ChatGPTで小説を書ける?結論から言うとこう使うべき
今回は「ChatGPTで小説を書く」というテーマを深掘りしていきます。前回まではビジネス文書やマーケティングコピーでの活用を扱ってきましたが、今回はクリエイティブライティングの核心に踏み込みます。
室谷ChatGPTで小説を書くって話、.AI(ドットエーアイ)コミュニティでも毎月のように出てくるんですよね。「どこまでやっていいの?」「バレないの?」みたいな質問が絶えなくて・・・
テキトー教師講座でも必ず出ます。「小説家になれますか?」って聞いてくる受講生さんもいるし、逆に「ChatGPTで書いた小説は本物じゃない」って拒絶反応示す人もいて。
両極端なんですよね。
両極端なんですよね。
室谷結論から言うと、ChatGPTは「小説を書いてくれるツール」じゃなくて「一緒に書くパートナー」として使うのが正解なんですよ。全文生成に頼ろうとすると、これが思いのほかつまらない文章になってくる。
テキトー教師そこが最初の誤解ですよね。「プロンプト一発で小説が完成する」と思って始めると、だいたい数ページで挫折します。
コミュニティのメンバーさんがよくハマるパターンがまさにこれで、最初に完璧な小説を要求してしまう。
コミュニティのメンバーさんがよくハマるパターンがまさにこれで、最初に完璧な小説を要求してしまう。
室谷うちのMYUUUでも、コンテンツチームがChatGPTを使って短編を試作したことがあって。そのときに気づいたのが、「作家の脳内にある世界観をいかに言語化して伝えるか」がそのまま出力品質を決めるってことなんですよね。
テキトー教師それ、すごく本質的な話ですね。プロンプトの質 = 作者の言語化能力、という図式。
だから実は小説に限った話じゃなくて、AIをうまく使える人って総じて言語化が得意なんですよ。
だから実は小説に限った話じゃなくて、AIをうまく使える人って総じて言語化が得意なんですよ。
室谷僕が以前ポストしたんですが、AI時代は「プロンプト化する能力」がそのまま仕事の成果につながるんですよね。「この場面でこのキャラクターはどう動く?」って自分でちゃんと言語化できる人が、ChatGPTでも良い小説を書けると思います。
テキトー教師ChatGPTが小説執筆で特に役立つ場面を整理すると、こういう感じですね。
- アイデア出し・ブレスト: 「こういう世界観でどんなキャラクターが考えられる?」と壁打ち
- プロット設計: 起承転結の構成を複数パターン提案してもらう
- 具体的な場面の生成: シーンの下書きを作ってもらい、自分で磨く
- 添削・校正: 書いた文章の表現を改善してもらう
- 続きのアイデア: 詰まったときに展開案を提案してもらう
室谷逆に苦手なのが、独自の文体や作家性を出すことですよね。「この人が書いた」とわかるような個性のある文章は、今のChatGPTにはまだ難しいと思います・・・
テキトー教師そうですね。あと「感情の機微」の表現が薄くなりがちです。
表面的なドラマは作れても、じわっと来る余韻みたいなものは人間が加筆しないといけない場面が多い。
表面的なドラマは作れても、じわっと来る余韻みたいなものは人間が加筆しないといけない場面が多い。
室谷だから「AIが小説を書く」じゃなくて「作家がAIを使って書く」という意識の転換が大事なんですよね。芥川賞を受賞した九段理江さんが『東京都同情塔』でChatGPTを活用したと明かしたとき、全体の約5%にAI生成が含まれていたと言われています。
プロでも「補助ツール」として使っているという事実は、すごく参考になりますよ。
プロでも「補助ツール」として使っているという事実は、すごく参考になりますよ。
テキトー教師海外でも、NYタイムズがAIで小説を補助的に書いているライターの特集を組んだり、アマゾンの電子書籍でAI生成の短編集が急増しているというデータが出ていたりしますよね。使い方のリテラシーが問われる時代になっています。
ChatGPTで小説を書く前に決めること(設定・プロット)

室谷じゃあ実際にChatGPTで小説を書こうとするとき、最初に何をすべきかという話をしましょう。ここをすっ飛ばして「小説を書いて」とだけ言うと、本当に薄っぺらい作品が出てきます。
テキトー教師「設定を先に固める」がすべての前提ですよね。講座でよく使う例えなんですが、ChatGPTはすごく頭のいいゴーストライターです。
でも依頼する側がモヤっとした指示しか出せなければ、モヤっとした作品しか返ってこない。
でも依頼する側がモヤっとした指示しか出せなければ、モヤっとした作品しか返ってこない。
室谷プロの小説家でも、執筆前に設定シートを書くじゃないですか。あれと同じで、ChatGPTに渡す前に自分の頭の中にある「小説の設計図」を言語化する作業が必須なんですよね。
テキトー教師具体的に必要な設定を整理すると、こういう項目になります。
小説執筆前の設定シート
| 項目 | 具体例 | ChatGPTへの伝え方 |
|---|---|---|
| ジャンル | 恋愛、ミステリー、ファンタジー | 「現代日本を舞台にした恋愛小説」 |
| 主人公 | 名前、年齢、職業、性格 | 「29歳、出版社勤務の女性、内向的で読書好き」 |
