tekitoo_T_cher

.AI 認定講師 / 教育×AIの専門家 / 累計300名以上にAI活用を指導 / 「テキトーに学ぶ」がモットーの実践派講師 / Xアカウント

Claude Code BedrockでAmazon Bedrock接続完全ガイド【2026年最新】:設定・料金・コスト最適化まで徹底解説

Claude CodeをAmazon Bedrockで使う完全ガイド【2026年最新】:設定・料金・コスト最適化まで徹底解説

室谷室谷
今回はClaude CodeをAmazon Bedrockで動かす話です。これ、コミュニティでも最近よく聞かれるテーマで・・・「Bedrockって何がいいの?」「普通に使うのと何が違うの?」という疑問が多いんですよね。
テキトー教師テキトー教師
講座でも先月あたりから質問が増えました。「会社のAWSアカウントがあるので、Bedrockで使いたい」という受講生さんが特に多いですね。

セキュリティ要件がある企業だとAnthropicの直接APIではなくBedrockを経由させたいケースがあって。
室谷室谷
そうなんですよね。Bedrockを使う理由は大きく3つあって、「コスト管理をAWSにまとめたい」「セキュリティポリシーでBedrockしか許可されていない」「AWS Guardrailsで組織のガバナンスを効かせたい」というパターンです。

特に企業導入のときに刺さるポイントで・・・
テキトー教師テキトー教師
受講生さんからの実際の声だと「ITのルールでAnthropicの直接アカウントを作れない。BedrockならもうAWSアカウントがあるから許可が下りた」というパターンが一番多いですね。
室谷室谷
個人で使う場合は、Anthropicの直接契約の方がシンプルです。ただ料金体系が根本的に違って、BedrockはProとかMaxのサブスクリプションではなく、完全な従量課金なんですよ。

1トークンいくら、という世界で。
テキトー教師テキトー教師
そこが一番の違いですよね。Anthropicのプランは定額で使い放題(上限あり)、Bedrockはトークン消費分だけ払う。

どちらが得かは使い方によって変わりますね。
室谷室谷
今回は、BedrockでClaude Codeを使う方法を、設定手順から料金計算、コスト最適化まで全部まとめます。前回はClaude Codeのプラン比較を解説しましたが、今回はより実務的なBedrockの使い方にフォーカスします。

Claude CodeのBedrockとは?普通のプランとの違い

Claude Code on Amazon Bedrockの公式ドキュメント(anthropic.comより)

室谷室谷
まず整理しましょう。Claude CodeをBedrockで使うとは「Amazon Web Services(AWS)のAmazon Bedrockというサービスを経由してClaude Codeを動かす」という意味です。

Anthropicと直接契約するProやMaxプランとは別ルートで使う形で・・・
テキトー教師テキトー教師
普通の使い方はAnthropicのサーバーに直接つながる。Bedrockの場合はAWSのBedrock経由でつながる。

エンドユーザーから見た体験はほぼ同じですが、認証やコスト管理の仕組みが変わりますね。
室谷室谷
2つのルートをまとめるとこうなります。
項目Anthropic直接(Pro/Max)Amazon Bedrock経由
料金体系定額サブスクリプション完全従量課金(トークン単価)
認証AnthropicアカウントAWSアカウント(IAM)
/loginコマンド使える使えない(AWSクレデンシャルで認証)
コスト管理Anthropicの請求書AWSの請求書に統合
ガバナンス基本的なアカウント管理AWS Guardrails・IAMポリシー
向いているケース個人・小チーム企業・セキュリティ要件がある組織
テキトー教師テキトー教師
この表を見ると、Bedrockが向いているのは「コスト管理をAWSに統一したい企業」や「セキュリティポリシーでAWS以外のサービスが使えない組織」ですね。個人で使うならAnthropicの直接プランの方が設定が簡単です。
室谷室谷
そうです。あと重要なのが、Bedrockで使うと/loginコマンドが無効化される点です。

