KindleとChatGPTで本の要約、本当にできるの?
室谷今回はKindleの本をChatGPTで要約する話をしましょう。.AI(ドットエーアイ)コミュニティでも「積読がヤバい」って声、めちゃくちゃ多いんですよね・・・
テキトー教師わかります。講座でも「読みたい本が100冊あるけど時間がない」って相談がほんとに多いです。
で、「ChatGPTに要約させればいいのでは?」っていう発想に行き着く人が続出してますね。
で、「ChatGPTに要約させればいいのでは?」っていう発想に行き着く人が続出してますね。
室谷結論から言うと、KindleとChatGPTの組み合わせで本の要約はできます。ただ、やり方を間違えると法的にアウトだったり、要約の質が残念なことになったりするので・・・今日はそのあたりを全部整理しましょう。
テキトー教師そうですね。「Kindle本をChatGPTに丸ごと読ませて要約させたい」って気持ちはわかるんですけど、実はそこに至るまでのプロセスが一番大事なんですよ。
室谷この記事を読めば、Kindleの本をChatGPTで安全に要約する方法、洋書の翻訳テクニック、そして絶対にやっちゃダメなことまで全部わかります。
Kindle本のテキストをChatGPTに渡す3つの方法

室谷まず最初のハードルが「Kindleの本文をどうやってChatGPTに渡すか」なんですよね。Kindleって基本的にコピペできないじゃないですか。
テキトー教師そうなんです。KindleにはDRM(デジタル著作権管理)がかかっていて、本文をまるごとコピーすることはできません。
でも合法的にテキストを取り出す方法がいくつかあるんですよ。
でも合法的にテキストを取り出す方法がいくつかあるんですよ。
室谷大きく分けると3つですね。ハイライト機能、スクリーンショット+OCR、そして外部ツール。
それぞれ見ていきましょう。
それぞれ見ていきましょう。
ハイライト機能を使う(最も手軽で安全)
テキトー教師一番おすすめなのがKindleのハイライト機能を使う方法です。Kindleで本を読みながら重要な箇所にハイライトを引いて、それをエクスポートするんですね。
室谷Kindle端末だと「メモをエクスポート」でCSVやPDFで出力できますし、PCブラウザならAmazonの「メモとハイライト」ページ(read.amazon.co.jp/notebook)からまとめて確認できます。
テキトー教師講座の受講生さんに教えていて気づいたんですが、意外とこの「メモとハイライト」ページの存在を知らない人が多いんですよね。ブラウザでアクセスするだけで、今まで読んだ全部の本のハイライトが一覧で見られるんです。
室谷で、そのハイライトをコピーしてChatGPTに貼り付ければ、要約のベースになります。ただし注意点があって・・・
テキトー教師そうそう、コピー制限ですね。出版社によって異なりますが、だいたい本全体の10%程度までしかコピーできません。
これは著作権保護の仕組みです。
これは著作権保護の仕組みです。
室谷だから「本をまるごとコピーしてChatGPTにぶち込む」は物理的にできないんですよね。でも逆に言えば、重要な部分を10%ピックアップしてChatGPTに渡すっていうのは、実は効率的な読書法としてかなり理にかなってます。
テキトー教師まさにそうです。全文を渡すよりも、自分がハイライトした箇所だけを渡した方が、要約の質が高くなるケースが多いんですよ。
ノイズが少ないので。
ノイズが少ないので。
スクリーンショット+ChatGPTの画像認識を使う
室谷2つ目の方法がスクリーンショットとOCRの組み合わせです。これ、ChatGPTの画像認識機能が進化してからかなり実用的になりました。