| 対立軸 | 主人公が抱える葛藤・問題 | 「仕事と恋愛の板挟みで悩んでいる」 |
| 世界観・時代 | 現代、近未来、異世界など | 「2026年の東京、AIが日常に溶け込んだ社会」 |
| 文体・トーン | 一人称、三人称、軽め、重め | 「一人称視点、読みやすいライトなトーン」 |
| テーマ | 伝えたいこと、結末の方向性 | 「自分らしさを取り戻す成長の物語」 |
室谷この表を作ると、小説の骨格が自分の中でクリアになるんですよ。ChatGPTに入れる前に「自分が何を書きたいか」が整理されるという副産物もあって。
テキトー教師まさにそれです。コミュニティのメンバーさんでも、「設定シートを書く過程でアイデアが膨らんだ」という声をよく聞きます。
ChatGPTを使う前の準備段階に価値があるというのは、ちょっと逆説的な話ですよね(笑)
ChatGPTを使う前の準備段階に価値があるというのは、ちょっと逆説的な話ですよね(笑)
プロット設計をChatGPTに手伝ってもらう
室谷設定が固まったら、次はプロット設計ですね。ここがChatGPTの一番得意な領域だと思います。
テキトー教師三幕構成とか起承転結といった古典的な構成論を踏まえた上でプロットを提案してもらえるので、物語の骨格作りはかなり助かりますよ。「3パターン提案して」と頼むと、それぞれ違う展開を出してくれるので選択肢を持てる。
室谷プロットを作るときのプロンプト例を出すと、こんな感じですね。
以下の設定で小説のプロットを3パターン提案してください。
【ジャンル】現代日本の恋愛小説
【主人公】28歳、書店員の女性・清水咲。本が好きで内向的。最近、仕事でAIを活用した選書サービスを導入することになり、複雑な気持ちを抱えている。
【もう一人の重要人物】同い年の男性・田中悠。IT企業でAI開発に関わるエンジニア。書店によく来る常連客。
【テーマ】テクノロジーに懐疑的だった人間が、それと向き合う中で自分の本質的な価値を再発見する
【文字数目安】短編(4,000〜6,000字)
【トーン】温かみがあり、読後感が良い
各パターンについて:
- 物語の出だし(どんな場面から始まるか)
- 中盤の展開と山場
- 結末の方向性
を教えてください。
テキトー教師このプロンプトのポイントは「主人公の内的課題」をちゃんと書いていることですよね。「仕事でAIを導入することになり、複雑な気持ちを抱えている」という設定が入っているだけで、物語の深みが全然違います。
室谷キャラクターの感情的な動機が書かれていると、ChatGPTも心理描写を交えたプロットを出してきます。逆に「恋愛小説のプロットを3パターン」だけだと、表面的なあらすじしか出てこないんですよね・・・
テキトー教師あと「文字数目安」を入れるのも重要です。長編か短編かで、プロットの展開密度が変わってくるので。
登場人物の設定を深める
室谷キャラクター設定も、最初にしっかり作り込んでおくと後が楽になります。ChatGPTに「このキャラクターの詳細プロフィールを作って」と頼む前に、大まかな骨格を自分で決めておく。
テキトー教師キャラクター設定でChatGPTに聞くと面白いのが、「このキャラクターが最も恐れていることは何か」「失敗したときにどういう行動に出るか」みたいな、心理的な深掘りなんですよ。表面的なプロフィールじゃなくて、その人の内面をAIと一緒に探っていく感じで。
室谷そういう使い方、MYUUUのコンテンツチームでもやってました。「このキャラクターが一番傷ついた過去の出来事は何か、3パターン考えて」とか。
そこから逆算して、物語の葛藤が生まれるわけです。
そこから逆算して、物語の葛藤が生まれるわけです。
テキトー教師欠点のないキャラクターは読者に刺さらないですよね。「完璧な主人公」を設定しても、物語として動き出しにくい。
ChatGPTに弱点や矛盾を一緒に考えてもらうことで、人間らしいキャラクターが生まれやすくなります。
ChatGPTに弱点や矛盾を一緒に考えてもらうことで、人間らしいキャラクターが生まれやすくなります。
【コピペOK】小説プロンプト・テンプレート集
室谷ここからは実際に使えるプロンプトを紹介していきましょう。コピペして使えるテンプレートを用意しました。
テキトー教師プロンプトの構造を理解すると、自分でカスタマイズできるようになります。「何を・どのように・どんな条件で」の3要素を意識するだけで、出力の質がガラッと変わります。
テンプレート1:小説の書き出しを作る
室谷書き出しがうまく作れると、その後の執筆が格段にスムーズになります。読者を引き込む最初の一文は、ChatGPTが意外と得意なところで。
以下の設定で、小説の書き出し(冒頭400〜600字)を書いてください。
【設定情報】
・ジャンル:(例:現代恋愛小説)
・主人公:(例:34歳、建築士の男性、離婚後1年)
・場面:(例:久しぶりに訪れた実家で、押し入れから昔の写真を見つける)
・トーン:(例:少し哀愁があるが、最終的に前向き)
・視点:(例:一人称「私」)
【書き方の注意】
・最初の一文で読者を引き込む
・過剰な説明はしない
・主人公の内面(心情・感覚)を自然に描写する
