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ChatGPTは中国で使える?規制の理由・中国版AI・中国語設定まで完全解説【2026年最新】

室谷東吾
監修者室谷東吾(@0x__tom

株式会社MYUUU 代表取締役 / 日本最大級AIコミュニティ「.AI」創設者(累計2,000名超)/ セプテーニ・ホールディングス(電通グループ)と資本業務提携 / 著書「お金を使わず、AIを働かせる『Dify』活用」(ぱる出版、3刷)/ Xフォロワー約2万人

テキトー教師
監修者テキトー教師(@tekitoo_T_cher

.AI 認定講師 / 教育×AIの専門家 / 累計300名以上にAI活用を指導 / 「テキトーに学ぶ」がモットーの実践派講師 / Xアカウント

ChatGPTは中国で使える?規制の理由・中国版AI・中国語設定まで完全解説【2026年最新】

ChatGPTは中国で使えるのか?結論と現状

室谷室谷
今回は「ChatGPTと中国」について深掘りしていきます。.AI(ドットエーアイ)コミュニティでも「中国出張でChatGPT使えますか?」「中国版のChatGPTって何ですか?」って質問、結構多いんですよね・・・
テキトー教師テキトー教師
講座でも中国関連のAI質問は増えてますね。「DeepSeekって安全なんですか?」とか「中国語に勝手になるんですけど」とか、いろんな角度から聞かれます。
室谷室谷
結論から言うと、ChatGPTは中国本土(中国大陸)では公式に利用できません。OpenAIのサービス提供対象地域に中国は含まれていないんですよね。
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これ、意外と知らない人が多いんですよ。「VPN使えばいけるんでしょ?」っていう認識の人がほとんどで、公式にブロックされている事実を知らない。
室谷室谷
僕、2025年2月に実際に上海に出張してきたんですが、もう体感しましたね。Googleも使えない、ChatGPTも使えない、LINEも使えない。

中国のグレートファイヤーウォールは本当に強力です。
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この室谷さんの出張レポート、コミュニティでもすごく反響がありましたよね。「リアルな体験談が聞けて助かった」っていう声が多かった。
室谷室谷
そうなんですよ。実際に行ってみないとわからないことって多くて。

中国では飲食店のスタッフや大学生もDeepSeekを使ってたんですが、ChatGPTを知ってる人はほとんどいなかった。それくらい別世界なんです。
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この記事を読むと、ChatGPTが中国で使えない理由、中国版の代替AIサービスの全貌、中国語に勝手になる問題への対処法、そして中国出張時の具体的な対策がわかります。前回はChatGPTの料金プランについて学びましたが、今回は中国という特殊な環境でのAI事情を深掘りしていきます。

なぜ中国でChatGPTが禁止されているのか

ChatGPTが中国で使えない理由の構造図 - OpenAI側の制限と中国側の規制(金盾)の双方向ブロック(公式サイトより)

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じゃあ、そもそもなぜ中国ではChatGPTが使えないのか、整理しましょう。これ、単純に「中国政府が禁止した」だけじゃないんですよね。
室谷室谷
そうなんです。2つの理由が重なってるんですよ。

OpenAI側のサービス提供制限

室谷室谷
まず1つ目は、OpenAI自身が中国をサービス提供対象外にしていること。OpenAIの利用規約で中国本土からのアクセスは認められていません。

2024年7月にはOpenAIが中国からのAPIアクセスを明確にブロックする措置も取りました。
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つまり、中国政府だけじゃなくてOpenAI側からもブロックしているわけですね。これは米中関係の影響もあるんですか?
室谷室谷
当然ありますね。AI技術は安全保障に直結するので、米国政府もOpenAIに対して中国への技術流出を防ぐよう求めている面があります。

先端AI半導体の対中輸出規制もどんどん強化されてますし・・・NVIDIAのH100チップが中国に出荷できなくなったのは大きなニュースでしたよね。
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結局、ChatGPTが中国で使えないのはOpenAIの判断と米中関係が絡み合った結果ということですね。技術の問題じゃなくて、政治と規制の問題。