テキトー教師具体的には、Kindle for PCやKindle Cloud Readerで本を開いて、読みたいページのスクリーンショットを撮ります。その画像をChatGPTにアップロードすると、テキストを読み取って内容を解析してくれるんです。
室谷ChatGPTのファイルアップロード機能で画像を直接渡せるので、スクショを撮ってそのまま「このページの内容を要約して」と頼めばOKです。対応フォーマットはJPEGやPNGなど一般的な画像形式ですね。
テキトー教師この方法のメリットは、ハイライトの制限に関係なくページ単位で内容を取得できること。図表やグラフが含まれるページも画像としてそのまま認識できるのが強みです。
室谷ただし注意点もあります。1ページずつスクショを撮る手間がかかるのと、あくまで「私的利用の範囲内」で使う必要があります。
大量にスクショを撮って自動化するような行為はグレーゾーンに入る可能性があるので・・・
大量にスクショを撮って自動化するような行為はグレーゾーンに入る可能性があるので・・・
テキトー教師そうですね。あくまで「読書中に気になったページを数枚撮って、理解を深めるためにChatGPTに聞く」くらいの使い方が安全です。
Glasp等の外部ツールでエクスポートする

室谷3つ目はGlaspなどの外部ツールを使う方法です。MYUUUのメンバーでもGlaspを使ってる人は結構いますね。
テキトー教師Glaspはブラウザ拡張機能で、Kindle Cloud Readerと連携してハイライトを一括エクスポートできます。エクスポート形式もTXT、CSV、Markdownに対応していて、NotionやObsidianにも直接送れるんですよ。
室谷しかも無料で使えるっていうのがいいですよね。エクスポートしたハイライトをそのままChatGPTに貼り付ければ、効率的に要約を作れます。
テキトー教師Glaspの面白いところは、他のユーザーのハイライトも見られることなんです。「この本のここが重要だと思った人が多い」っていうのがわかるので、自分の読み方と比較できる。
室谷それ、コミュニティ的な読書体験ですよね。.AIでも輪読会をやるときに使えそうだなと思ってました。
テキトー教師ただしGlaspも含めて、エクスポートできるのはあくまでハイライトした部分だけです。本文をまるごと吸い出すようなツールはDRM解除に該当する可能性があるので、そういったツールは絶対に使わないでください。
ChatGPTで質の高い要約を作るプロンプト術
室谷テキストの取り出し方がわかったところで、次は実際にChatGPTでどう要約するかですね。プロンプトの書き方で要約の質が全然変わります。
テキトー教師これ、講座でも「プロンプト次第で天と地の差が出ますよ」って伝えてるところです。「要約して」だけだと、ChatGPTは当たり障りのない要約しか返してくれません。
章ごとに要約を積み上げる方法
室谷まず基本テクニックとして、章ごとに分けて要約を依頼する方法があります。本全体を一気に渡すよりも、章単位で「この章の核心的な主張を3つに絞って」と指示した方が、精度がグッと上がるんですよね。
テキトー教師具体的なプロンプト例を挙げると、こんな感じです。
- 「以下はビジネス書の第3章のハイライトです。この章の核心的な主張を3つのポイントで要約してください。それぞれのポイントについて、なぜそれが重要なのかも1文で添えてください」
- 「以下のハイライトから、著者が最も強調したいメッセージを1文で抽出してください。その根拠となる記述も引用してください」
室谷最後に全部の章の要約をまとめて「この本全体のエッセンスを500字でまとめて」と頼むと、かなりクオリティの高い全体要約ができあがります。MYUUUの経営会議で本を紹介するときにも、この方法を使ってますね。
テキトー教師いきなり全部渡して「要約して」より、段階的にやった方がいい。これは要約に限らずChatGPTの使い方全般に言えることですね。