認証がAWSのIAM(Identity and Access Management)に変わるので、Claude Code側のログイン機能は使いません。
テキトー教師テキトー教師
「/loginしようとしたら動かなかった」という受講生さんがいましたね。Bedrockモードではそれが正常な動作で、AWSクレデンシャルが設定されていれば自動的に認証されます。

前提条件:Bedrockでの利用開始前に必要なもの

室谷室谷
設定に入る前に、前提条件を確認しておきましょう。以下が揃っていることが必要です。
  • AWSアカウント(Amazon Bedrockへのアクセスが有効になっているもの)
  • 使用したいClaudeモデルへのアクセス権(Bedrockのコンソールで申請が必要)
  • AWS CLI(省略可能だが、あると便利)
  • 適切なIAMパーミッション
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一番忘れがちなのが「モデルへのアクセス申請」です。AWSアカウントがあれば自動的にClaudeが使えるわけではなく、初回利用時にBedrockコンソールで「ユースケースの詳細」を送信する手順があります。

これをやらないとモデルが呼び出せないので・・・
室谷室谷
「設定したのにエラーになる」というトラブルの多くがこのステップ抜けです。AWSコンソールから「Amazon Bedrock」→「Chat/Textプレイグラウンド」→「任意のAnthropicモデルを選択」で申請フォームが表示されます。
テキトー教師テキトー教師
申請自体はほぼ即時承認されるので、数分待てば使えるようになります。

設定手順:Claude CodeをBedrockに接続する4ステップ

室谷室谷
では実際の設定を見ていきましょう。公式ドキュメント()に基づいた手順です。

ステップ1:ユースケース詳細の送信(初回のみ)

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先ほど説明した初回申請ですね。AWSコンソールのBedrockページから完了させます。

1回やれば以降は不要です。
室谷室谷
AWSアカウント単位での申請なので、同じアカウントを使う人全員が恩恵を受けられます。チームで使う場合は管理者が1回やれば済みます。

ステップ2:AWSクレデンシャルの設定

室谷室谷
認証方法が5種類あります。状況に応じて選んでください。
# Option A: AWS CLIで設定(一番シンプル)
aws configure

# Option B: 環境変数でアクセスキーを直接設定
export AWS_ACCESS_KEY_ID=your-access-key-id
export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=your-secret-access-key
export AWS_SESSION_TOKEN=your-session-token  # 一時的な認証情報の場合

# Option C: SSOプロファイルで設定(企業向け推奨)
aws sso login --profile=<your-profile-name>
export AWS_PROFILE=your-profile-name

# Option D: AWSマネジメントコンソールのaws loginコマンド
aws login

# Option E: Bedrock APIキーを使う(最もシンプルな新方式)
export AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK=your-bedrock-api-key
テキトー教師テキトー教師
企業での運用だとOption C(SSOプロファイル)が多いですね。セキュリティ要件が高い組織ではアクセスキーを個人に渡したくないので、SSOで一元管理する形になります。
室谷室谷
個人で試すならOption EのBedrock APIキーが一番楽です。AWSのIAMを細かく設定しなくてもBedrockのコンソールからAPIキーを発行できるので・・・シンプルに使いたい人向けです。

ステップ3:Claude CodeのBedrock設定を有効化

室谷室谷
環境変数を2つ設定するだけです。
# Bedrock統合を有効化
export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export AWS_REGION=us-east-1  # または使用するリージョン

# 任意:軽量モデル(Haiku)を別リージョンで動かす場合
export ANTHROPIC_SMALL_FAST_MODEL_AWS_REGION=us-west-2
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CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1AWS_REGIONの2つが必須です。AWS_REGIONは.aws/configファイルからは読み込まれないので、必ず環境変数で指定する必要があります。

ここを省略するとエラーになる受講生さんが多かったです。
室谷室谷
「AWS_REGIONは.awsのconfigから読まない」という仕様が落とし穴です。他のAWSツールはconfigファイルから読めるんですが、Claude Code側はそうなっていないので要注意です。

