ChatGPTの「GPT」って何?Generative Pre-trained Transformerを分解して理解する
室谷今回は「ChatGPTのGPTって何?」という話をしましょう。.AI(ドットエーアイ)コミュニティでも、意外とこの質問が多いんですよね・・・
テキトー教師講座でも初回に必ず出ますね。「ChatGPTは使ってるけど、GPTが何の略か知らない」って人、体感で7割くらいいます。
室谷GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略です。日本語にすると「事前学習済みの生成型トランスフォーマー」ですね。
テキトー教師3つの単語に分解すると理解しやすいんですよ。
- Generative(生成型): テキストを「生成」する。質問に答えるだけでなく、文章を作り出す能力
- Pre-trained(事前学習済み): インターネット上の膨大なテキストデータで、あらかじめ学習を済ませている
- Transformer(トランスフォーマー): 2017年にGoogleの研究者が発表した深層学習のアーキテクチャ。「Attention Is All You Need」という論文が原点
室谷このTransformerの仕組みが革命的だったんですよね。それ以前のAIは文章を順番に処理していたんですが、Transformerは文章全体を一度に見て、どの単語が重要かを判断できる。
これが「Attention(注意機構)」と呼ばれる技術です。
これが「Attention(注意機構)」と呼ばれる技術です。
テキトー教師コミュニティのメンバーさんに説明するときは「文章の読み方が人間に近くなった」と伝えてます。人間も文章を読むとき、全体の文脈を見ながら重要な部分に注目しますよね。
Transformerはそれをコンピュータで実現した技術です。
Transformerはそれをコンピュータで実現した技術です。
室谷つまりChatGPTの名前を分解すると「Chat(チャット形式で対話する)」+「GPT(事前学習済みの生成型AI)」ということですね。チャット形式に特化したGPTモデル、それがChatGPTです。
GPTとChatGPTの違い
テキトー教師ここ、混同する人が本当に多いんですよね。整理すると、GPTは「AIモデルそのもの」で、ChatGPTは「そのモデルを使ったサービス(アプリ)」です。
室谷MYUUUの社内でも最初は混乱してました。GPTはエンジンで、ChatGPTはそのエンジンを積んだ車、みたいなイメージですね。
テキトー教師もう少し具体的に言うと、こういう関係になります。
| 項目 | GPT | ChatGPT |
|---|---|---|
| 種類 | AIモデル(技術) | Webサービス・アプリ |
| 開発元 | OpenAI | OpenAI |
| アクセス方法 | API経由 | ブラウザ・アプリ |
| 対象ユーザー | 開発者 | 一般ユーザー〜開発者 |
| 公式サイト | platform.openai.com | chatgpt.com |
室谷chatgpt.comが一般向けのサービスで、platform.openai.comが開発者向けのAPIプラットフォームですね。ChatGPTアプリを使うときも、裏ではGPTモデルが動いています。
GPTモデルの進化:GPT-1からGPT-5.4までの歴史

室谷GPTモデルの歴史を振り返りましょう。OpenAIがGPT-1を発表したのが2018年。
そこからわずか8年で、ここまで進化しています。
そこからわずか8年で、ここまで進化しています。
テキトー教師進化のスピードがすさまじいですよね。各モデルの特徴をまとめてみます。
| モデル | 発表年 | パラメータ数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| GPT-1 | 2018年 | 1.17億 | Transformer + 教師なし事前学習の原型 |
| GPT-2 | 2019年 | 15億 | テキスト生成の品質が飛躍的に向上 |
| GPT-3 | 2020年 | 1,750億 | Few-shot学習、API公開で開発者に開放 |
| GPT-3.5 | 2022年 | 非公開 | ChatGPTの初期モデル。RLHF導入 |
| GPT-4 | 2023年 | 非公開 | マルチモーダル対応、推論能力の大幅向上 |
| GPT-4o | 2024年 | 非公開 | テキスト・音声・画像のネイティブ統合 |
| GPT-4.1 | 2025年 | 非公開 | コーディング性能の強化 |
| GPT-5シリーズ | 2025年〜 | 非公開 | リーズニング(推論)モデルの統合 |
室谷特にGPT-3の登場が大きな転換点でしたね。パラメータ数が1,750億に跳ね上がって、APIが公開されたことで、開発者が自分のアプリにAIを組み込めるようになった。