ビジネス書向けの要約テンプレート
室谷ビジネス書の場合は、特定のフレームワークに沿って要約させると実用的な要約になります。
テキトー教師受講生さんによくすすめているのは、こんなテンプレートです。
- 「この本の主張を以下のフレームで整理してください: (1)著者の問題提起 (2)従来の常識に対する反論 (3)著者の提案する解決策 (4)実践のための具体的ステップ」
室谷このフレームいいですね。特に「従来の常識に対する反論」を抽出するのがポイントで、ここにその本ならではの独自性が詰まってるんですよね・・・
テキトー教師あと、「この要約を読んでいない同僚に3分で説明するとしたら、何を伝えますか?」っていうプロンプトも効果的です。ChatGPTに「聞き手を意識した要約」を作らせることで、ただの圧縮じゃなく、伝わる要約になります。
学術書・専門書向けのアプローチ
室谷学術書や専門書の場合はちょっとアプローチが変わりますよね。
テキトー教師そうですね。専門書は用語の定義や論理展開が重要なので、こんなプロンプトが有効です。
- 「以下のテキストに含まれる専門用語をリストアップし、それぞれを中学生にもわかるように説明してください。その上で、テキスト全体の論旨を要約してください」
室谷「中学生にもわかるように」ってのが良いですよね。専門用語をそのまま使った要約って、結局原文を読んでるのと変わらないので・・・
テキトー教師まさに。AIに要約させる最大のメリットは「自分の理解レベルに合わせてもらえる」ことなんですよ。
専門書を噛み砕いてもらえるのは、人間の先生に教えてもらうのに近い体験ですね。
専門書を噛み砕いてもらえるのは、人間の先生に教えてもらうのに近い体験ですね。
Kindle洋書をChatGPTで翻訳しながら読む方法
室谷じゃあ次は洋書の話をしましょう。Kindle Unlimitedって英語の本もめちゃくちゃ充実してるんですけど、「英語だから読めない」で止まってる人が多いんですよね。
テキトー教師これ、.AIのコミュニティでもよく話題になりますよね。海外のAI関連書籍は翻訳版が出るまでに半年から1年かかることもあるので、原書を読めるかどうかで情報のスピードが全然違ってきます。
室谷で、ここでもChatGPTが強力な味方になるんです。Kindleの洋書をChatGPTで翻訳しながら読む方法は、さっきの要約テクニックの応用なんですよね。
原文を貼って翻訳+要約を同時にやる
テキトー教師一番シンプルなやり方は、Kindleのハイライトやスクリーンショットで取得した英語テキストをChatGPTに貼って、翻訳と要約を同時にお願いする方法です。
室谷プロンプトとしては「以下の英文を日本語に翻訳してください。その後、この章の要点を3つにまとめてください」みたいな感じですね。
翻訳と要約を1回のプロンプトでやるのがコツです。
翻訳と要約を1回のプロンプトでやるのがコツです。
テキトー教師ここで大事なのが、「直訳ではなく、日本語として自然な文章にしてください」と付け加えること。ChatGPTは直訳も意訳もできるんですが、明示的に伝えないと機械翻訳っぽい文章になることがあります。
室谷あと、技術書の場合は「専門用語は英語のまま残して、初出時にカッコ内で日本語の説明を付けてください」って指示すると、原書の雰囲気を保ちつつ理解しやすい翻訳になりますよ。MYUUUのエンジニアにはこの方法を推奨してます。
テキトー教師洋書をChatGPTで読むときのもう1つの便利な使い方が、「この段落で著者が最も伝えたいことを一言で言うと?」と聞くことです。長い英文を全部訳す前に、ポイントだけ先に把握できるので読み進めやすくなります。
ChatGPTとDeepLの使い分け
室谷翻訳ツールとしてDeepLも有名ですよね。ChatGPTとどう使い分けるのがいいんでしょう?