ステップ4:モデルバージョンを固定する

室谷室谷
これ、本番運用では絶対にやってほしい設定です。バージョン固定をしないと、AnthropicがBedrockに新しいモデルをリリースしたとき、あなたのアカウントでそのモデルが使えない場合にClaude Codeが動かなくなります。
テキトー教師テキトー教師
「先週まで動いてたのに急に動かなくなった」というトラブル、これが原因のことが多いです。
# モデルバージョンを固定する環境変数
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL='us.anthropic.claude-opus-4-6-v1'
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL='us.anthropic.claude-sonnet-4-6'
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL='us.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0'
室谷室谷
ここで使っているのは「クロスリージョン推論プロファイルID」という形式で、us.というプレフィックスがついています。特定リージョン向けのモデルIDとは別物なので注意です。
テキトー教師テキトー教師
.claude/settings.jsonenvとして書いておけば、毎回exportしなくて済みます。チームに配布するときも設定ファイルをそのまま渡せます。

IAM権限の設定:最小権限ポリシーの作り方

Claude Code用IAMポリシーのJSON設定例(公式ドキュメントより)

室谷室谷
IAMポリシーの話をしましょう。これが不十分だと動かないし、緩すぎるとセキュリティリスクになる。

公式ドキュメントが推奨している最小権限ポリシーがこちらです。
{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Sid": "AllowModelAndInferenceProfileAccess",
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "bedrock:InvokeModel",
        "bedrock:InvokeModelWithResponseStream",
        "bedrock:ListInferenceProfiles"
      ],
      "Resource": [
        "arn:aws:bedrock:*:*:inference-profile/*",
        "arn:aws:bedrock:*:*:application-inference-profile/*",
        "arn:aws:bedrock:*:*:foundation-model/*"
      ]
    },
    {
      "Sid": "AllowMarketplaceSubscription",
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "aws-marketplace:ViewSubscriptions",
        "aws-marketplace:Subscribe"
      ],
      "Resource": "*",
      "Condition": {
        "StringEquals": {
          "aws:CalledViaLast": "bedrock.amazonaws.com"
        }
      }
    }
  ]
}
テキトー教師テキトー教師
この3つのアクション「InvokeModel」「InvokeModelWithResponseStream」「ListInferenceProfiles」が核心ですね。StreamingはClaude Codeがリアルタイムでレスポンスを受け取るために必要で、これがないと応答が遅くなります。
室谷室谷
もう一つポイントはbedrock:ListInferenceProfilesの権限です。Claude Codeが起動時に利用可能なモデル一覧を取得するのに使われます。

これがないとモデルの選択ができなくなる場合があります。
テキトー教師テキトー教師
セキュリティを厳しくしたい場合は、Resourceを特定の推論プロファイルARNに絞ることもできます。「このチームはSonnetしか使えない」という制限をIAMレベルで設ける場合ですね。
室谷室谷
コスト管理の観点でも重要で・・・高価なOpusをフリーアクセスにするのか、Sonnetに制限するのかを、IAMポリシーで強制できます。チームの予算管理に使える方法です。

専用AWSアカウントを作るべきか

テキトー教師テキトー教師
MYUUUさんの社内ではどうやって管理していますか?
室谷室谷
専用のAWSアカウントを作っています。Claude Code用の使用コストを独立して把握したいのと、IAMポリシーを他のAWSサービスと混在させたくないので。

AWS Cost Explorerでモデルごとの費用を見るときも、専用アカウントの方がクリーンに見えるんですよね・・・
テキトー教師テキトー教師
公式ドキュメントでも専用アカウントを推奨していますね。コスト追跡とアクセス制御の両方を簡素化できると。

中規模以上の組織だと特に効果的です。

Bedrockの料金:トークン単価と実際のコスト

室谷室谷
いよいよ料金の話です。ここが一番気になるところですよね。

Bedrockのトークン単価を整理します。
テキトー教師テキトー教師
まとめるとこうなります。料金は変更される場合があるため、で最新情報を必ず確認してください。

Amazon BedrockでのClaudeモデルトークン料金比較(Haiku/Sonnet/Opus)