・回想や独白を使ってもよい
テキトー教師このテンプレートの「書き方の注意」欄がポイントですよね。「最初の一文で読者を引き込む」という指示があるだけで、ChatGPTは冒頭に強い情景描写や問いかけを持ってくる傾向があります。
室谷「過剰な説明はしない」というのも重要な制約で。入れないと、「私の名前は〇〇で、職業は〜です」みたいな自己紹介スタートになりがちなんですよね(笑)
テンプレート2:特定シーンを詳しく書く
以下の場面を、600〜1000字で詳しく描写してください。
【場面の概要】
(例:カフェで待ち合わせた主人公と相手が、3年ぶりに再会する)
【この場面で起きること】
(例:最初はぎこちない会話→相手が本音を話し始める→主人公は驚く)
【この場面の感情的な役割】
(例:2人の間にまだ気持ちが残っていることを読者に伝える)
【描写のスタイル】
・会話と情景描写を交互に使う
・主人公の心拍数が上がる感覚など、身体的な反応も入れる
・相手の表情変化を細かく描写する
・セリフは自然な話し言葉で
テキトー教師「感情的な役割」という欄を入れるのが大事ですよね。このシーンが物語全体の中で何の機能を果たすのかを伝えることで、意味のある描写が生まれます。
室谷「身体的な反応も入れる」という指示も効いていて。「心拍数」「手の汗」「声の震え」といった身体的な描写が入ると、グッとリアリティが上がるんですよ。
テンプレート3:会話シーンを作る
以下の2人の会話シーンを書いてください(会話量を多めに、600〜800字)。
【登場人物A】(例:36歳、会社員の男性・健。真面目で口下手)
【登場人物B】(例:33歳、フリーランスの女性・あかり。率直で少し毒舌)
【場面】(例:健の部屋で、一緒に映画を見終わった後)
【この会話で起きること】
(例:健が「実は転職しようか迷ってる」と打ち明ける→あかりが予想外の反応をする)
【2人の関係性】
(例:3ヶ月付き合っているが、まだお互いの本音を話し切れていない)
【注意点】
・それぞれのキャラクターに合った話し方にする(健は言葉が少なく、あかりはテンポよく話す)
・セリフの間に、動作や表情の描写を交える
・会話だけで場の空気が伝わるようにする
テキトー教師この「それぞれのキャラクターに合った話し方」という指示が効果的なんですよ。「口下手な人」と「率直な人」では言葉の選び方もテンポも違うはずで、そこを意識させることでキャラクターが生き生きしてくる。
室谷会話シーンの書き方、これが一番使えると思うんですよね。小説でもっとも重要で、かつ書くのが難しいのが会話なので。
自然な会話を生成するのはChatGPTが得意な領域の一つです。
自然な会話を生成するのはChatGPTが得意な領域の一つです。
テンプレート4:プロット全体の構成を作る(テンプレート形式)
テキトー教師長編を書く場合は、まず全体の構成をChatGPTと一緒に設計するアプローチが有効です。
以下の情報をもとに、小説全体の構成を三幕構成(起承転結)で設計してください。
【基本情報】
・ジャンル:(ジャンル)
・総文字数目安:(例:30,000字)
・主人公:(名前・年齢・職業・性格・抱えている問題)
・対立軸:(主人公が乗り越えるべき壁)
・テーマ:(物語が最終的に伝えたいこと)
【出力形式】
第一幕(起):
- 冒頭の場面設定(どんな状況から始まるか)
- 主人公の日常と問題の提示
- 物語の引き金となる出来事
第二幕(承・転):
- 前半:主人公がどう動くか、どんな出来事が起きるか
- 中盤の山場(クライマックスへの布石)
- 後半:状況の悪化または転換点
第三幕(転・結):
- 最大の山場(クライマックス)
- 主人公の変化・成長
- 結末の方向性
各幕についての主要シーンのアイデアも3つずつ挙げてください。
室谷これを使って構成を作ってから、シーンごとにテンプレート2や3を使って肉付けしていく。その積み重ねで長編が完成する、という流れですよね。
テキトー教師まさにそれです。「全部一気に書いて」というのが一番危険なアプローチで、「設計→パーツ生成→自分で組み立て」のサイクルを回すと、ChatGPTの出力も自分の意図に近くなっていきます。
ジャンル別プロンプト実例(恋愛・ミステリー・ファンタジー・SF・青春)
室谷ここからはジャンル別の具体的なプロンプト例を見ていきましょう。ジャンルによってコツが違うので、自分が書きたいものに合わせて参考にしてください。
テキトー教師ジャンルごとに「お約束の要素」があるじゃないですか。ミステリーなら謎と解決、ファンタジーなら世界観の構築、みたいな。
それをプロンプトに明示的に入れることで、ジャンルらしさが出てきます。
それをプロンプトに明示的に入れることで、ジャンルらしさが出てきます。
恋愛小説のプロンプト例
室谷恋愛小説はChatGPTの利用者の中でも特に人気の高いジャンルですね。キャラクターの感情描写が重要なので、プロンプトで感情状態を細かく指定するのがポイントです。
以下の設定で恋愛小説の一場面(800〜1200字)を書いてください。
【場面】
初めて二人きりになった夜、主人公の理那(25歳、カフェスタッフ)が、常連客の翔平(28歳、建築士)に