テキトー教師DeepLは「正確な翻訳」が得意です。文法的に忠実で、ビジネス文書の翻訳などには向いています。
一方、ChatGPTは「文脈を理解した翻訳」が強みですね。
一方、ChatGPTは「文脈を理解した翻訳」が強みですね。
室谷具体的に言うと、DeepLはページ単位の翻訳をサッと確認したいときに使って、ChatGPTは「この章の文脈を踏まえて、この段落を翻訳して」みたいに、前後の文脈が必要な翻訳に使うのがベストですね。
テキトー教師あとChatGPTは翻訳だけじゃなく、「この概念を日本のビジネスに当てはめるとどうなる?」みたいな応用的な質問もできるのが強みです。翻訳を超えた「理解の支援」までやってくれる。
室谷Kindle for PCだとDeepLのショートカットキーで選択範囲を即翻訳できるので、さっと意味を確認したいときはDeepL、じっくり理解したいときはChatGPTっていう二刀流がおすすめです。
| 用途 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| ページ全体のざっくり翻訳 | DeepL | 高速で正確 |
| 文脈を踏まえた翻訳 | ChatGPT | 前後の内容を考慮できる |
| 専門用語の解説付き翻訳 | ChatGPT | 用語説明も同時に生成 |
| 本の要旨の把握 | ChatGPT | 翻訳+要約を一括処理 |
| リアルタイムの読書中翻訳 | DeepL | ショートカットで即翻訳 |
テキトー教師この表を見て整理してもらうと、要は「速さのDeepL、深さのChatGPT」ですね。
方法別の比較表
室谷ここまで紹介してきた方法を一覧で比較してみましょう。どの方法が自分に合ってるか、この表を見ればわかるはずです。
| 方法 | 手軽さ | 取得できる範囲 | 法的安全性 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| ハイライト+コピー | 簡単 | 本の約10%まで | 安全 | 最もおすすめ |
| スクショ+ChatGPT画像認識 | やや手間 | ページ単位 | 私的利用の範囲内 | 図表がある本に |
| Glasp等の外部ツール | 初回設定あり | ハイライト部分 | 安全 | 習慣的に読む人に |
| PDF化+ChatGPT | 手間がかかる | 全文(自炊本のみ) | 自炊本はOK | 紙の本のデジタル化に |
テキトー教師ポイントは「全文を取り出そうとしない」ことですね。ハイライトベースの要約が最も安全で、実は要約の質も高いんです。
室谷そうなんですよね。全文を渡すと逆にChatGPTが情報の取捨選択に迷って、ぼんやりした要約になることがあります。
ハイライトで絞り込んでから渡す方が、結果的にシャープな要約になる。
ハイライトで絞り込んでから渡す方が、結果的にシャープな要約になる。
知っておくべき法的リスクと注意点
室谷ここからは法的な話をしておかないといけませんね。KindleとChatGPTの組み合わせで絶対にやっちゃダメなことがあります。
テキトー教師これ、講座でも必ず最初に伝える話です。便利だからといって何でもやっていいわけではないので。
DRM解除は違法
室谷まず最も重要なのが、KindleのDRM(デジタル著作権管理)を解除する行為は違法だということです。ネット上にはDRM解除ツールの情報も出回ってますが、これは絶対に使わないでください。
テキトー教師著作権法の改正で、DRM解除行為自体が違法とされています。私的利用であっても、技術的保護手段を回避してコピーする行為は認められていません。
室谷「自分が買った本なのに」って思う気持ちはわかります。でも、Kindleで購入しているのは「閲覧する権利」であって、本のデータそのものを所有しているわけではないんですよね・・・
テキトー教師そのとおりです。だからこそ、この記事で紹介したハイライトやスクリーンショットといった合法的な方法を使うことが大切なんです。
コピー制限の範囲内で使う
室谷Kindleのコピー制限(だいたい10%)は著作権保護のための仕組みなので、これを技術的に突破しようとする行為もNGです。
テキトー教師具体的にアウトなのはこんなケースです。
- Kindle本のDRMを解除してPDF化する
- 自動スクリプトで全ページをスクリーンショットして自動化する
- コピー制限を回避するツールやスクリプトを使う
室谷逆にOKなのは、通常の読書の延長線上にある行為ですね。
- ハイライトした箇所をエクスポートしてChatGPTに渡す
- 気になるページを手動でスクリーンショットしてChatGPTに質問する
- 自分用の読書メモとしてChatGPTで要約を作成する