モデル標準入力キャッシュ書き込み(5分)キャッシュ書き込み(1時間)キャッシュ読み込み出力
Claude Haiku 4.5$1.00/M$1.25/M$2.00/M$0.10/M$5.00/M
Claude Sonnet 4.6$3.00/M$3.75/M$6.00/M$0.30/M$15.00/M
Claude Opus 4.6$5.00/M$6.25/M$10.00/M$0.50/M$25.00/M
室谷室谷
このテーブルで注目してほしいのが「キャッシュ読み込み」の単価です。Opus 4.6だと通常入力が$5.00/Mなのに対して、キャッシュ読み込みは$0.50/M。

10分の1のコストになります。
テキトー教師テキトー教師
Claude Codeはプロンプトキャッシュを積極的に使うので、長いセッションだとキャッシュ読み込みの割合が非常に高くなりますね。
室谷室谷
実際のデータがあって、あるエンジニアがOpus 4.6で1日$25.80使ったとき、内訳がキャッシュ読み込み49%、キャッシュ書き込み39%、出力12%でした。直接の入力トークンはわずか$0.07。

ほぼ全部キャッシュで処理されていたということで・・・
テキトー教師テキトー教師
それ、キャッシュがなかったら同じトークン数で$125以上かかっていたということですよね。10倍の差は大きいです。
室谷室谷
だからこそ、長いセッションを維持することがコスト最適化の基本になります。頻繁に再起動すると、毎回キャッシュ書き込みコストがかかりますから。

AnthropicプランとBedrockのどちらが安いか

テキトー教師テキトー教師
「結局Bedrockの方が安いんですか?」という質問をよく受けます。
室谷室谷
一概には言えないんですよ。使い方によって全然変わる。

軽い使い方ならAnthropicのProプラン(月$20)の方が明確に安いです。ただし使い込むほどBedrockの従量課金との差が縮まる、というよりBedrockの方が安くなるケースもあります。
テキトー教師テキトー教師
シミュレーションするとこうなりますね。
ユーザータイプ月間トークン目安Anthropic Pro ($20)Bedrock SonnetBedrock Opus
ライトユーザー1〜2M tokens$20(定額)約$3〜6約$5〜10
ミドルユーザー10M tokens$20(定額)約$30約$50
ヘビーユーザー50M tokens以上上限に当たる約$150約$250
室谷室谷
ProプランはUsage Policyがあって、使いすぎると制限がかかります。大量に使う組織ではProの定額ではなく、Bedrockでトークンを買い続ける方が確実なパスです・・・
テキトー教師テキトー教師
受講生さんでも「Proの制限に当たって仕事が止まった」という経験をされた方がいますね。ヘビーユーザーはBedrockか、AnthropicのMaxプランが選択肢になります。
室谷室谷
Max 5xプラン(月$100)がProの5倍の使用量目安なので、計算すると5倍で使いきれる量ならMax、それ以上使うならBedrockが現実的です。チームで使う場合は特にBedrockのコスト効率が良くなりますね。

コスト最適化:Bedrockで支出を抑える5つの方法

室谷室谷
Bedrockで使う場合、コスト管理が重要になります。放置すると月の請求が予想外に膨らむことがあるので・・・
テキトー教師テキトー教師
実践的なコスト最適化のポイントを整理しましょう。

1. 長いセッションを維持する

室谷室谷
さっきも触れましたが、キャッシュの効果を最大化するには「セッションを長く保つ」ことが基本です。Claude Codeを再起動するたびにキャッシュ書き込みコストが発生します。
テキトー教師テキトー教師
2時間集中して作業するのと、30分4回に分けて作業するのでは、同じトークン数を使っても後者の方がキャッシュ書き込みコストが増えますね。
室谷室谷
/compactコマンドもうまく使うといいです。コンテキストを圧縮して、スペースを空けながらキャッシュの効果を維持できます。