中国側の規制(グレートファイヤーウォール)

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もう1つが中国側の規制ですね。中国には「グレートファイヤーウォール」(金盾)と呼ばれるインターネット検閲システムがあります。
室谷室谷
Google、YouTube、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINE・・・海外の主要サービスは軒並みブロックされてます。ChatGPTも当然その対象です。

中国に行ったことがない人は「まさかGoogleまで?」って驚くんですが、本当に使えないんですよ。
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中国政府は2023年7月に「生成式人工智能サービス管理暫行弁法」(生成AI管理暫定弁法)を施行していて、中国国内で提供される生成AIサービスには政府の審査と登録が必要になっています。
室谷室谷
この法規のポイントは、生成AIサービスが「社会主義の核心的価値観」に沿ったものでなければならないという点です。OpenAIがこの条件を満たすのは現実的に不可能ですし、登録を行う予定もないでしょう。

つまり、中国政府のルール的にもChatGPTは中国では使えないサービスなんです。
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コミュニティのメンバーさんが驚くのは、中国の規制が「外からのサービスをブロックする」だけじゃなくて、「国内のサービスも厳しく審査する」という二重構造になっている点ですね。DeepSeekやDoubaoも政府の審査を通過して運営されています。

VPNを使えばChatGPTは使えるのか?

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これ、一番聞かれる質問ですよね。「VPN使えば大丈夫でしょ?」っていう。
室谷室谷
技術的にはVPNを使えば中国からでもChatGPTにアクセスできるケースはあります。ただ、これには大きなリスクがあるんですよ。
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リスクを整理すると、3つあります。
  • 法的リスク: 中国では無許可のVPNの利用は違法。個人利用で逮捕されるケースは少ないとされますが、ビジネス利用は特に危険です
  • アカウントリスク: OpenAIの利用規約に違反する可能性があり、アカウント停止のリスクがあります
  • 実用性の問題: VPN接続自体が不安定で、速度も遅い。業務で使えるレベルではないことが多い
室谷室谷
僕も上海出張のとき、VPNで何とかGoogleにはつないだけど、速度が不安定で業務には使えなかった。メール確認くらいならなんとか、って感じでしたね。
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コミュニティのメンバーさんで中国駐在の方も、「VPNはあくまで緊急用。日常業務では中国国内のサービスを使うのが現実的」って言ってましたね。
室谷室谷
結論として、中国でChatGPTを使うためにVPNに頼るのは現実的ではない。代わりに中国国内のAIサービスを活用する方が賢い選択です。

中国版ChatGPTと呼ばれるAIサービス一覧

室谷室谷
じゃあ中国ではどんなAIサービスが使われてるのか。これが実は今、めちゃくちゃ面白い状況なんですよ。
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中国のAIチャットボット市場、かなり活況ですよね。ChatGPTが使えない分、国産AIサービスが一気に花開いた。

「中国版ChatGPT」と呼ばれるサービスがたくさん出ています。
室谷室谷
主要なものをまとめると、こうなります。
サービス名開発元MAU(推定)特徴
豆包(Doubao)ByteDance2.26億人中国No.1 AIアプリ、マルチモーダル
DeepSeek幻方量化非公開オープンソース、推論特化、コスパ最強
騰訊元宝Tencent非公開WeChat連携、ビジネス向け
通義千問(Qwen)Alibaba非公開オープンソース、多言語対応
KimiMoonshot AI非公開長文処理に強い、200万字コンテキスト
文心一言(ERNIE Bot)Baidu非公開中国語の自然さに強い、検索連携

DeepSeek — 世界を驚かせたオープンソースAI

DeepSeek公式サイトのトップページ - 中国発のオープンソースAIプラットフォーム(公式サイトより)

室谷室谷
まずDeepSeek。これはもう語らないわけにはいかないですね。

2025年1月にDeepSeek-R1を公開して、世界中を震撼させました。
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推論能力がOpenAIのo1に匹敵するレベルで、しかもオープンソース。コストも桁違いに安い。