「いつも一番最後に帰りますよね、何か考え事してるんですか」と声をかける。
【2人の内面状態】
・理那:翔平のことを少し気になっているが、まだ「好き」とは認識していない。
ただ、今夜はなぜか話しかけたい衝動があった
・翔平:仕事で大きな失敗をして落ち込んでいる。理那の声かけが意外で、驚いている
【書き方の注意】
・恋愛の予感を匂わせる程度に留める(告白や急展開は不要)
・店じまい後の静かな空気感を演出する
・セリフよりも仕草や視線の描写を多めに
・読後に「次どうなるの?」と思わせる余韻を残す
テキトー教師「読後に『次どうなるの?』と思わせる余韻を残す」という指示が絶妙ですよね。これを入れると、ちゃんとクリフハンガーっぽい終わりにしてくれます。
室谷恋愛小説で特に重要なのが「距離感の表現」なんですよ。2人の物理的な距離、視線、沈黙の長さ…そういう細かい描写の指示を入れると、ぐっとリアリティが出てきます。
ミステリー・サスペンスのプロンプト例
テキトー教師ミステリーは「フェアプレイ」が鉄則なので、読者にヒントを渡しつつ意外な真相に持っていく構成が難しいジャンルです。ChatGPTに伏線を設計してもらうのが効果的です。
以下の設定でミステリー小説のプロットと、冒頭の一場面(600〜1000字)を書いてください。
【基本設定】
舞台:地方の温泉旅館(冬)
被害者:旅館の当主(70代男性)、部屋で死亡が発見される
探偵役:旅館に宿泊中の旅行者・沢村琴音(32歳、元刑事)
【謎の要素】
・部屋は内側から鍵がかかっていた
・旅館には当主の家族3人と従業員2人が滞在中
・前夜、当主は「遺言状を書き換えた」と酒の席で話していた
【プロット設計のお願い】
・3人の家族それぞれに動機を持たせる
・密室の謎を解くトリックを考える(現実的なもので)
・最後に予想外の真犯人を設定する
・途中で読者にヒントになる描写を3箇所入れる
室谷ミステリーはトリックを自分で考えるのが一番ハードルが高いので、ここでChatGPTに「現実的なトリック」を提案してもらうのは効果的ですよね。あとは自分でブラッシュアップすれば使えるものが出てくる。
テキトー教師「途中で読者にヒントになる描写を3箇所入れる」という指示もポイントですよ。フェアプレイの意識を持たせることで、ちゃんと伏線を組み込んだプロットを出してくれます。
ファンタジー・異世界のプロンプト例
室谷ファンタジーはChatGPTの世界観構築能力が光るジャンルです。設定量が多くなるので、プロンプトもその分詳細にする必要があります。
以下の設定でファンタジー小説の書き出し(1000〜1500字)を書いてください。
【世界観】
・魔法が存在するが、使用するたびに「記憶を1つ失う」という代償がある
・主人公の国は記憶を持たない老人だらけになりつつあり、社会が崩壊しかけている
・記憶を買い売りする「記憶商人」という職業が存在する
【主人公】
・カナル(19歳、男性)
・記憶を失う病に冒された父を持つ
・魔法を使えるが、使いたくない理由がある(最初は明かさない)
【書き方の注意】
・世界観の説明を冒頭に詰め込まない(物語の中で自然に見せる)
・主人公の視点から世界を描く(読者も同時に世界を知っていく感じ)
・「記憶」をめぐるドラマの予感を冒頭から漂わせる
テキトー教師「世界観の説明を冒頭に詰め込まない」という制約が重要ですよ。ファンタジーの失敗パターンのひとつが、冒頭で延々と世界観の説明をしてしまうことなので。
室谷この世界観設定、面白いですよね。「魔法を使うと記憶を失う」という代償システムは、実際にChatGPTに考えてもらった設定なんですよ。
「代償のある魔法システムのアイデアを10個」と頼んだところから生まれました。
「代償のある魔法システムのアイデアを10個」と頼んだところから生まれました。
テキトー教師アイデア出しのブレスト相手として使うのは本当に便利ですよね。受講生からも「世界観のアイデアをChatGPTと一緒に考えるのが楽しい」という声が多いです。
SF小説のプロンプト例
室谷SFはリアリティの担保が重要なジャンルです。科学的な設定に整合性がないと読者が萎えるので、そこをChatGPTに確認してもらうのも使い方の一つです。
以下のSF小説の設定で、技術的な整合性を確認した上で冒頭(800〜1200字)を書いてください。
【設定】
・西暦2089年、地球の人口の40%がVR空間「ネスト」に永住している
・「ネスト」内では老化が止まり、夢のような生活ができる
・ただし「ネスト」に入ると現実世界の身体は施設で管理される
・主人公:ネスト管理施設で働く技術者・西野(29歳、女性)
【物語の問い】
「どちらが本当の現実か」という哲学的な問いを、SF的な設定で探る
【書き方の注意】
・2089年という時代感を自然に描写する(説明的にならない)
・主人公の職業から見える「ネスト」の裏側を冒頭で示す
・冒頭から読者に「何かがおかしい」という不穏な感覚を与える
テキトー教師SFだと、設定の整合性チェックにもChatGPTが使えるんですよね。「この技術設定に矛盾はないか」「2089年にこの技術は現実的か」みたいな確認ができる。
