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ChatGPT GPTsとは?自分専用AIの作り方・使い方・GPT Storeを完全解説【2026年最新】

室谷東吾
監修者室谷東吾(@0x__tom

株式会社MYUUU 代表取締役 / 日本最大級AIコミュニティ「.AI」創設者(累計2,000名超)/ セプテーニ・ホールディングス(電通グループ)と資本業務提携 / 著書「お金を使わず、AIを働かせる『Dify』活用」(ぱる出版、3刷)/ Xフォロワー約2万人

テキトー教師
監修者テキトー教師(@tekitoo_T_cher

.AI 認定講師 / 教育×AIの専門家 / 累計300名以上にAI活用を指導 / 「テキトーに学ぶ」がモットーの実践派講師 / Xアカウント

ChatGPT GPTsとは?自分専用AIの作り方・使い方・GPT Storeを完全解説【2026年最新】

ChatGPT GPTsとは?自分専用AIを作れるカスタム機能を完全解説【2026年最新】

室谷室谷
今回はGPTsの話をしましょう。ChatGPTをちゃんと使い込んでいる人なら知っているはずなんですが、意外と「名前は聞いたことあるけどよくわからない」という人が多いんですよね・・・
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ですね。コミュニティのメンバーさんからも「GPTsって何をするものですか?」って定期的に聞かれます。

ChatGPTそのものは使えているのに、GPTsまで活用している人は少ない印象です。
室谷室谷
GPTsを一言で言うと、「自分専用にカスタマイズしたChatGPT」ですね。特定の目的や用途に特化したAIを、コードなしで誰でも作れる機能です。
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講座でよく使う例えが「プロンプトとナレッジを事前に詰め込んだChatGPT」というやつです。毎回同じ指示を打ち込む手間が省けますし、自分のドキュメントを読み込ませておくこともできます。
室谷室谷
OpenAIが2023年11月に発表した機能なんですが、当時はめちゃくちゃ盛り上がりましたよね。「誰でもAIアプリが作れる時代が来た」みたいな雰囲気で・・・
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あのときの熱量は今でも覚えています。企業の方から「これで社内ツールが作れますか?」という問い合わせが一気に増えました。

この記事ではGPTsの基本的な仕組みから、GPT Storeの使い方、自作GPTの作り方、プラン別の利用条件まで、GPTsに関する全てを解説します。

GPTsとは:ChatGPTのカスタムバージョンを作る機能

ChatGPT GPTsの構造図:カスタムGPT・命令・知識・機能・アクションの4要素(公式情報を元に作成)

室谷室谷
まず基本的な話から整理すると、GPTsというのはChatGPTの「カスタムバージョン」を作る仕組みです。通常のChatGPTは汎用的なAIですが、GPTsを使うと特定の目的に特化したAIが作れます。
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具体的に言うと、GPTsには大きく3つの要素があります。「命令(Instructions)」「知識(Knowledge)」「機能(Capabilities)」の3つです。
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命令は「このGPTは〇〇の専門家として振る舞え」とか「回答は必ず箇条書きにせよ」みたいな指示ですね。毎回プロンプトに書く必要がなくなります。
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ナレッジは自分のドキュメントをアップロードして、GPTがそれを参照できるようにする機能です。社内の規定書や製品マニュアルを読み込ませておけば、それに基づいた回答が得られます。

1つのGPTにファイルは最大20個、各512MBまで添付できます。
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機能面では、ウェブ検索、画像生成、コード実行(データ分析)、Canvasなどが選択できます。「このGPTはウェブ検索を使わせる」「画像生成だけ有効にする」みたいな設定ができますね。
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さらに「アクション(Actions)」という機能で、外部APIとつなぐこともできます。例えば在庫管理システムと連携させたGPTを作るとか、予約システムに直接書き込むGPTとか。

ここまで来るとかなりエージェント的な動きになります。
室谷室谷
ただアクションはある程度技術的な知識が必要になってくるので、最初はInstructionsとKnowledgeだけでも十分実用的なGPTが作れますよ。