テキトー教師そしてGPT-3.5にRLHF(人間のフィードバックによる強化学習)を適用してChatGPTが誕生したわけですね。OpenAIの公式ページにも「ChatGPTはInstructGPTの類似モデルで、対話形式でフォローアップの質問に答えたり、間違いを認めたり、不適切なリクエストを拒否する」と書かれています。
室谷ちなみにGPT-4oの「o」は「omni(全方位)」の意味です。テキスト・音声・画像を1つのモデルで処理できるようになった。
これが2024年の大きなブレイクスルーでした。
これが2024年の大きなブレイクスルーでした。
GPT-4oの段階的廃止とGPT-5系への移行
テキトー教師2025年以降、OpenAIはモデルの命名体系を大きく変えましたよね。GPT-4o miniは段階的にレガシーモデルへ移行して、GPT-5シリーズに統合されていく流れです。
室谷OpenAIのヘルプセンターにも「2026年2月13日時点で、GPT-4o、GPT-4.1、GPT-4.1 miniはレガシーモデルとなっている」と記載されていますね。新しいカスタムGPTを作るときはGPT-5系を使うのが推奨されています。
テキトー教師講座でもまだGPT-4oを指定して使っている人がいるんですが、今後はGPT-5.3やGPT-5.4に切り替えていくべきですね。レガシーモデルはいつ廃止されてもおかしくないので。
2026年現在のGPTモデル一覧:GPT-5.3、GPT-5.4の違い
室谷では2026年4月時点で、ChatGPTで使えるGPTモデルを整理しましょう。これ、プラン選びにも直結する話なので重要です。
テキトー教師モデルが増えてきて混乱する人も多いですよね。現在ChatGPTで利用できるモデルはこちらです。
| モデル名 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| GPT-5.3 Instant | 日常的な会話・タスク | 高速レスポンス。無料プランでも利用可能 |
| GPT-5.4 Thinking | 高度な推論が必要なタスク | 回答前に「考える」ステップを踏む。Plusプラン以上 |
| GPT-5.4 Pro | 最高精度のタスク | Proプラン限定。最も高性能なモデル |
| GPT-5 Thinking Mini | 軽量な推論モデル | GPT-5.4 Thinkingの軽量版。無料プランでも利用可能 |
室谷GPT-5.3がフラッグシップの日常モデルで、GPT-5.4がリーズニング(推論)特化モデルという棲み分けですね。
テキトー教師面白いのは「Thinking」という名前がついているモデルですね。これはOpenAIが「o1」「o3」として開発してきた推論モデルの系譜がGPT-5シリーズに統合されたものです。
回答を出す前に「思考ステップ」を踏むので、数学やコーディングなどの論理的なタスクに強いんですよ。
回答を出す前に「思考ステップ」を踏むので、数学やコーディングなどの論理的なタスクに強いんですよ。
室谷海外の開発者コミュニティでもGPT-5.4の評価は高いですね。僕が以前ポストしたんですが、Opus 4.6とGPT-5.4を実務で使い比べた開発者の分析が面白くて・・・
テキトー教師コードの厳密さではGPT-5.4が強くて、可読性ではClaude Opusが勝ると。用途によって使い分けるのが2026年のAI活用のポイントですね。
GPT-5.3とGPT-5.4の使い分け
室谷実務的な使い分けを整理しておきましょう。MYUUUのチームでもこの使い分けが定着しています。
テキトー教師講座で教えている使い分け指針はこうです。
- GPT-5.3 Instant: メール作成、翻訳、要約、ブレスト、日常的なQ&A → 高速で十分な品質
- GPT-5.4 Thinking: コード生成、数学の問題、複雑な分析、戦略立案 → 回答に時間がかかるが精度が高い
- GPT-5 Thinking Mini: 軽めの推論タスク、GPT-5.4 Thinkingほどの精度は不要だがGPT-5.3では物足りないとき
室谷ポイントは「全部GPT-5.4を使えばいいわけじゃない」ということですね。推論モデルは回答生成に時間がかかるし、使用量もカウントが大きい。
日常的なタスクはGPT-5.3 Instantで十分です。
日常的なタスクはGPT-5.3 Instantで十分です。
テキトー教師API経由で使う場合のコスト差も大きいですよね。GPT-5.4-miniが入力$0.75/M・出力$4.50/Mなのに対して、上位モデルはその数倍。
開発者にとっては使い分けがそのままコスト最適化になります。
開発者にとっては使い分けがそのままコスト最適化になります。
ChatGPTの料金プラン:どのGPTモデルが使える?