室谷あと海外のSF小説事情で言うと、アンディ・ウィアーみたいなハードSF作家がAIを科学的検証の相手として使っているという話があって。小説のアイデアより、設定の検証で使う方がむしろ本質的なのかもしれないですよね・・・
青春・日常小説のプロンプト例
テキトー教師青春小説は、日常の中の小さな感情の動きをどう表現するかが勝負です。劇的な出来事がなくても読み進められる、そういう文章をChatGPTに出させるには、感情の粒度を細かく指定することが大事です。
以下の設定で青春小説の一場面(800〜1000字)を書いてください。
【場面】
放課後の美術室。主人公の桜(高校2年生)が、
絵が得意で寡黙なクラスメート・柊と2人きりになってしまう。
【桜の内面】
・柊と話したいと思っているが、何を話せばいいかわからない
・柊が描いている絵を覗き見して、思ったより温かい絵だったことに驚いている
・「こういう人なんだ」という発見が、桜の中で何かを変え始めている
【書き方の注意】
・2人の間の沈黙を「気まずいだけ」にしない(沈黙の中に関係性の変化を感じさせる)
・高校生らしい語彙と思考で書く
・大げさな感情表現は避け、ささやかな変化を積み重ねる
・光や音など、美術室の空間描写を豊かに使う
室谷「沈黙の中に関係性の変化を感じさせる」という指示が秀逸ですよね。青春小説ってむしろ何も起きない場面が重要で、その「何も起きてないけど何かが変わっている」感じをChatGPTに意図的に出してもらえる。
テキトー教師これ、プロの作家が見ても参考になるような指示だと思いますよ。「感情の粒度を細かく指定する」という発想は、ライティング全般に通じるものがあります。
添削・校正・推敲にChatGPTを使う方法
室谷自分で書いた文章をChatGPTに磨いてもらうという使い方も、かなり実用的です。「ゼロから書かせる」よりも、「自分が書いたものをブラッシュアップする」という流れの方が、最終的な品質が高くなりやすいんですよ。
テキトー教師「添削」「校正」「推敲」、それぞれ目的が違うので、プロンプトも変える必要があります。整理するとこういう感じですね。
| 作業 | 目的 | ChatGPTへの指示例 |
|---|---|---|
| 添削(文章の改善) | 表現をより良くする | 「この文章をもっと読みやすく、感情が伝わるように添削してください」 |
| 校正(誤りの修正) | 誤字脱字・文法ミスを直す | 「誤字脱字、助詞の誤用、文法的に不自然な箇所を指摘してください」 |
| 推敲(全体の完成度向上) | 構成・論理・表現を総合的に見直す | 「この小説の一場面として自然かどうか、違和感のある表現を含め全体を評価してください」 |
| 採点・評価 | 現状の品質を把握する | 「以下の観点で100点満点で採点し、改善点を教えてください」 |
室谷添削で特によく使うのが「表現のバリエーション提案」ですよね。「この一文を5パターンに言い換えて」と頼むと、自分では思いつかなかった表現が出てくることがある。
テキトー教師あと「このキャラクターの台詞、このキャラクターらしくない気がする。修正案を出して」という使い方も効果的です。
自分では気づきにくいキャラクターのブレを、ChatGPTが指摘してくれることがある。
自分では気づきにくいキャラクターのブレを、ChatGPTが指摘してくれることがある。
添削プロンプトの実例
室谷具体的な添削プロンプトを見てみましょう。
以下の文章(小説の一場面)を添削してください。
【添削の優先事項】
1. 読みやすさ(文が長すぎないか、流れが自然か)
2. 感情描写の豊かさ(主人公の感情が伝わるか)
3. 場面のリアリティ(状況が目に浮かぶか)
4. 文体の一貫性(最初から最後までトーンがブレていないか)
【添削してほしい文章】
(ここに自分が書いた文章を貼り付ける)
【添削のルール】
・大きな書き直しは不要。表現レベルの改善に留めてください
・変えた箇所には理由を説明してください
・「ここは変えない方がいい」という判断もあれば教えてください
テキトー教師「変えた箇所には理由を説明してください」が大事なんですよね。なぜその表現に変えたかを学ぶことで、自分のライティングスキルが上がっていく。
受動的に使うだけじゃなくて、学習ツールとして活用できる。
受動的に使うだけじゃなくて、学習ツールとして活用できる。
室谷そうなんですよ。ChatGPTを「添削マシン」として使うんじゃなくて、「添削を通じて表現を学ぶ」という姿勢で使うのが長期的には一番価値がある。
評価・採点プロンプトの実例
テキトー教師書き上げた場面の品質を客観的に把握したいときに使える採点プロンプトです。
以下の小説の一場面を、下記の基準で採点・評価してください。
【採点基準(各20点満点、合計100点)】
1. 文章の読みやすさ(流れ、テンポ、文の長さのバランス)
2. 感情描写(主人公や登場人物の感情が自然に伝わるか)
3. 場面描写(情景・状況が具体的に想像できるか)
4. キャラクターの一貫性(各キャラクターの言動に違和感がないか)
5. 物語としての面白さ(この場面を読んで続きが気になるか)
【採点してほしい文章】
(ここに文章を貼り付ける)
【出力形式】