タスクが変わったら/clearでコンテキストをリセットする、という使い方が経済的です。

2. タスクに合ったモデルを選ぶ

室谷室谷
OpusとSonnetの価格差が3倍です(Sonnetがベースでそれに対してOpusが約1.67倍)。全部Opusで使う必要はない。
テキトー教師テキトー教師
コーディングタスクの難易度で切り替えるのが現実的ですね。アーキテクチャ設計はOpus、ルーティンな修正やテスト書きはSonnet、というように。
室谷室谷
/modelコマンドでセッション途中でも切り替えられます。あとopusplanというエイリアスがあって、プランニングモード(Shift+Tab)ではOpusを使い、コード生成ではSonnetに自動で切り替えてくれます。

コスト意識がある人向けの賢い設定です。

3. .gitignoreを整備する

テキトー教師テキトー教師
コンテキストに不要なファイルを含めないことも重要ですね。
室谷室谷
そうです。node_modules/dist/など、Claude Codeに読ませる必要がないディレクトリを.gitignoreに入れておけば、自動的にスキャン対象から除外されます。

不要なトークンを消費しなくなる地味に効く最適化です。
# .gitignore の例(Claude Codeが参照するので整備しておく)
node_modules/
dist/
build/
coverage/
*.min.js
*.map
package-lock.json
yarn.lock

4. MCPサーバーの接続数を絞る

テキトー教師テキトー教師
MCP(Model Context Protocol)サーバーを複数接続している場合、各サーバーのツール定義がコンテキストに入ってきます。
室谷室谷
1つのツール定義で500〜2,000トークン消費するので、使わないMCPサーバーは無効化した方がいいんですよね。/mcpコマンドで現在の接続状況を確認して、不要なものは外す。

これだけでコンテキスト使用量が下がります。

5. GitHub ActionsでBedrockを使う

テキトー教師テキトー教師
CI/CDパイプラインでClaude Codeを使うケースも増えましたよね。
室谷室谷
GitHub ActionsとBedrockの組み合わせは、認証周りでIAMロールが使えるので管理が楽です。GitHub ActionsからAWSのOIDCを使ってIAMロールを引き受ければ、アクセスキーをシークレットに入れる必要がなくなります。
テキトー教師テキトー教師
.github/workflows/でclaude codeを-pフラグ(プリントモード)で実行すれば、非インタラクティブに動かせます。PRのコードレビューやテスト生成をCIで自動化するパターンですね。
# GitHub Actionsでの利用例
- name: Claude Code Review
  run: |
    export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
    export AWS_REGION=${{ env.AWS_REGION }}
    claude -p "このPRの変更点を確認して、バグの可能性とテスト抜けを指摘してください"
室谷室谷
この使い方だとセッションが短い(1タスクで終わる)のでキャッシュの恩恵は少ないですが、GitHubの課金とAWSの課金を分離できるメリットがあります。

AWS Guardrailsで組織のルールを守る

室谷室谷
企業向けの機能として、AWS Guardrailsがあります。Bedrockのコンソールでガードレールを作成して、Claude Codeに適用できます。
テキトー教師テキトー教師
どんな制限をかけられるんですか?
室谷室谷
コンテンツフィルタリングが主な用途ですね。有害なコンテンツ生成を防いだり、特定のトピックについてClaudeが回答しないように制限したりできます。

医療情報や金融アドバイスへの制限を設ける組織が使うケースが多いです。
テキトー教師テキトー教師
設定方法は?
室谷室谷
まずBedrockコンソールでガードレールを作成してバージョンを公開します。その後、Claude Codeの設定ファイルにカスタムヘッダーとして追加します。
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_CUSTOM_HEADERS": "X-Amzn-Bedrock-GuardrailIdentifier: your-guardrail-id
X-Amzn-Bedrock-GuardrailVersion: 1"
  }
}
テキトー教師テキトー教師
クロスリージョン推論プロファイルを使っている場合は、ガードレールでもCross-Region inferenceを有効にする必要があるんですね。設定を忘れがちなポイントです。