AIの民主化という意味で歴史的なインパクトがありましたよね。
室谷室谷
僕がDeepSeekについて思うのは、「使いどころを見極めれば最高のツール」ということです。大量のデータ処理やラベリングみたいな雑多なタスクには本当にコスパ最強なんですよ。
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ただ、機密情報を扱う場合は慎重にという点は大事ですね。データの取り扱いに関しては各国で議論が続いています。

実際、複数の政府機関がDeepSeekの利用を制限する動きも出ています。
室谷室谷
そうですね。中国発だからといって脳死で否定するのは良くないけど、外に出したくないデータは別のモデルを使えばいいだけの話です。

AIソリューションで1つのLLMだけで完結させることなんて今どきないんですから。用途に応じて使い分けるのが賢い選択です。
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DeepSeekの開発元は「幻方量化」(High-Flyer)という量的ヘッジファンドなんですよね。AI研究のために巨額の投資をしていて、研究論文の質も非常に高い。
室谷室谷
そこが面白いところで、Googleとか大手テック企業じゃなくて、ヘッジファンドがAIの歴史を変えるモデルを出してきた。中国のテック業界の層の厚さを感じますよね。

豆包(Doubao) — 中国で最も使われているAIアプリ

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次にDoubao(豆包)ですね。これ、ByteDance(TikTokの親会社)が開発しているAIチャットボットで、2025年末時点でMAU(月間アクティブユーザー)が2億2,600万人を超えています。
室谷室谷
2億人超えってすごいですよね。ChatGPTの週間アクティブユーザーが9億人と言われていますが、中国単独のサービスで2億超えは脅威的な数字です。

デイリーアクティブユーザーも1億人超え。しかもByteDance史上、最も低いマーケティングコストでこの成長を達成したらしい。
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テキスト、画像、音声、動画と、マルチモーダル対応が充実しているのが特徴です。Douyin(中国版TikTok)との連携もスムーズで、中国のエコシステムにがっちり組み込まれています。
室谷室谷
ByteDanceの強みは「ユーザーを引きつけるUI/UX」のノウハウですよね。TikTokで培った「中毒性のあるプロダクト設計」がDoubaoにも活きている。
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バージョン1.6では推論能力、マルチモーダル理解、GUI操作、プログラミング対応が強化されていて、単なるチャットボットからAIアシスタントへと進化しています。

Qwen(通義千問) — Alibabaのオープンソース戦略

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AlibabaのQwen(通義千問)も見逃せないサービスです。Qwenはオープンソースモデルとしても世界的に評価が高くて、Hugging Faceでのダウンロード数でも上位に入っています。
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Qwenの特徴は多言語対応の強さですね。中国語はもちろん、英語、日本語にも対応していて、中国国外からもAPIやWebアプリでアクセスできます。
室谷室谷
日本人がちょっと中国のAIを試してみたいなら、Qwenは比較的ハードルが低いですね。日本語のインターフェースもあるし。

Kimi — 長文処理の革命児

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Kimi(月之暗面/Moonshot AI)は200万字という桁違いのコンテキストウィンドウが特徴です。論文や契約書など、長い文書をまるごと読み込んで分析させたい場合に強い。
室谷室谷
中国のスタートアップ発なんですが、技術力がすごい。長文処理では世界的に見てもトップクラスの性能を出しています。

その他の注目サービス

室谷室谷
BaiduのERNIE Bot(文心一言)は中国語処理に特に強くて、中国の事情に詳しい回答をしてくれます。Baidu検索との連携がある点はGoogleとGeminiの関係に似ていますね。
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Tencentの元宝も面白くて、WeChat連携でビジネスチャットの中からAIを呼び出せる。中国ではWeChatがインフラみたいなものなので、この連携は強いですよ。