各項目のスコアと簡単なコメント、そして総評と改善のための具体的なアドバイスをください。
室谷この採点機能、意外と使えるんですよ。自分では「これでいい」と思っている文章でも、評価軸を整理して見てみると弱点が見えてくる。
テキトー教師講座で実際に試してもらったら、「採点してもらうことで、自分の癖に気づけた」という声が多かったです。「情景描写が毎回低い」とか「セリフが不自然」とか、繰り返し出るパターンを把握できるんですよね。
続きを書かせる・文字数を増やすコツ
室谷小説を書いていると必ず出てくる悩みが「詰まった」「続きが思い浮かばない」という問題なんですよね。ここでもChatGPTが役立ちます。
テキトー教師「続きを書いて」とだけ言うと、それまでの文脈を全部貼り付けないといけないし、長くなると文脈の取り込みに限界も出てくる。なので、「状況を整理した上で続きの展開案を複数提案してもらう」アプローチが現実的です。
続きを書くためのプロンプト
今書いている小説で詰まっています。以下の情報をもとに、
続きの展開案を3パターン提案してください。
【ここまでのあらすじ(200字以内で)】
(ここにあらすじを書く)
【現在の状況(詰まっているシーン)】
(例:主人公の修が、失踪した親友の部屋を訪ねたら、見知らぬ女性が住んでいた)
【このシーンの後に「起きてほしいこと・避けたいこと」】
・起きてほしいこと:(例:修が親友の失踪に深く関わることになる展開)
・避けたいこと:(例:ただの記憶違いで終わる、単純な解決)
【物語のテーマ・最終的に伝えたいこと】
(例:人は大切なものを失って初めて、本当の価値に気づく)
展開案は、テーマとの整合性も考慮した上で提案してください。
室谷この「避けたいこと」欄を入れるのがポイントなんですよ。ネガティブ制約を入れると、ChatGPTがそれを避けた展開を考えてくれる。
テキトー教師「テーマとの整合性も考慮した上で」という一言も大事ですよね。場当たり的な続きじゃなくて、物語全体に奉仕する展開を求めていることを伝える。
文字数を増やすテクニック
室谷「生成された文章が短すぎる」「もっと描写を厚くしたい」というときのアプローチも整理しておきましょう。
テキトー教師単に「もっと長く書いて」と言っても、無駄な水増しになりがちなんですよ。大事なのは「何を追加するか」を指定することです。
以下の文章に描写を追加して、元の文字数の2〜2.5倍程度に膨らませてください。
【追加してほしい描写の種類(優先順位をつけて)】
1. 環境描写(季節、天気、場所の雰囲気)
2. 主人公の内面独白(感情、思考、記憶の断片)
3. 身体的な感覚(気温、匂い、音)
【追加してほしくないこと】
・新しい登場人物や新しい出来事の追加
・説明的な地の文(「〜というのは〜だからです」系)
・テンポを壊すような長い回想
【元の文章】
(ここに文章を貼り付ける)
室谷「追加してほしくないこと」の指定が重要で。自由に膨らませると、説明的な蛇足が増えることが多いんですよ。
制約を設けることで、コアの描写が守られます。
制約を設けることで、コアの描写が守られます。
テキトー教師「身体的な感覚(気温、匂い、音)」を追加してもらうのは特に効果的ですよね。場面のリアリティが上がる一番手っ取り早い方法です。
ChatGPTで書いた小説がバレる?感想・評価・採点の現実
室谷さっきから話に出ていた「バレる」問題、これが一番多い質問なんですよね。「ChatGPTで書いた小説は読者にわかるのか」「投稿サイトでバレるのか」という。
テキトー教師正直な話をすると、全文をほぼそのまま使った場合はかなり高い確率でわかります。でも、テンプレートで出してもらった骨格に自分の言葉を乗せた場合は、判別がかなり難しくなる。
室谷AI生成文章の特徴として挙げられるのが、「均質すぎる文章リズム」「感情の起伏が浅い」「具体的な個人の経験に基づく描写がない」といったところですよね。人間が書く文章って、もっとムラがある。
良い意味でのムラが、個性になる。
良い意味でのムラが、個性になる。
テキトー教師.AI(ドットエーアイ)の勉強会で「ChatGPTで書いた文章をプロが見てどう思うか」を実験してもらったことがあって。全文生成だとプロの編集者にはすぐわかるけど、「骨格だけAI、肉付けと言葉選びは自分」という使い方だと、判別できないケースが多いという結果でした。
AI検出ツールの現状
室谷AI生成テキストを検出するツールとして「GPTZero」や「Originality.AI」といったサービスがあります。ただ、これらの精度は完璧ではなくて、人間が書いた文章を「AI生成」と誤判定するケースもある・・・
テキトー教師小説投稿サイトによっては、AI生成コンテンツのガイドラインを設けているところが増えてきましたよね。カクヨムやなろうは明確なポリシーを出していないケースも多いですが、「AI利用を開示する」というマナーが広がりつつあります。
室谷海外でいうと、Amazon Kindle Directが「AIを利用したコンテンツには開示を求める」というガイドラインを設けています。日本でも同様の動きが広がっていくと思いますね。