1Mトークンコンテキストウィンドウ:Bedrockでの使い方

室谷室谷
これ、あまり知られていないんですが、Claude Opus 4.6とSonnet 4.6はAmazon Bedrockでも1Mトークンのコンテキストウィンドウに対応しています。
テキトー教師テキトー教師
1M context windowって、大きなコードベースをまるごと読み込めるサイズですよね。
室谷室谷
そうです。モデルIDに[1m]を追加することで有効化できます。
# 1Mコンテキストウィンドウを有効にしたモデルIDの例
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL='us.anthropic.claude-sonnet-4-6[1m]'
テキトー教師テキトー教師
ただし、1Mトークン使ったらその分だけコストも増えますよね。大規模コードベースを扱うとき以外は通常のウィンドウで十分かもしれません。
室谷室谷
その通りです。必要なときだけ使う機能で、常時有効にする必要はないです。

Claude Codeが自動的に拡張コンテキストウィンドウを有効にするのは「1mを含むモデルバリアントを選択したとき」なので、通常のモデルIDなら普通のウィンドウで動きます。

トラブルシューティング:よくあるエラーと解決方法

テキトー教師テキトー教師
設定まわりでトラブルが多いので、よくあるエラーと解決方法をまとめておきましょう。
室谷室谷
まとめるとこうなります。
エラー原因解決方法
認証ループ(SSOでブラウザが何度も開く)VPNやTLS検査プロキシがSSO認証を妨害awsAuthRefresh設定を削除し、aws sso loginを手動実行
"on-demand throughput isn't supported"モデルIDが推論プロファイルIDではないモデルIDを推論プロファイルID(us.anthropic...形式)に変更
リージョンエラー指定したリージョンでモデルが使えないus-east-1またはus-west-2に変更
/loginが使えないBedrockモードではログインコマンドが無効AWSクレデンシャルが正しく設定されているか確認
モデルが急に動かなくなったバージョン固定をしていないモデルバージョン固定の環境変数を追加

SSOのループ問題の詳細

テキトー教師テキトー教師
SSOのループ問題は企業環境で特に多いですね。awsAuthRefreshを設定している場合に起きやすいと。
室谷室谷
仕組みとしては、Claude Codeが認証エラーを検知するとawsAuthRefreshコマンドを自動実行します。企業のVPNやTLS検査プロキシがある環境では、このブラウザ認証フローが何度もループする問題が起きます。

解決方法はawsAuthRefreshの設定をsettings.jsonから削除して、Claude Code起動前に手動でaws sso loginを実行することです。

テキトー教師テキトー教師
つまり「自動認証更新を諦めて手動でログインする」という割り切りですね。企業のセキュリティ環境だとやむを得ないことが多いです。

リージョン問題の確認方法

室谷室谷
リージョンのエラーが出たら、まず使えるモデルを確認するのが早いです。
# 指定リージョンで使える推論プロファイルを確認
aws bedrock list-inference-profiles --region your-region
テキトー教師テキトー教師
クロスリージョン推論プロファイル(us.プレフィックス)を使えば、リージョン間で自動的にトラフィックを分散できるので、特定リージョンのクォータ上限に当たりにくくなります。

claude code coworkとBedrockの相性:マルチエージェント環境

室谷室谷
Claude Codeのマルチエージェント機能、いわゆるClaude Code Coworkという考え方がありますが、Bedrockでも動きます。複数のエージェントが協調して作業する形ですね。
テキトー教師テキトー教師
企業環境でのBedrockだと、エージェントごとにIAMロールを分けて、それぞれのエージェントが使えるモデルやリソースを制限できます。
室谷室谷
例えば「設計担当エージェントはOpusのみ」「コード生成担当はSonnet」「テスト実行担当はHaiku」というようにモデルを割り当てて、コストと権限を制御できます。これがBedrockを使う大きなメリットの一つで・・・
テキトー教師テキトー教師
IAMポリシーのResourceを特定のモデルARNに絞れば、「このロールではSonnetしか使えない」という制限を強制できますね。コスト暴走を防ぐ仕組みとして有効です。
室谷室谷
マルチエージェント環境ではコストが読みにくくなりがちなので、AWS Cost Explorerでモデルタイプ別にタグ付けして追跡するのがおすすめです。