室谷料金プランの話をしましょう。2026年4月時点のChatGPTの料金体系、結構変わってるんですよね・・・
テキトー教師2024年頃と比べるとプランが増えましたね。現在の料金プランを整理します。
| プラン | 月額 | 使えるモデル | コンテキストウィンドウ |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | GPT-5.3(制限付き)、GPT-5 Thinking Mini | 27K |
| Go | $8 | GPT-5.2(拡張)、GPT-5 Thinking Mini | 54K |
| Plus | $20 | GPT-5.3 Instant(拡張)、GPT-5.4 Thinking、GPT-5 Thinking Mini(拡張)、レガシーモデル | 54K |
| Pro | $100〜 | 全モデル無制限。GPT-5.4 Pro対応。GPT-5.3無制限 | 128K |
| Business | $20/ユーザー | GPT-5.4無制限、GPT-5.4 Thinking、GPT-5.4 Pro(カスタム設定) | 54K |
| Enterprise | 要問合せ | 全モデル最大利用、最速レスポンス | 128K |
室谷注目は2つ。まず無料プランでもGPT-5.3が使えること。
ただし利用回数に制限があるので、本格的に使うならPlusからですね。
ただし利用回数に制限があるので、本格的に使うならPlusからですね。
テキトー教師もう1つは「Go」プランが新設されたことですよね。月額$8で、Freeよりメッセージ数が多くて、メモリも長い。
ただしGPT-5.4 Thinkingは使えません。
ただしGPT-5.4 Thinkingは使えません。
室谷Goプランには広告が表示される場合があるという点も注意ですね。OpenAIの料金ページにも「このプランには広告が表示される場合があります」と明記されています。
テキトー教師Proプランは月額$100からで、利用量が5倍または20倍に拡大されます。GPT-5.4 Proという最上位モデルが使えるのもProだけですね。
コンテキストウィンドウの違い
室谷コンテキストウィンドウの差も大きいですね。無料プランは27Kトークンで、Proは128Kトークン。
長い文書を読み込ませたい場合はこの差が効いてきます。
長い文書を読み込ませたい場合はこの差が効いてきます。
テキトー教師講座のメンバーさんがよく聞くのが「コンテキストウィンドウって何ですか?」なんですが、これは「1回の会話でAIが覚えていられる情報量」のことです。27Kだと日本語で約1万字程度。
128Kなら約5万字近く。論文や長い契約書を丸ごと読ませるなら、Pro以上が必要になります。
128Kなら約5万字近く。論文や長い契約書を丸ごと読ませるなら、Pro以上が必要になります。
室谷MYUUUでは開発チームはAPI経由でGPT-5.4を使っているので、ChatGPTのプランとはまた別の話なんですが、ビジネスユースでChatGPTを使うならBusinessプランが安定ですね。SAML SSOも使えるし、データは学習に使用されない。
カスタムGPT(GPTs)とは?自分だけのGPTを作る方法
室谷カスタムGPTの話もしておきましょう。ChatGPTで使える「GPTs」機能は、多くの人がまだ活用しきれていないと感じてます。
テキトー教師GPTsは「ChatGPTを自分好みにカスタマイズしたバージョン」を作れる機能ですね。OpenAIのヘルプセンターには「GPTs(カスタムGPTとも呼ばれる)は、特定のタスクや目的に合わせてカスタマイズされたChatGPTのバージョン」と説明されています。
室谷コードを書かなくても、自然言語で指示を書くだけでオリジナルのGPTが作れるんですよね。
テキトー教師カスタムGPTでできることを整理してみます。
- Instructions: GPTの振る舞いを指示するテキスト(「あなたは英語の先生です」等)
- Knowledge: PDFやテキストファイルをアップロードして、GPTの知識に追加
- Capabilities: Web検索、画像生成、コード実行の有効/無効を設定
- Actions: 外部APIと連携して、GPTから直接データ取得や操作が可能
室谷MYUUUでは社内用のカスタムGPTをいくつか作っていて、議事録の要約GPTとか、コードレビューGPTとか。これが地味に便利なんですよね。
カスタムGPTは無料で作れる?