テキトー教師結局、「ChatGPTを使ったことを開示するかどうか」は倫理的な選択で、バレるかどうかとは別の問題ですよね。芥川賞の件でも、問われたのは「使ったかどうか」よりも「それを明かすかどうか」だったわけで。
室谷そういう意味では、「AI補助で書きました」と積極的に開示するほうがフェアだし、むしろ時代の最前線にいる人間という印象を与えられる場合もある。隠す必要はないですよね。
感想・評価でChatGPTを活用する
室谷逆に、「ChatGPTに自分の小説を評価してもらう」という使い方も有効です。客観的な読者の視点を疑似的に得られる。
テキトー教師「一般読者として読んで、率直な感想を教えてください」と頼むと、意外と辛口のフィードバックが返ってくることがあって。それが有益なんですよ。
以下の小説の一場面を、一般読者の視点で評価してください。
【読んでほしい視点】
・この場面を読んで、続きが気になるか(正直に答えてください)
・主人公に感情移入できるか
・読んでいて引っかかる・テンポが落ちると感じた箇所はあるか
・印象に残った表現や描写を教えてください
【あなたへのお願い】
・「良かったです」だけの感想は不要です
・具体的に「ここがこう感じた」という形で教えてください
・この作品をSNSで友達に紹介したいと思うか、正直に答えてください
【評価してほしい文章】
(ここに文章を貼り付ける)
室谷「SNSで友達に紹介したいか」という質問が面白いんですよ。これを入れると、ChatGPTが「口コミされる作品かどうか」という実用的な視点で評価してくれる。
テキトー教師「良かったです」で終わらせないように明示するのもコツですよね。ポジティブなフィードバックだけ求めると、ChatGPTはお世辞を言いやすいので(笑)
ChatGPTを使う小説家の未来——補助ツールとして活用する方法
室谷ここで少し大きな話をしたいんですが、「AI時代の小説家」ってどういう存在になるのか、というテーマです。
テキトー教師教育者として見ると、これは本質的な問いだと思っていて。「ChatGPTが小説を書けるなら、人間が小説を書く意味は何か」という問いに向き合う必要がありますよね。
室谷僕の見方では、「何を書くか」「なぜ書くか」というアイデンティティの部分は人間にしかないんですよ。ChatGPTはどんなプロンプトにも応えてくれるけど、それは「あなたの話を聞きたい」という衝動とは別物で・・・
テキトー教師小説は本質的に「この人の見方で世界を見たい」という体験を届けるものじゃないですか。芥川賞作家の文章を読むのは「うまい文章」だからじゃなくて、「その人が世界をどう切り取るか」を読みたいからで。
室谷だから「補助ツール」という位置づけが一番正確だと思うんですよ。ChatGPTは文章の手足を動かすのを手伝ってくれるけど、方向を決めるのは作家自身。
建築士が設計ソフトを使うようなイメージで。
建築士が設計ソフトを使うようなイメージで。
現役小説家のChatGPT活用事例
テキトー教師海外で実際に活用している事例で言うと、ベストセラー作家のブランドン・サンダーソンが「AIを世界観の矛盾チェックに使っている」と話していましたよね。
室谷あと、アメリカのRomanceジャンルでは、すでにAI補助で書いた作品がAmazonで売れ筋に入っているという話があります。賛否はあるけど、「読者が面白いと感じれば売れる」という市場の現実は変わらないわけで。
テキトー教師日本でも、プロの作家さんがChatGPTをリサーチに使ったり、特定の時代の言葉遣いを確認するのに使ったりという事例は増えていますよね。「執筆に使う」よりも「調査・確認に使う」という活用の方が、現状のプロには多い印象です。
室谷「小説家」という職業の定義が広がっていくと思うんですよ。AIを使って量産するクリエイターも出てくるだろうし、逆に「完全に手作業で書く」という職人的な価値が上がる可能性もある。
どちらも「小説家」として成立する時代が来る。
どちらも「小説家」として成立する時代が来る。
テキトー教師大事なのは、どう使うかではなくて「何のために書くか」という根っこの部分を自分で持っているかどうかですよね。そこがないと、AIを使っても使わなくても、届かない作品になってしまう。
ChatGPTで小説を学ぶという発想
室谷もう一つの使い方として「小説の書き方をChatGPTで学ぶ」というアプローチがあります。自分の文章と、ChatGPTが生成した文章を比べることで、表現の幅が見えてくる。
テキトー教師「この表現はどうして効果的なのか説明してください」という使い方が特に良くて。なぜその言葉を選んだか、その構造が読者にどう作用するか、を分析してもらうことで、表現論として学べる。
室谷これ、従来の「小説の書き方本」よりも実践的だと思うんですよ。書き方本は一般論を教えてくれるけど、ChatGPTは「あなたの書いたこの文章が、なぜこう感じられるか」を分析してくれる。
完全に自分に合った学習になる。
完全に自分に合った学習になる。
テキトー教師.AIの受講生で、ChatGPTを使って小説の技法を3ヶ月学んだ結果、文学賞の一次選考を通過したという方がいます。「使われた」んじゃなくて「使った」という能動性が、スキルを伸ばしたんだと思いますね。
よくある質問(FAQ)