日本で言えばLINEの中にChatGPTが入ってるような感覚です。
室谷室谷
中国のAI市場で面白いのは、各社が「自社のエコシステムとAIを融合させる」方向で差別化してること。ByteDanceはSNS、BaiduはSearch、TencentはMessenger、Alibabaはクラウド。

まさにプラットフォーム戦争のAI版ですね。

ChatGPTで中国語を学習・翻訳する方法

室谷室谷
ここからはChatGPTの中国語関連の活用法について話しましょう。中国本土ではChatGPTは使えないけど、日本から中国語の学習や翻訳にChatGPTを使うのは全く問題ないんですよ。
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講座でも語学学習目的でChatGPTを使いたいという声は多いですね。中国語は特にニーズが高い。

ビジネスで使うから、旅行前に基礎を学びたいから、って理由がほとんどです。
室谷室谷
ChatGPTの中国語能力は相当高いんですよ。ネイティブレベルの会話練習もできるし、文法の解説、翻訳、ビジネスメールの添削まで幅広く対応してくれます。

ChatGPTで中国語会話練習をする方法

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中国語の会話練習にChatGPTを使うなら、まずシステムプロンプトで「中国語の先生」として設定するのがおすすめです。レベルに合わせた会話練習が自動的にできるようになります。
室谷室谷
具体的にはこんなプロンプトを使います。
あなたは中国語のネイティブ講師です。
私のレベル: 初級(HSK2程度)
以下のルールで会話してください:
- 簡体字とピンインを併記する
- 私の中国語の間違いを指摘して正しい表現を教える
- 難しい単語には日本語の訳を付ける
- 1回のやりとりで新しい単語は3つまでに抑える
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このプロンプトを最初に入れるだけで、ChatGPTが自分のレベルに合わせた中国語レッスンをしてくれます。しかも24時間いつでも、何回でも練習できる。

語学教室に通うと月1万円以上かかりますが、ChatGPTなら無料プランでも使えます。
室谷室谷
音声モードを使えばスピーキングの練習もできますね。ChatGPTのAdvanced Voice Modeで中国語を話すと、発音のフィードバックまでもらえる。

「四声が違います」とか具体的に指摘してくれる。これは革命的だと思います。
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HSKの試験対策にもChatGPTは使えますね。「HSK3級の模擬問題を5問出して」と言えば、本番に近い形式の問題を出してくれます。

解説も丁寧で、講座のメンバーさんでも活用している人が増えてます。

中国語の翻訳・添削にChatGPTを使う

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翻訳用途でもChatGPTは優秀ですよね。Google翻訳と比べて、文脈を理解した自然な翻訳が得意です。
室谷室谷
ビジネスメールの翻訳なんかは特に強いですね。「カジュアルな表現で」「フォーマルに」みたいなニュアンスの指定もできるし、日本語から中国語、中国語から日本語の双方向で使える。
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中国語には独特のビジネス表現がありますよね。「敬语」や「谦词」をうまく使い分ける必要がある。

ChatGPTはこの辺りの微妙なニュアンスも理解していて、場面に応じた適切な表現を提案してくれます。
室谷室谷
ただ、注意点もあるんですよ。専門的な法律文書や技術文書の翻訳は、ChatGPTだけに頼らず必ず専門家のチェックを入れるべきです。

特にビジネス契約書みたいなものは、AIの翻訳をそのまま使うのは危険。あくまで下訳として使って、最終確認は人がやるべきです。
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中国語の添削機能も使えますね。「この中国語の文章をチェックして、自然な表現に直してください」と頼むと、文法ミス、不自然な表現、より適切な言い回しを教えてくれます。

ChatGPTが中国語になる問題の原因と対処法

室谷室谷
さて、ここは結構困ってる人が多い話題です。「ChatGPTの回答が勝手に中国語になる」「漢字が中国語(簡体字)になってしまう」問題ですね。
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これ、講座の質問でもよく出ますね。「設定いじってないのに中国語が混ざるんですけど」って。