テキトー教師「私的利用の範囲内で、本の内容を理解するためにAIを活用する」という使い方なら問題ありません。要は「本文を大量に複製して配布する」のではなく、「読書の理解を深めるための補助ツールとして使う」というスタンスですね。
室谷それと、ChatGPTで作った要約をSNSやブログに丸ごと公開するのも、著作権的にグレーなので注意が必要です。あくまで「自分の理解のため」に使うのが安全ですね。
実践!KindleとChatGPTで効率的に読書する5つのステップ
室谷ここまでの内容を踏まえて、実際のワークフローとして「KindleとChatGPTで効率的に読書する手順」をまとめましょう。これはMYUUUのチームでも実際にやっている方法です。
テキトー教師ステップバイステップで紹介していきますね。講座でも「具体的な手順が知りたい」という声が多いので。
ステップ1: 目次を読んでChatGPTに構造を把握させる
室谷まずKindleで本の目次をスクリーンショットに撮ります。それをChatGPTにアップロードして「この目次から、この本の全体構造を教えてください。
特に重要そうな章はどれですか?」と聞くんです。
特に重要そうな章はどれですか?」と聞くんです。
テキトー教師これがかなり有効で、本を読み始める前に全体像がわかるんですよね。「第3章と第7章が特に核心的な内容を含んでいそうです」みたいなガイドをもらえるので、読む順番の優先度が決められます。
室谷忙しいビジネスパーソンにとって、300ページの本を最初から順番に読む余裕はないですからね・・・ChatGPTに「この本を2時間で読むなら、どの章を優先すべき?」と聞くのもアリです。
ステップ2: 重要な章をハイライトしながら読む
テキトー教師目次で優先度を把握したら、重要な章から読み始めます。このとき、気になった箇所にどんどんハイライトを入れていくのがポイントです。
室谷ハイライトの基準は「自分の仕事や考え方に影響を与えそうな箇所」と「意外だった、予想と違った箇所」の2つですね。この2つに絞ると、ハイライトの量が適切になります。
テキトー教師ハイライトしすぎると後で要約の質が下がるので、「1章あたり10〜15箇所」くらいを目安にしてもらってます。
ステップ3: ハイライトをエクスポートしてChatGPTに渡す
室谷読み終わったら、さっき紹介した方法でハイライトをエクスポートします。Amazonの「メモとハイライト」ページからコピーするのが最も手軽ですね。
テキトー教師で、ChatGPTに渡すときのプロンプトがこれです。
- 「以下は私がビジネス書から抜き出したハイライトです。(1)この本の核心的な主張を3つに要約 (2)最も意外だった指摘を1つ (3)明日から実践できるアクションを2つ、を教えてください」
室谷このプロンプトの良いところは、「要約」だけじゃなく「意外な指摘」と「実践アクション」も引き出してるところですね。要約って読んだだけで満足しちゃいがちですけど、アクションに落とし込むところまでやらないと意味がない。
ステップ4: 疑問点をChatGPTに深掘りしてもらう
テキトー教師要約を受け取ったら、そこから深掘りのフェーズに入ります。「この著者の主張に対する反論としては何が考えられますか?」とか「日本の企業でこれを実践する場合、どんな障壁がありそうですか?」みたいに聞いていくんです。
室谷これがAIを使った読書の最大の価値だと思ってます。本を読んで終わりじゃなくて、「著者と議論する」ような体験ができるんですよね。
MYUUUの経営会議でも「ChatGPTと議論した結果、この本のこの部分はうちの事業にこう適用できる」みたいな発表が増えてます。
MYUUUの経営会議でも「ChatGPTと議論した結果、この本のこの部分はうちの事業にこう適用できる」みたいな発表が増えてます。
テキトー教師一人で読んでると「へえ、そうなんだ」で終わっちゃうけど、ChatGPTに壁打ちすることで思考が深まるんですよね。これは読書会に近い効果があります。
ステップ5: 読書メモとして保存する
室谷最後に、ChatGPTとのやり取りを読書メモとして保存します。NotionやObsidianに「本のタイトル」「3行要約」「アクションアイテム」「ChatGPTとの議論で得た気づき」をテンプレートに沿って記録するのがおすすめです。
テキトー教師このメモが蓄積されていくと、自分だけの「読書データベース」ができあがるんですよ。半年後に「あの本で何が書いてあったっけ?」と思ったとき、要約とアクションがすぐ見返せるのは本当に便利です。
室谷しかもこのデータベースにある複数の読書メモをChatGPTに渡して「この3冊の共通点と相違点は?」みたいに聞くこともできる。本同士をつなげる読書体験は、AI無しではなかなかできないですよね。
ChatGPT有料プランと無料プランの違い
室谷ちなみに、Kindle本の要約に使う場合、ChatGPTの無料プランと有料プランでどんな違いがあるんでしょう?