GPT Storeとは:コミュニティが作ったGPTを探す場所

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GPTsには「作る」側だけじゃなく「使う」側の話もあります。OpenAIが運営するGPT Storeでは、他のユーザーやコミュニティが作ったGPTを探して使えます。
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にアクセスすると、カテゴリ別に整理されたGPT一覧が見えますよ。ライティング、プロダクティビティ、リサーチ、教育、ライフスタイル、プログラミングなどの分野ごとにまとまっています。
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2026年4月時点で人気が高いGPTを見ると、「Scholar GPT」という論文検索GPTや、「Consensus」という学術文献に基づいて回答するGPT、「AI Humanizer」といったものがトレンドに入っています。
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「Video AI by invideo」みたいなSora 2を使った動画生成GPTもありますよね。公式の機能と外部サービスを組み合わせた高度なGPTが増えてきた印象です。
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OpenAI公式が作ったGPTもあります。「DALL·E」「Data Analyst」「Creative Writing Coach」「Monday」などがそうです。

Mondayは実験的なパーソナリティを持つGPTで、かなりユニークな動きをします(笑)
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GPT Storeに公開されたGPTは検索で見つかりますし、シェアリンクで直接共有することもできます。自分が作ったGPTを公開すれば、他の人が使えるようになります。

ChatGPT GPTsの使い方:Explore GPTsから始める

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実際にGPTsを使ってみましょう。まずGPT Storeにアクセスするのが最初のステップです。

ChatGPTのサイドバーにある「Explore GPTs」をクリックするか、 にアクセスしてください。
室谷室谷
ここで気をつけてほしいのが、GPTの「使う」部分は無料プランでも一定数はできますが、「作る」部分はPlusプラン以上が必要という点ですね。
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公式ドキュメントでも「Building and editing GPTs is limited to the web experience(GPTの作成・編集はウェブ版のみ)」と書いてあります。スマホアプリからはGPTを使うことはできますが、作ることはできません。
室谷室谷
カスタムGPTを作れるのはPlusプラン以上です。プラン別の利用条件を整理するとこうなります。
プランGPTの利用(使う)GPTの作成(作る)
Free限定的不可
Go限定的不可
Plus可(カスタムGPT含む)
Pro可(拡張)可(拡張枠)
Business可(ワークスペース限定GPT含む)
Enterprise可(ワークスペース限定GPT含む)
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PlusプランはChatGPTの月額$20のプランですね。このプランから自分でGPTが作れるようになります。

Businessプランだと「custom workspace GPTs(ワークスペース内限定GPT)」が使えます。社内のメンバーだけが使えるGPTを作れるのは、企業にとってかなり便利な機能ですよね。

カスタムGPTの作り方:ノーコードで自分専用AIを作る

室谷室谷
GPTsの作り方は、OpenAIが意図的にシンプルにしているんですよね。「コーディングが不要で誰でも作れる」というのがコンセプトです。
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実際の手順はこうです。
  1. https://chatgpt.com/gpts にアクセス
  2. 「Create」ボタンを選択してGPT Builderを開く
  3. 「会話形式で作る」か「直接設定する」を選ぶ
  4. 名前・説明・命令文・ナレッジ・機能を設定
  5. 「Create」で保存・公開
室谷室谷
「会話形式で作る(Conversational builder)」が面白いんですよ。「英語の文章を添削してくれるGPTを作りたい」と話しかけると、ChatGPTが対話しながらGPTの設定を組み立ててくれます。
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技術的な知識がなくても、自分がどんなGPTを作りたいかを言葉で説明するだけで完成します。コミュニティのメンバーさんに教えていて「思ったより簡単だった」という声が多いポイントです。
室谷室谷
一方の「直接設定(Configuration view)」は、各フィールドを自分で直接埋めていく方法ですね。Instructionsに細かい指示を書きたい場合や、ナレッジファイルを細かく管理したい場合はこちらが便利です。
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設定の中でも「Instructions(命令)」が一番重要です。公式ドキュメントに良いヒントが書いてあって、「多段階のワークフローなら明示的なステップ構造を使う(When X → do Y)」とか「禁止リストより肯定的・具体的な指示を優先する」とか。
室谷室谷
Instructionsをしっかり書けるかどうかで、GPTの精度が大きく変わります。最初は短くてもいいので、明確な目的と動作ルールを書くのが大事です。
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あとはバージョン管理もできるようになっています。以前のバージョンに戻せるVersion Historyという機能があって、設定を誤って壊してしまっても復元できます。