室谷ここまでの内容をふまえて、よくある質問にまとめて答えていきましょう。
テキトー教師「バレる」「著作権」「モデルの違い」あたりがよく来る質問ですね。
Q. ChatGPTで書いた小説の著作権は誰のものですか?
室谷現状の日本の著作権法では、AI生成物に著作権は発生しないという解釈が有力です。ただし、「人間がプロンプトを考え、編集・加筆した」ものは、人間の創作性が認められる余地があります。
テキトー教師完全にAI任せで書いた場合は著作権が発生しにくく、人間が実質的な判断・編集を行った場合は著作権が認められる可能性が高い、という現状理解が適切だと思います。ただし法的判断は常にアップデートされているので、最新の情報を確認することをおすすめします。
Q. ChatGPTで書いた小説は小説投稿サイトに投稿してもいいですか?
テキトー教師投稿サイトごとに規約が異なります。現時点では多くのサイトが「AI利用を禁止」より「開示を求める」方向に動いています。
利用前にサイトの規約を必ず確認してください。
利用前にサイトの規約を必ず確認してください。
室谷個人的には「使いましたと開示する」のがベストだと思います。読者への誠実さ、という観点で。
Q. ChatGPT無料版と有料版、小説執筆でどちらを使うべきですか?
室谷これは用途によりますが、長い文章を生成する場合や、より高品質な出力が必要な場合は有料版(ChatGPT Plus)の方が向いています。無料版でも使えますが、長い会話での文脈保持に限界があります。
テキトー教師2026年現在、ChatGPT Plusは月額$20です。円換算は為替によって変わるのででご確認ください。
定額で使い放題なので、毎日使うなら十分元が取れますよ。
定額で使い放題なので、毎日使うなら十分元が取れますよ。
Q. ChatGPTで書いた小説がつまらないのはなぜですか?
室谷「つまらない」という場合、大抵のケースはプロンプトが不足しているか、設定が固まっていない状態でChatGPTに任せすぎていることが原因です。
テキトー教師ChatGPTは「整合性がとれた文章」は得意ですが、「読む人の心を揺さぶる文章」は苦手です。感情的な体験を設計するのは人間の仕事で、ChatGPTはそれを表現する言葉を手伝うという役割分担が正解だと思いますよ。
Q. 一番小説に向いているChatGPTのモデルはどれですか?
室谷現時点(2026年4月)では、OpenAIの公式サイトで確認できる最新モデルを使うのが基本です。公式の情報を確認して、執筆目的に合ったモデルを選んでください。
テキトー教師モデルの違いより、プロンプトの質の方が出力に与える影響が大きいです。「最新モデルを使えば良い小説が書ける」という発想より、「プロンプト設計を磨く」方に時間を使う方が確実に成果が出ます。
Q. ChatGPTで長編小説(10万字以上)は書けますか?
室谷一度の会話で10万字を生成することは難しいですが、「パーツごとに生成して人間が組み立てる」方式なら実現可能です。先ほど紹介したプロット設計テンプレートを使って全体構成を固め、シーンごとに生成するアプローチが現実的です。
テキトー教師実際に自作小説の第一稿をChatGPT補助で書いて、プロに添削してもらうというワークフローを実践している方は.AI(ドットエーアイ)のコミュニティにも増えています。「AIで書いた」のではなく「AIを使って書いた」という能動的な姿勢が大事です。
まとめ
室谷今回はChatGPTで小説を書く方法を徹底的に解説しました。結論をまとめると、「ChatGPTは小説の代わりに書いてくれるツール」ではなくて、「一緒に書くパートナー」として使うのが正解です。
テキトー教師設定を固める、プロットを設計する、場面ごとに生成する、自分で編集・加筆する——このサイクルを回すことで、単純に「全部書かせる」よりも圧倒的に良い作品が生まれます。
室谷プロンプトの設計が品質のすべてを決める、という話も重要でした。「何を書いてほしいか」「どんな感情的役割を果たすシーンか」「何は書かないでほしいか」——これを言語化できる人が、ChatGPTで良い小説を書けます。
テキトー教師最後に、添削・推敲・評価という「書いた後の活用」も忘れずに。ChatGPTは書くことだけでなく、読んで評価する相手としても優秀です。
書いたものを磨く工程でも積極的に使いましょう。
書いたものを磨く工程でも積極的に使いましょう。
室谷「ChatGPTで書いた小説がバレる」という不安については、使い方次第で全く気にならなくなります。骨格をAIで作って、言葉を自分で選ぶ。
その主体性さえ持っていれば、AIは最高のパートナーになります。
その主体性さえ持っていれば、AIは最高のパートナーになります。
テキトー教師小説を書いてみたかったけど踏み出せなかった方、アイデアはあるけど文章力に自信がなかった方——今がそのチャンスです。このガイドのテンプレートを使って、まず一場面から書いてみてください。
室谷.AI(ドットエーアイ)では、ChatGPTを使った文章作成・コンテンツ制作の実践的な講座も提供しています。小説に限らず、クリエイティブなAI活用を学びたい方はぜひコミュニティに参加してみてください。