テキトー教師要約の用途に関わるポイントをまとめると、こんな感じです。
| 機能 | 無料プラン | Plus(月$20) |
|---|---|---|
| テキスト入力による要約 | 利用可能(回数制限あり) | 十分な回数利用可能 |
| 画像アップロード(スクショ認識) | 利用可能(回数制限あり) | 十分な回数利用可能 |
| ファイルアップロード(PDF等) | 利用可能(制限あり) | 最大512MBまで |
| 長文の処理能力 | 標準モデル | 上位モデル使用可能 |
| 応答速度 | やや遅い場合あり | 高速 |
室谷正直なところ、たまに1冊要約する程度なら無料プランでも十分です。でも、毎週のように複数冊の要約を作ったり、洋書の翻訳を頻繁にやったりするなら、Plusプランの方がストレスなく使えますね。
テキトー教師無料プランだと回数制限に引っかかることがあって、「あと少しで要約が完成するのに今日はもう使えない」ってなるのが地味にストレスなんですよね。
室谷月$20は1冊の本より安いくらいなので、読書を効率化する投資と考えれば十分ペイするんじゃないかなと。
Kindle以外の電子書籍でもChatGPTで要約できる?
室谷ついでに聞かれがちなのが「Kindle以外の電子書籍でも同じことできるの?」っていう質問ですね。
テキトー教師結論から言うと、基本的な考え方は同じです。楽天Koboやhontoなどの電子書籍サービスでも、ハイライト機能やスクリーンショットを使ってテキストを取得し、ChatGPTに渡すことは可能です。
室谷ただし、サービスによってハイライトのエクスポート方法が異なるので、そこは注意が必要です。Kindleは「メモとハイライト」ページやGlaspがあるので、エクスポートの手軽さではリードしてますね。
テキトー教師あと、自分で購入したPDFの電子書籍(DRMフリーのもの)であれば、そのままChatGPTにファイルアップロードで渡せるので、最も手軽に要約できます。
室谷自炊した本のPDFも、私的利用の範囲であればChatGPTで要約するのはOKです。ただし、その自炊データを他人に共有するのはNGですね。
テキトー教師いずれにしても、「自分が正当に購入した書籍を、自分の理解のためにAIを補助ツールとして使う」というスタンスが基本です。この原則を守っていれば、どの電子書籍サービスでも安心して活用できますよ。
ChatGPTのカスタムGPTs「本要約」を活用する
室谷もう1つ知っておくと便利なのが、ChatGPTの「GPTs」機能です。本の要約に特化したカスタムGPTsが公開されていて、プロンプトを自分で書かなくても質の高い要約が作れるんですよ。
テキトー教師GPTsというのは、特定の用途に最適化されたChatGPTのカスタムバージョンですね。ChatGPTのストアで「本 要約」「Book Summary」などで検索すると、いくつも出てきます。
室谷例えば、ハイライトをペーストするだけで「3行要約」「キーポイント」「実践アクション」を自動で構造化してくれるGPTsがあります。毎回プロンプトを考える手間が省けるのが良いですね。
テキトー教師注意点としては、GPTsの品質はピンキリということ。評価やレビューを確認してから使うのが安全です。
あと、GPTsの利用にはChatGPT Plusプラン以上が必要です。
あと、GPTsの利用にはChatGPT Plusプラン以上が必要です。
室谷自分でGPTsを作るのもおすすめですよ。自分好みの要約フォーマットやプロンプトを登録しておけば、毎回の読書要約が一瞬で済みます。
MYUUUでは社内用の読書要約GPTsを作って、チーム全体で使ってます。
MYUUUでは社内用の読書要約GPTsを作って、チーム全体で使ってます。
テキトー教師それはいいアイデアですね。「チーム全員が同じフォーマットで読書メモを作る」っていうのは、ナレッジ共有の観点でもかなり価値がありますね。
AI時代の読書術、3つの心構え
室谷最後に、KindleとChatGPTを使いこなすための心構えを共有しておきたいです。ツールの使い方だけじゃなく、「どういうマインドセットで読書にAIを取り入れるか」が大事だと思ってるので。
テキトー教師いい話ですね。具体的にはどんなことですか?