これ、地味に便利です。

Instructionsの書き方:精度を高める3つのポイント

室谷室谷
せっかくなのでInstructionsの書き方をもう少し深掘りしましょう。GPTsを作ってみたけど「思ったような回答が出ない」という人のほとんどが、Instructionsの書き方に課題があります。
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効果的なInstructionsの3要素はこうです。
  • 目的の明確化: 「このGPTは〇〇のために存在する」という宣言文を最初に書く
  • 動作ルールの具体化: 「必ず〜する」「〜の場合は〜する」という条件分岐を書く
  • 例示の追加: 良い回答の例と悪い回答の例を入れると精度が上がる
室谷室谷
MYUUUで実際に作ったGPTでも、最初は短いInstructionsで作って、使いながら少しずつ追記していく方法が一番うまくいきましたね。最初から完璧を目指さないのがコツです。
テキトー教師テキトー教師
Publicのシェア用GPTとして公開する場合は、会話スターター(Conversation Starters)もしっかり設定しておくといいです。「最初に何を聞けばいいか」が分かると、初めて使う人がスムーズに動けますから。

https://chatgpt.com/gptshttps://chatgpt.com/gpts/mine の使い分け

室谷室谷
URLの話もしておきましょう。GPTsに関連するURLがいくつかあって、最初は混乱する人も多いんですよね。
URL内容
https://chatgpt.com/gptsGPT Storeのトップ。他のユーザーが作ったGPTを探す
https://chatgpt.com/gpts/mine自分が作ったGPTの一覧
https://chatgpt.com/create新しいGPTを作る画面
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は自分のGPT管理画面です。作ったGPTの編集や削除、共有設定の変更ができます。

既存のGPTを編集したい場合は、ここから対象のGPTを選んで「Edit GPT」を押します。
室谷室谷
GPT Storeのメインページと自分のGPT一覧、この2つを使い分けられるようになると、GPTs管理がかなりスムーズになりますよ。

GPTsのプライバシーと安全性

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GPTsを使うときに気になる方も多いのが、プライバシーの問題ですね。「GPTを作った人に自分の会話が見えているのでは?」という質問をよく受けます。
室谷室谷
これは明確に「見えない」です。公式の発表でも「Your chats with GPTs are not shared with builders(GPTとのチャットはビルダーには共有されない)」と明記されています。
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ただし、GPTがサードパーティのAPIを呼び出すアクション機能を持っている場合は別です。そのAPIを通じてデータが外部に送られる可能性があります。

アクションを使うGPTを使う際は、「データをそのAPIに送っていいか」の確認が入ります。
室谷室谷
セキュリティ面では、OpenAI側でGPTが利用規約に違反していないか確認する仕組みがあります。詐欺的なコンテンツ、ヘイトスピーチ、成人向けコンテンツを含むGPTの公開は禁止されています。

問題のあるGPTを見つけた場合は、GPTの共有ページにある報告機能からOpenAIに通知できます。

GPTsとDifyの違い:どちらを使えばいい?

室谷室谷
よく聞かれるのが「GPTsとDifyって何が違うの?」という話ですね。MYUUUでもこの2つを使っているので、実際の違いを話せます。
テキトー教師テキトー教師
これは明確に「用途が違う」です。GPTsはChatGPTの機能を使いながら、OpenAIのエコシステム内でカスタマイズするものです。

対してDifyは完全にオープンな環境で、どのLLMも使えるし、自社サーバーにも置けます。
室谷室谷
GPTsのメリットは「手軽さ」ですね。ChatGPTのUIがそのまま使えるので、使い手のユーザーが学習コストなく使えます。

個人が自分用に作る、あるいは社内の非エンジニア向けに作るなら、GPTsが圧倒的に簡単です。
テキトー教師テキトー教師
Difyは「複雑なワークフロー」や「複数のAPIをつなぐ」「自社システムと深く連携する」といったケースで強みが出ます。コミュニティのメンバーさんだと、最初GPTsで作って、要件が複雑になったらDifyに移行するパターンが多いですね。
室谷室谷
あと大事な違いが「モデルの縛り」です。GPTsはOpenAIのモデルしか使えませんが、DifyはClaude、Gemini、Llamaなども選べます。

MYUUUではコーディング系のタスクにはClaudeを使いたいケースもあるので、そういう場合はDify経由になりますね。
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GPTsとDifyの使い分けを整理するとこうなります。
比較項目GPTsDify
作りやすさ非常に簡単(ノーコード)中程度(ノーコードだが学習が必要)
使えるモデルOpenAIのみClaude・Gemini・Llamaなど幅広い
連携の柔軟性限定的(Actions経由)高い(API・DB・自社システム)
コストPlusプランから(月$20)無料枠あり、本格利用は有料
設置場所OpenAIのサーバーのみクラウド・セルフホスト可能
室谷室谷
「まずAIカスタマイズに挑戦したい」ならGPTs、「本格的にビジネス用途で使う」ならDifyという判断になることが多いですね。