パニックになる人もいますw

なぜ中国語になるのか

室谷室谷
主な原因はいくつかあります。
  • プロンプトに中国語のテキストが含まれている(中国語の資料を貼り付けた場合など)
  • ブラウザやOSの言語設定が中国語になっている
  • ChatGPTが文脈から中国語が適切と判断してしまう
  • 中国語に関する質問をしたとき、回答全体が中国語に引っ張られる
  • 日本語と中国語で共通する漢字が多いため、モデルが混同することがある
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要するに、ChatGPTは入力の言語やコンテキストに引きずられやすいんですよね。日本語で質問しても、中国語のデータを扱っていると回答言語が切り替わることがある。
室谷室谷
特に「中国語の翻訳をお願いします」って頼んだ後に、別の質問をすると中国語で返ってくる、みたいなパターンが多いですね。ChatGPTが「この人は中国語が読める」と学習しちゃうんです。

対処法

室谷室谷
対処法を整理するとこうなります。
  • プロンプトで言語を明示指定する: 「必ず日本語で回答してください」と毎回指示する
  • Custom Instructionsを設定する: ChatGPTの設定画面で「回答は常に日本語で行ってください」と設定しておく
  • ブラウザの言語設定を確認する: OSとブラウザの言語が日本語になっているか確認する
  • 新しいチャットを開始する: 中国語に引っ張られた会話をリセットする
  • ChatGPTの表示言語を日本語に固定する: Settings > General > Localeで「ja-JP」を選択する
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Custom Instructionsの設定が一番確実ですね。一度設定すれば、全ての新しいチャットに適用されます。

講座のメンバーさんにも必ずこの設定を案内しています。
室谷室谷
GPT-4o以降のモデルだとこの問題は改善されてきてますが、完全にはなくなってないですね。中国語のテキストを大量に入力するときは特に注意が必要です。

画像生成で漢字が中国語になる問題

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あと、ChatGPTの画像生成(DALL-E)で日本語テキストを入れたのに中国語(簡体字)が出力される、という問題もありますね。
室谷室谷
これはDALL-Eの学習データに中国語のテキストが多く含まれていて、日本語と中国語の漢字を区別しにくいことが原因です。対処法としては、プロンプトで「Use Japanese kanji (not Simplified Chinese)」と明示するか、テキスト部分は後から画像編集ソフトで差し替えるのが現実的ですね。
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最近のGPT-4oのImage Generation機能だと、この問題は改善されてきている印象があります。ただ、完璧ではないので、テキストを含む画像を生成する場合は出力結果をよく確認してください。

中国出張・旅行中にChatGPTを使う方法

室谷室谷
実際に中国に行く人向けの話もしておきましょう。僕の実体験ベースで話しますね。
テキトー教師テキトー教師
これは実際に行った人の情報が一番参考になりますよね。ネットの情報だけだと「VPN使えばOK」みたいな楽観的な記事が多いですけど。

出発前に準備すべきこと

室谷室谷
まず出発前の準備が超重要です。中国に着いてからでは遅いものが多い。
  • VPNアプリを事前にインストールする: 中国国内ではVPNアプリのダウンロード自体が困難。App StoreやGoogle Playからの入手ができなくなる場合がある
  • 必要な情報はオフラインで保存しておく: ChatGPTの重要な会話はエクスポートしておく。Googleドライブのデータもローカルに落としておく
  • 中国国内のAIサービスに事前登録する: DeepSeekやKimiのアカウントを日本にいるうちに作っておく
  • eSIMやグローバルWi-Fiを検討する: 一部のeSIMサービスはファイヤーウォールの影響を受けにくいとされている
  • WeChatをインストールしておく: 中国では決済から連絡までWeChatが必須。日本にいるうちに設定を済ませておく
  • Alipayを設定する: 外国人向けのAlipayインバウンド機能を使えば、クレジットカードで中国のQR決済が可能
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「グローバルWi-Fiを持っていけば中国でもChatGPTが使える」という情報もありますが、これもサービスによっては使えない場合があるので事前に確認が必要です。
室谷室谷
一番確実なのは、中国国内で普通に使えるAIサービスを併用することですね。DeepSeekは中国で問題なく使えるし、性能もかなり高い。