テキトー教師これもよく聞かれる質問ですね。結論から言うと、カスタムGPTの「作成」はPlusプラン以上が必要です。
無料プランでは他の人が作ったGPTを使うことは一部可能ですが、自分で作ることはできない。
無料プランでは他の人が作ったGPTを使うことは一部可能ですが、自分で作ることはできない。
室谷GPT Storeという、他の人が作ったカスタムGPTを探せる場所もあります。ビジネス、教育、プログラミングなどカテゴリ別に整理されていて、使いたい用途に合ったGPTを見つけられますね。
テキトー教師ただ、GPT Storeのカスタムは現在GPT-4oベースのものも多いので、今後GPT-5系に移行していくと思います。OpenAIも2026年2月時点でカスタムGPTのデフォルトモデルをGPT-5系に切り替えると案内していますね。
GPTのAPI利用:開発者向けの料金と使い方
室谷開発者向けの話もしておきたいですね。ChatGPTのサブスクリプションとは別に、GPTモデルをAPI経由で使う方法があります。
テキトー教師API利用は従量課金制で、モデルごとに料金が異なるんですよね。
室谷最近の話題だと、GPT-5.4-miniのコストパフォーマンスがすごいんですよ。僕もポストしたんですが・・・
テキトー教師入力$0.75/Mトークン、出力$4.50/Mトークンで、Sonnet 4.6と比べて約70%安い。開発者にとっては選択肢が増えましたね。
室谷コンテキストウィンドウも400Kトークンと大容量ですね。API利用の場合はから登録して、APIキーを取得します。
テキトー教師APIの詳しい料金はで確認できます。モデルの追加や価格変更が頻繁にあるので、最新情報は公式を確認するのが確実ですね。
よくある質問(FAQ)
GPT-6はいつ出る?
室谷これ、.AIコミュニティでもよく聞かれるんですが、2026年4月時点でOpenAIからGPT-6のリリース日は公式発表されていません。
テキトー教師GPT-5シリーズがまだ進化の途中(5.3→5.4と更新が続いている)ので、次のメジャーバージョンがいつになるかは予測が難しいですね。OpenAIの過去のペースだと1〜2年ごとにメジャーバージョンが出ていますが、あくまで参考程度です。
ChatGPTの画像生成(GPT Images)とは?
室谷ChatGPTの画像生成機能も「GPT」の名前がついていますね。これはGPTモデルの画像生成能力を使った機能で、テキストの指示から画像を作り出せます。
テキトー教師無料プランでは画像生成の回数と速度に制限があります。Plusなら上限拡大、Proなら高速かつ無制限で使えますね。
ChatGPTの公式サイトはどこ?
室谷ChatGPTの公式サイトはです。以前はchat.openai.comでしたが、現在はchatgpt.comにリダイレクトされます。
テキトー教師API利用の場合は、企業向けの情報はですね。
GPT-4o miniはまだ使える?
室谷2026年4月時点では、GPT-4o miniはレガシーモデルとして残っています。ただし、Plusプラン以上でないと選択できませんし、新規のカスタムGPTでの使用は非推奨です。
テキトー教師今後段階的に廃止される予定なので、GPT-4o miniを前提にしたワークフローは早めにGPT-5系に移行することをおすすめします。
まとめ
室谷今回はChatGPTの「GPT」の意味から、モデルの歴史、料金プラン、カスタムGPTまで幅広くカバーしました。
テキトー教師要点を整理すると、こうなりますね。
- GPTは「Generative Pre-trained Transformer(事前学習済みの生成型トランスフォーマー)」の略
- GPTはAIモデル(技術)、ChatGPTはそのモデルを使ったサービス
- 2026年現在のフラッグシップはGPT-5.3 InstantとGPT-5.4 Thinking
- 無料でもGPT-5.3が使えるが、本格利用ならPlus($20/月)以上がおすすめ
- カスタムGPT(GPTs)で自分専用のAIアシスタントを作れる(Plus以上)
- GPT-4oやGPT-4o miniはレガシーモデルへ移行中。GPT-5系への切り替えを推奨
室谷AIの世界は進化が速いので、最新情報はで確認してください。.AIコミュニティでも最新のGPTモデル情報は随時シェアしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