GPTsを活用した実践例:ビジネスでの使い方

室谷室谷
ビジネスでの実践例も紹介しておきましょう。MYUUUでもGPTsをいくつか使っていますが、「特定の業務に特化したアシスタント」として機能しています。
テキトー教師テキトー教師
効果的なGPTsの活用パターンをまとめると、こういうものが多いです。
  • 業種・役割専門GPT: 「不動産営業のためのヒアリングGPT」「マーケターのためのコピーライティングGPT」のように、特定の職種・業種に特化させる
  • 社内マニュアルGPT: 就業規則や製品マニュアルをナレッジとして読み込ませ、「社内規定を検索できるGPT」にする
  • キャラクター付きGPT: ブランドのトーンに合わせた口調や人格を設定し、顧客対応の一次窓口にする
  • 翻訳・ローカライズGPT: 自社特有の専門用語の対訳表をナレッジに入れて、ブレのない翻訳GPTを作る
室谷室谷
OpenAIの発表当初からEnterpriseの事例として挙げられていたのが、Amgen(製薬)、Bain(コンサル)、Square(フィンテック)などです。マーケティング素材の作成、カスタマーサポートの補助、新人エンジニアのオンボーディングなどに使われていました。
テキトー教師テキトー教師
社内GPTのポイントは「使う人がChatGPTを詳しく知らなくてもいい」という設計にすることです。会話スターター(conversation starters)で「最初に何を聞けばいいか」をガイドしてあげると、技術に詳しくない社員でもスムーズに使えます。
室谷室谷
ここが本質なんですよね。GPTsは「AIを作る技術」というより「AIが使いやすいインターフェースを設計する技術」です。

エンジニアじゃなくてもできるし、むしろ現場を知っている人が作った方がいいものができます。

よくある質問(FAQ)

テキトー教師テキトー教師
最後によく聞かれる質問をまとめておきましょう。
室谷室谷
まず「GPTsは無料で使えますか?」ですが、GPT Storeを見て公開されているGPTを使う分には無料プランでも一定数は使えます。ただし自分でGPTを作りたい場合はPlusプラン以上が必要です。
テキトー教師テキトー教師
「GPTsとChatGPT、何が違うの?」については、ChatGPTが汎用AIで、GPTsがChatGPT上で動くカスタムアプリだという関係性ですね。GPTsはChatGPTの機能を使って特化させたバージョンです。
室谷室谷
「スマホアプリからGPTsは作れますか?」は、作れません。GPTの作成・編集はウェブ版のChatGPTのみです。

スマホアプリはGPTsを「使う」ことはできます。
テキトー教師テキトー教師
「GPTsと(ChatGPTの)エージェントモードの違いは?」これもよく聞かれますね。エージェントモードはChatGPT標準の機能で、自律的にウェブ操作やファイル操作をするものです。

GPTsは「特定の目的・人格に特化した入口」という位置づけで、GPTs自体にもアクション機能でエージェント的な動作を持たせることができます。
室谷室谷
「GPTsを企業内だけで使うには?」は、ChatGPT BusinessやEnterpriseプランを使うと「ワークスペース内限定のGPT」が作れます。外部には公開されず、チームメンバーだけが使えるGPTです。

社内ツールを作りたい企業にはこのプランが向いています。

まとめ

室谷室谷
GPTsをまとめると、「ChatGPTを自分の用途に特化させる仕組み」ですね。コードなしで作れて、社内ドキュメントも読み込めて、外部APIとも連携できる。
テキトー教師テキトー教師
ハードルは思っているより低いです。まず でGPT Storeを探索してみて、「こういうGPTが自分でも作れるんだ」というイメージを持つところから始めるといいと思います。
室谷室谷
Plusプランがあれば今日から作れますし、まずは自分が日常的に使っているプロンプトをInstructionsに詰め込んだGPTを1つ作るのが最初のステップとしておすすめです。
テキトー教師テキトー教師
使い込んでいくと、Difyや他のノーコードツールとの使い分けも自然と見えてきます。「このくらいの要件ならGPTsで十分」「これはDifyの方がいい」という判断ができるようになると、AI活用のレベルが一段上がる感覚があります。
室谷室谷
・・・GPTsって意外と奥が深いんですよね。「自分専用AIを設計する」という視点を持つと、プロンプトエンジニアリングの延長線上に確実にあります。

ぜひ試してみてください。

出典

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