ChatGPTにこだわる必要がない場面も多いです。

中国国内での現実的なAI活用

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中国滞在中に翻訳やAIアシスタントが必要なら、現地のサービスを活用するのが一番スムーズですよね。
室谷室谷
そうですね。WeChat(微信)のミニプログラムにもAI翻訳機能がありますし、Baiduの翻訳アプリもオフラインで使える。

正直、中国に行くなら中国のエコシステムに乗っかるのが一番ストレスフリーです。
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Baiduの翻訳アプリは中国語から日本語の翻訳精度がかなり高いですし、カメラ翻訳機能もあるので看板やメニューの翻訳にも使えます。
室谷室谷
あと、中国のホテルやカフェのWi-Fiだと更にVPNが不安定になることが多い。僕の経験だと、モバイル回線の方がまだマシでした。

Wi-Fi環境には期待しない方がいいですね。
テキトー教師テキトー教師
ただし、中国のAIサービスを利用する際は、個人情報やビジネスの機密情報の入力には十分注意してくださいね。中国のデータ関連法規上、データが中国国内のサーバーに保存される可能性があります。

出張中は「見られても問題ないデータだけをAIに入力する」という原則を守ることが大事です。

中国のAI規制と今後の展望

室谷室谷
最後に、中国のAI規制の全体像と今後の展望について話しましょう。これ、ビジネスパーソンなら知っておくべき話ですよね。
テキトー教師テキトー教師
中国のAI規制は、世界的に見てもかなり独特です。単に「規制が厳しい」というだけでなく、「自国の産業を育てるための戦略的規制」という側面が強い。

中国のAI関連法規

室谷室谷
主な規制を並べると、こうなります。
法規施行年内容
インターネット情報サービス深層合成管理規定2023年1月ディープフェイクの規制
生成AI管理暫定弁法2023年8月生成AIサービスの審査・登録制度
データセキュリティ法2021年9月データの越境移転規制
個人情報保護法2021年11月中国版GDPR
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中国の特徴は「規制しながら育てる」というアプローチですね。外国のAIサービスをブロックする一方で、国内のAI産業には巨額の補助金を出して、国産AIの開発を後押ししている。
室谷室谷
その結果が、DeepSeekやDoubaoのような世界レベルのAIサービスの誕生につながっているわけです。規制と産業育成の両面戦略ですよね。

EUがAI規制法で「ルール作り」に注力し、アメリカが「イノベーション重視」で規制を最小限にしているのと比べると、中国は「規制で囲い込んで国産を育てる」という独自路線です。
テキトー教師テキトー教師
この戦略は結果的にうまくいっている面がありますよね。ChatGPTがブロックされたことで、中国企業が真剣にAI開発に取り組む動機になった。

逆に言えば、ChatGPTが自由に使えていたら、DeepSeekは生まれなかったかもしれない。

今後ChatGPTが中国で解禁される可能性は?

テキトー教師テキトー教師
これ、よく聞かれますよね。結論から言うと、近い将来にChatGPTが中国で公式に使えるようになる可能性は極めて低いと考えられます。
室谷室谷
米中関係の悪化、AI分野の覇権争い、中国のデータ主権の問題・・・どれを取ってもChatGPTの中国進出を阻む要因ばかりです。
テキトー教師テキトー教師
むしろ中国は「自国AIの育成」にますます力を入れていくでしょうね。DeepSeekの成功は、中国が独自のAIエコシステムを構築できることを世界に証明しましたから。
室谷室谷
僕も同意見です。中国出張のときに感じたのは、中国のAIリテラシーはまだ日本より低い部分もあるけど、エンジニアの層の厚さと「まず作ってみよう」精神がすごい。

今後はDeepSeekやQwenを活用したインハウス主導のAI活用が中国で加速していくと思いますね。日本を抜くのは時間の問題だと個人的には考えています。
テキトー教師テキトー教師
日本企業としては、中国のAI動向を注視しつつ、中国市場に進出する際はDeepSeekやQwenなどの中国産AIとの連携も視野に入れる必要がありますね。「ChatGPTだけ使えればいい」という時代はもう終わっています。

よくある質問

室谷室谷
じゃあ最後に、よくある質問をまとめて回答しましょう。
テキトー教師テキトー教師
はい、コミュニティや講座でよく出る質問を整理しますね。

ChatGPTは中国語に対応している?