室谷1つ目は「要約は読書の代替じゃなく、読書の入口」ということ。ChatGPTで要約を作って「読んだ気になる」のは本末転倒なんですよね。
要約はあくまで「この本をちゃんと読むかどうかを判断するためのもの」として使うのが健全です。
要約はあくまで「この本をちゃんと読むかどうかを判断するためのもの」として使うのが健全です。
テキトー教師たしかに。講座でも「AIに要約させたら、もう読まなくていいですか?」って聞かれるんですけど、要約で興味を持った本は絶対に原文も読むべきです。
要約では伝わらないニュアンスや具体例に、本当の価値があったりしますから。
要約では伝わらないニュアンスや具体例に、本当の価値があったりしますから。
室谷2つ目は「AIとの対話で思考を深める」こと。本の内容をChatGPTにぶつけて「自分はこう思うんだけど、どう思う?」と議論する。
これが一人読書にはない新しい価値なんですよ。
これが一人読書にはない新しい価値なんですよ。
テキトー教師3つ目は何ですか?
室谷「量より質の読書サイクルを作る」ことです。AIを使えば要約のスピードは上がります。
でもそれで「月に50冊読破!」みたいな方向に行くのは違うと思っていて・・・要約で選別して、本当に読む価値のある本を深く読む。そのサイクルが回り始めると、読書の質が劇的に変わりますね。
でもそれで「月に50冊読破!」みたいな方向に行くのは違うと思っていて・・・要約で選別して、本当に読む価値のある本を深く読む。そのサイクルが回り始めると、読書の質が劇的に変わりますね。
テキトー教師すばらしいまとめですね。「AIで効率化する」と「AIに丸投げする」は全然違う。
効率化した時間で思考を深める、これがAI時代の読書の本質だと思います。
効率化した時間で思考を深める、これがAI時代の読書の本質だと思います。
よくある質問
室谷じゃあ、.AIでよく聞かれる質問にも答えていきましょう。
テキトー教師講座でも毎回出る質問ばかりですね。
KindleのハイライトをChatGPTに渡すのは違法ですか?
テキトー教師これ一番多い質問ですね。結論から言うと、自分が購入した本のハイライトを私的利用の範囲でChatGPTに渡すこと自体は、現時点では違法ではないと考えられています。
室谷ただし、ChatGPTに入力したデータがOpenAIの学習に使われる可能性はあります。気になる場合はChatGPTの設定で「チャット履歴とトレーニング」をオフにしておくといいですね。
Kindle Unlimitedの本でも要約できますか?
室谷はい、Kindle Unlimitedの本でも同じ方法で要約できます。ハイライト機能もスクリーンショットも、通常のKindle本と同様に使えます。
テキトー教師ただし、Kindle Unlimitedの本はライブラリから返却すると、ハイライトがアクセスできなくなる場合があります。要約を作りたい場合は、ライブラリに入っているうちにハイライトをエクスポートしておくのがおすすめです。
ChatGPT以外のAIでも要約できますか?
室谷もちろんです。ClaudeやGeminiなど、他のAIチャットでも同様の方法で要約できます。
個人的には、長文の要約はClaudeが得意な印象がありますね。
個人的には、長文の要約はClaudeが得意な印象がありますね。
テキトー教師ツールによって得意不得意があるので、何冊か試してみて自分に合うものを見つけるのがいいですよ。
漫画や雑誌もChatGPTで要約できますか?