VSCodeでBedrockを使う:拡張機能との連携

室谷室谷
VSCodeのClaude Code拡張機能もBedrockに対応しています。環境変数の設定さえ正しくやれば、VSCode内からBedrockのモデルが使えます。
テキトー教師テキトー教師
設定の流れは同じですね。CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1AWS_REGIONを設定して、モデルバージョンを固定する。
室谷室谷
VSCodeの場合は、設定ファイル(.claude/settings.json)をワークスペースに置いておけば、プロジェクトを開いたときに自動的に読み込まれます。チームメンバー全員が同じ設定で使えるので、設定のばらつきが起きにくい。
テキトー教師テキトー教師
「claude code desktop」という検索でこの記事を探す方もいるかもしれませんが、Claude CodeはデスクトップアプリというよりターミナルとIDEに統合されるCLIツールです。VSCode拡張機能がデスクトップ環境での主な利用形態ですね。
室谷室谷
そうですね。「Claude.ai」はブラウザ型のチャットアプリですが、Claude CodeはCLIとして動作して、VS Codeなどのエディタに拡張機能で統合される形です。

この使い方でBedrockを経由させることができます。

よくある質問(FAQ)

テキトー教師テキトー教師
最後によくある質問をまとめておきましょう。

Q:BedrockのAPIキーは通常のAnthropicのAPIキーと違うの?

室谷室谷
別物です。AnthropicのAPIキーはAnthropic直接のサービス向けで、AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCKで指定するBedrockのAPIキーはAWSのBedrockサービス専用です。

Bedrockを使うのにAnthropicのAPIキーは不要です。

Q:Bedrockで使うとプロンプトはAWSに保存される?

テキトー教師テキトー教師
これ、企業からよく聞かれます。
室谷室谷
デフォルトではAWSにトレーニングデータとして使われることはありません。AWSの規約によると、Bedrockで送ったプロンプトと応答はモデルのトレーニングに使用されないことが保証されています。

詳細はAWSのデータプライバシーポリシーを確認してください。

Q:Bedrockで使えるモデルはAnthropicの直接APIと同じ?

室谷室谷
リリースタイミングに若干のズレがある場合があります。新しいモデルがAnthropicでリリースされても、Bedrockへの展開は数日から数週間後になることも。

ただClaudeの主要バージョン(Haiku 4.5、Sonnet 4.6、Opus 4.6)はBedrockでも使えます。

Q:Claude Code BedrockのAPIキーはどこで発行する?

テキトー教師テキトー教師
AWS BedrockコンソールのAPIキー管理ページから発行できます。通常のIAMクレデンシャルより設定が簡単なので、個人利用で始めるには便利な方法ですね。

まとめ:Bedrockを使うべき人、使わなくてよい人

室谷室谷
最後にまとめましょう。Amazon BedrockでClaude Codeを使うのが向いているのは、こういう人・組織です。
  • コスト管理をAWSに統一したい企業
  • セキュリティポリシーでAnthropicの直接APIが使えない組織
  • AWS Guardrailsでコンテンツフィルタリングをかけたい組織
  • IAMでモデルアクセスを細かく制御したい管理者
  • GitHub ActionsなどCI/CDパイプラインでClaude Codeを使いたいエンジニア
テキトー教師テキトー教師
逆にBedrockを使わなくてよい人は?
室谷室谷
個人でClaude Codeを使いたいだけなら、AnthropicのProかMaxプランの方がシンプルです。設定の手間が少なく、月額固定なのでコストも予測しやすい。

BedrockはAWSの知識が必要なので、AWSに不慣れな人には敷居が高いです。
テキトー教師テキトー教師
「AWSのことは詳しくないが会社でBedrockを使えと言われた」という受講生さんには、まずOption Eの「Bedrock APIキー」から始めることをおすすめしています。IAMの設定を最小限にして動かしてみて、慣れてきたらIAMロールに移行するステップアップが現実的です。
室谷室谷
BedrockでClaude Codeを使いこなせるようになると、組織全体のAIコーディング環境を管理者として整備できます。個人の生産性だけでなく、チーム全体の底上げにつながるので・・・ぜひ試してみてください。

出典

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