室谷室谷
はい、ChatGPTは中国語(簡体字・繁体字の両方)にネイティブレベルで対応しています。中国本土では使えませんが、日本や他の国から中国語の質問・翻訳・学習に使う分には全く問題ありません。

中国人はどんなAIを使っているの?

テキトー教師テキトー教師
2025年末時点で、中国で最も利用されているAIアプリはDoubao(豆包)で、MAU2億人超えです。次いでDeepSeek、Tencent Yuanbao、Kimi、Qwenが続きます。

ChatGPTのシェアは中国国内ではほぼゼロです。

DeepSeekは日本から使える?

室谷室谷
はい、DeepSeekは日本からも無料で利用できます。からアクセスできます。

ただし、機密情報の入力は避けた方が無難です。

台湾・香港・マカオではChatGPTは使える?

テキトー教師テキトー教師
台湾ではChatGPTは問題なく使えます。香港とマカオも現時点ではアクセス可能です。

中国本土とは異なるインターネット環境のため、グレートファイヤーウォールの影響を受けません。

ChatGPTの中国語版アプリはある?

室谷室谷
OpenAI公式のChatGPTアプリは中国のApp StoreやGoogle Play(中国ではGoogleがブロックされているため利用不可)からはダウンロードできません。「ChatGPT中国語版」を名乗るアプリは非公式のものですので注意してください。

中国語を学ぶならChatGPTとDeepSeekどっちがいい?

テキトー教師テキトー教師
中国語学習という用途では、ChatGPTの方がおすすめです。マルチモーダル対応(音声でのスピーキング練習など)が充実していて、カスタムインストラクションで学習者のレベルに合わせた指導ができます。

ただし、中国語の自然さだけで言えば、中国製のAI(DeepSeekやERNIE Bot)の方がネイティブに近い表現が出る場合もあります。

中国からChatGPTに課金する方法は?

室谷室谷
中国の銀行カードやクレジットカードではChatGPTのサブスクリプション(Plus等)に直接課金するのは困難です。中国のVISAカードが拒否されるケースも報告されています。

海外発行のクレジットカードを持っていない場合は、ChatGPTの有料プランの利用は現実的ではないですね。

まとめ

テキトー教師テキトー教師
今回は「ChatGPTと中国」をテーマに、規制の背景から中国版AIサービス、中国語関連の活用法まで幅広くカバーしましたね。
室谷室谷
ポイントを整理すると、こうなりますね。
  • ChatGPTは中国本土では利用不可(OpenAI側と中国政府側の双方の規制)
  • VPNを使えば技術的にはアクセスできるが、法的リスク・アカウントリスク・実用性の問題がある
  • 中国版の代替AIサービスが急成長中(Doubao、DeepSeek、Qwen、Kimi等)
  • ChatGPTの中国語能力は高く、日本からの語学学習・翻訳には最適
  • 中国語に勝手になる問題はCustom Instructionsで対処可能
  • 中国出張時は事前準備と現地サービスの併用が重要
  • 中国のAI市場は独自の進化を遂げており、日本企業も注視すべき
テキトー教師テキトー教師
AI分野の米中競争はこれからも続きますが、私たちユーザーとしては、どちらの国のツールも適材適所で使い分けるのが一番賢いアプローチですよね。
室谷室谷
その通りですね。「このAIじゃないとダメ」っていう発想は捨てて、目的に応じてChatGPTもDeepSeekもClaudeも使い分ける。

それが2026年のAI活用の正解だと思います。

出典

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