テキトー教師漫画の場合は、スクリーンショット+画像認識の方法が有効です。ChatGPTに画像をアップロードすれば、セリフの読み取りやストーリーの要約をしてくれます。
ただし、テキスト主体の本と比べると精度は落ちます。
ただし、テキスト主体の本と比べると精度は落ちます。
室谷雑誌も同様にスクリーンショットベースでいけますが、レイアウトが複雑な雑誌だと読み取り精度にばらつきが出ますね。テキストがメインの雑誌記事なら十分実用的です。
長い本の場合、ChatGPTのトークン制限に引っかかりませんか?
室谷これもよく聞かれますね。ChatGPTには1回のやり取りで処理できるテキスト量に上限があります。
ただ、ハイライトベースで渡す場合は基本的に問題にならないです。
ただ、ハイライトベースで渡す場合は基本的に問題にならないです。
テキトー教師本全体のハイライトだと数千文字〜1万文字程度になることが多いので、ChatGPTの処理能力の範囲内です。もし長くなりすぎる場合は、章ごとに分けて渡せば解決しますね。
室谷Plusプランだと上位モデルが使えるので、より長いテキストも処理できます。無料プランでも、テキストを分割すれば対応可能ですよ。
ChatGPTの要約は正確ですか?間違いはありませんか?
テキトー教師これは講座で必ず注意喚起しているポイントです。ChatGPTの要約は「おおむね正確」ですが、100%の精度を保証するものではありません。
室谷特に数値データや固有名詞は、要約の過程で誤りが入る可能性があります。重要なデータや引用を使う場合は、必ず原文に戻って確認してください。
テキトー教師あと、ChatGPTはテキストに書かれていないことを「補完」してしまう場合があります。「著者はこう言っているが、一般的にはこう考えられている」みたいな補足が入ったとき、それが原文の主張なのかChatGPTの補足なのか、区別がつきにくいことがあるんですよ。
室谷だからプロンプトに「テキストに明示的に書かれている内容のみに基づいて要約してください。推測や補足は加えないでください」と付け加えるのが安全です。
読書ノートアプリとの連携はどうすればいいですか?
室谷NotionやObsidianを使っている人向けの話ですね。Glaspはこれらのノートアプリと直接連携できるので、ハイライトのインポートがワンクリックでできます。
テキトー教師おすすめのフローは「Glasp → Obsidian → ChatGPT → Obsidianに要約を追記」ですね。ObsidianにはコミュニティプラグインでchatGPT連携ができるものもあるので、アプリ内で完結させることも可能です。
室谷Notionの場合はNotion AIとの組み合わせも選択肢に入りますね。ただ、要約の質はやはりChatGPTの方が一段上という印象です。
まとめ
室谷今回はKindleの本をChatGPTで要約する方法を詳しく見てきました。
テキトー教師整理すると、大事なポイントは3つですね。
- テキスト取得は「ハイライト」「スクショ+画像認識」「Glasp等のツール」の3つの方法がある。一番おすすめはハイライトを使う方法
- ChatGPTへのプロンプトは「章ごとに分けて」「フレームワークを指定して」がコツ。ビジネス書・学術書それぞれにテンプレートを持っておくと効率的
- DRM解除は絶対NG。コピー制限の範囲内で、私的利用として活用する
室谷Kindleの洋書をChatGPTで翻訳しながら読む方法も紹介しました。DeepLとの使い分けで、英語が苦手でも海外の最新書籍にアクセスできるようになります。
テキトー教師AI時代の読書って、「全部自分で読む」から「AIと一緒に読む」に変わってきてるんですよね。要約を作ることがゴールじゃなくて、「要約を通じて本質を理解する」のが大事です。
室谷そうですね。ChatGPTに丸投げするんじゃなくて、自分でハイライトを引く段階で「ここが大事だな」って考えるプロセスがあるからこそ、AIの要約が活きてくるんですよ。
道具は使い方次第ですね。
道具は使い方次第ですね。
テキトー教師まさにそのとおりです。今回紹介した方法で、みなさんの積読が少しでも減ったら嬉しいですね!
